北山雫の幼馴染(エンジニア兼婚約者)な劣等生   作:魂魄木綿季
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内容は変えません!そう宣言していた頃が懐かしいですね
セリフやら文字の並びやらを修正などしてしまった( ̄▽ ̄;)


北山雫の幼馴染(エンジニア兼婚約者)な劣等生 入学編4

九重寺 中庭 4時20分

現在中庭中心では雫の兄「達也」と達也の師匠「九重八雲」

戦いが繰り広げられていた

八雲「いやーやるねぇ。もう体術だけなら達也くんには

   適わないかもしれないなぁ」

 

達也「そんなことを言いつつ俺の攻撃を全て避けてる

   じゃないですか」

 

八雲「そりゃあ僕は師だからね簡単に教え子には負けられない

   負けなんてしたら門下に逃げられてしまうよ」

 

達也「たまには門下の威厳も立たせてくれてはどうです!」

達也は発言と共に戦いは再開された

 

 

結果は達也の負け

彼にしては珍しく息を乱しながら地面に方膝をついていた

達也「今日こそは勝てると思ったんだが。まだまだか」

 

八雲「少なくとも今の君は僕に勝てるほど強くはないからね」

 

達也「そのうち勝って見せますよ」

 

八雲「期待しているよ。ただし今日は速く帰ることをお勧めするよ。今は5時10分だ」

 

達也「そうですね。速く帰らないと朝御飯が食べられないかもしれませんから」

 

八雲「それでは達也くん。また明日」

 

達也「はい先生。明日は水波も来ると思います」

 

八雲「水波くんたちは今日帰ってくるのか。明日が楽しみだ」

 

達也「えぇ。それでは」

 

 

北山家 洗面所 午前5時40分

現在この場には一組の男女が居る。某アニメならここで

「ふこうだー」の声と共に電撃やら噛み付きやらが出るが

今はどちらも固まっていてその雰囲気はない

ちなみに居るのは北山達也と光井ほのかの2人だ

ほのかは朝食が出来たと達也に風呂場の扉越しに報告を

するだけのつもりだったが入ったらちょうど達也が

上がり、着替えているところだったのだ

 

ほのか「そ、その。」

ちなみに言うと達也は下半身は下着と部屋着ズボンを着用

しているが上半身は何もまとっていない

 

達也「ど、どうしたほのか?」

流石の達也もこの状況には耐えがたく少なからず動揺している

 

ほのか「あ、朝御飯が出来たのでリビングに来てください!」

顔を赤くし逃げるようにほのかはリビングに向かう

 

達也「(幼馴染といっても15才の女の子(思春期)だな。

    まぁ。仕方がないか)」

 

 

 

 

第1高校 1-E 

現在達也の席を中心に4人でHRまで談笑していた

前の席で椅子の背もたれに体を預けながら会話するレオ

姿勢のいい座り方で左隣の自分の席に座る美月

その美月の机に軽く腰掛けているエリカ

レオ「へぇ~朝にそんなことがあったのかおんもしれぇな!」

 

達也「面白くないよ。結局気まずい雰囲気で朝食にしてたら

   雫に疑われてあとすこしで俺は学校じゃなく病院行きになっているところだったよ」

 

エリカ「もしかして・・・魔法使われたの?」

苦笑い状態で「流石にないよね」と聞いてくる

 

達也「その通りだよ」

 

レオ「うわぁ-ご愁傷様」

レオの顔は笑顔こそ消えていないがそれでも引きつっている

 

美月「で、でも達也さん。魔法ありの嫉妬なんて

   それだけ雫さんに心を許してもらえてるんですよ。ね」

 

達也「まぁ出来るだけ穏便に済ませるさ。ん?」

達也が話を完結させようとしたら雫からメールが届いた

内容は『みんなで集まって食堂で食べよう』とのことだった

 

レオ「愛しの彼女からのメールか?」

レオは半分ニヤケながら達也をいじる

 

達也「はぁ。勘弁してくれ」

達也は脱力感により方を一気に落とした

 

第1高校 食堂 12時40分

そこには二科生組のみが集まって昼食を取っていた

雫達はまだ食堂にも来ていない

エリカ「3人共遅いね」

 

レオ「そうだな。ま、昼休みは後50分もあるし大丈夫だろ」

 

ほのか「すいません。みなさん遅くなりました」

 

雫「ごめん。待たせた」

 

深雪「お持たせして申し訳ありません」

各々が謝罪を終え席に座ろうとすると雫達の後ろから来ていた

集団の内のリーダー風の1人の男子が話しかけてきた

 

森崎「司波さん、北山さん、光井さん。僕らと一緒にあっちで

   食べようよ。クラブの事とかも話したいしさ」

森崎が言うとともに森崎の後ろに居た集団も何人か頷いたり

「そうだよ」などと言う

 

達也「(なるほど。一科生(エリート)の連中か)」

 

雫「達也は家族。私は家族と食べたい。」

 

ほのか「私も雫に同意権です。」

 

深雪「というわけで、私達はこの方達と・・・」

深雪が言うことに気づいたのか森崎は達也達の制服の肩を見る

 

森崎「二科生との相席なんてやめたほうがいい」

森崎の背後で「一科と二科のケジメはつけた方がいい」や

「補欠なんかとの食事はやめなよ」などの声も上がる

 

このセリフにいかにも「好戦的です」という2人が反応する

レオ「あ?おい、どういう意味だよ」

 

エリカ「レオの言うとおりよ。雫は家族と食事したいって

    言ってるじゃない。一科も二科も関係ないわ」

達也の横で今まで聞いていた美月も頷く

 

森崎「優れた者は優れた者と共に居るべきだ劣っている者と

   一緒に居てはその貴重な才能を潰すことになるからね」

森崎は一拍置き

 

森崎「僕らブルームは優れた者。君達ウィードは劣っている者

   それは学校の成績が証明しているだろう?」

あざ笑うかのように森崎は達也達を見る

 

レオ・エリカ「ッ!」

 

達也「(そろそろマズイか)美月。話を合わせてくれ」

唯一自分以外に冷静さを残していた美月に協力を試みる

 

美月「分かりました。」

マジメで張り切った顔と言葉でOKの返事をする

 

達也「雫、俺達は食べ終わったからもう行くよ」

 

美月「そうですね。エリカちゃん・レオ君、行きましょうよ」

2人の発言にレオは固まっているが僅かに冷静さを残していた

エリカは少しして2人の発現の真意を理解した

 

エリカ「そうね。行くわよレオ」

 

レオ「お、おい」

レオはいまだに理解できておらず少し困惑している

 

エリカ「いいから。行くわよ」

 

レオ「お、おう?」

まだ理解は出来ていないがために疑問系で返答をした後

達也達の後に続いて歩いていく

 

雫「・・・」

 

ほのか「し、雫。とりあえず落ち着こ?ね?」

付き合いが長いため雫の機嫌が悪いのを即座に察知し落ち着く

まずはことを提案する

 

雫「・・・大丈夫。私は落ち着いてるよ」

明らかにストレスのたまった声でほのかに返事をする

 

ほのか「(う~怒ってる)」

雫が自分や達也等の彼女が家族と認めている者の問いかけ

に対し間を置き返事をするのはいつも機嫌が悪いときである

 

深雪「・・・では貴方方はここの席を使用してどうぞ。」

 

ほのか「え?深雪でも・・・!」

深雪の目が考えのあるという目であったためほのかは反論を

やめて後ろで今にも無意識で魔法を発動しそうな雫をなだめる

 

森崎「ん?どうゆうことだい?僕らは君達と食事したいと言っているんだけど?」

後ろの集団も森崎の発言に頷く

 

深雪「では聞かせてもらいたいのですが。貴方方はなぜ私達と食事をしたいのですか?」

 

森崎「さっきも言っただろう?成績優秀な者は成績優秀な者と

   共に居るのがベストだから食事をしたいだけさ」

森崎の言い分はこうだ

 

優等生なら家族だろうと親友だろうと関係ない

 劣等生とは行動をせず優等生と共にいて優等生でいるべきだ

 

つまりは文字通りエリート思想の人間のパターンだ

 

深雪「そうですか。ならば私達はあちらにいる十三束さん達と食事させて頂きます」

 

十三束「!?」

突然相席指名をされ、「俺らか!?」と反応をする

隣に座っている連れも同じ反応だ

 

森崎「ま、待ってくれよ!なぜ彼らとなんだ?」

後ろの集団もまったく同じ反応だ

 

深雪「貴方の言い分では『優れた者は優れた者といろ』に

   なるのでそうしただけですよ」

 

森崎「それがなんで彼らと食事をすることに繋がるんだ!」

 

ここで回復した雫が深雪の意見に同調する

雫「関係ある。さっき居なくなってしまった達也も含めて

  深雪や私達が一緒に食事をしようと誘った人達はみんな

  入試の成績の上位者。貴方たちの言う『優等生』」

 

森崎「・・・クソッ」

自分の言ったセリフを使われて反論が出来ない森崎は

後ろの集団を連れてどこかへ行ってしまった

 

 

深雪「相席を了承して頂きありがとうございます」

 

雫「ありがとう」

 

ほのか「ありがとうございます。」

 

十三束「まぁ気にしないでくれ。僕如きがこんな美少女達と

    食事できるなんてありがたいしさ」

十三束は深雪達から眼を放さずに見ている

 

エイミィ「むぅ!」

突然ムッとしたエイミィはテーブルの下で十三束の足のすねを

思い切り蹴った

 

十三束「イッテー!!」

十三束の叫びが食堂に響き渡る

 

 

個人による自己紹介が終わった後十三束は先ほどの一件での

達也達や深雪達の対応を褒めていた。

十三束「君達勇気あるね。あの集団に少数で挑むだなんて」

 

エイミィ「私はあのタイプ嫌いだから見ててスッキリしたよ」

ニコッよりもニパッの効果音が似合いそうな笑顔で応える

 

深雪「私は成績などで差別をする輩とは気が合いませんので」

 

雫「私の家族を中傷する人と行動する必要はない。」

 

ほのか「私も同意権です。」

 

エイミィ「でも何であんなに二科生を見下してるんだろうね」

 

十三束「悪口になってしまうかもだけど。一番、差別意識が

    あるのは””差別を受けている者””なんだってさ。まぁ分からない感情でもないけどさ」

自分の体質は一種の劣るものに分類されるため皮肉気味に笑う

 

エイミィ「そ、そんなことはないよ!鋼h・・・」

エイミィが半分泣きそうになりながらフォローしようとすると

ポンッとエイミィの頭に十三束の手が置かれ頭を撫でられる

 

十三束はエイミィを撫でながら深雪達に向きなおし口を開く

十三束「と、まぁこんな僕でもこうやってフォローしてくれる

    優しい幼馴染がいるからさ。諦められないんだよね」

 

エイミィ「なんか私が鋼の枷になってる様に聞こえる」

 

十三束「いや、いい意味での枷さ。」

 

エイミィ「結局枷じゃない。」

少しふてくされた様に言うがそれでも頭を撫でてもらって

すごく嬉しいようだ。見ているこっちまで癒されそうだ

 

ほのか「雫、深雪あれってさエイミィ鋼君の事がs・・・」

ほのかが言い切る前に深雪によって止められた

 

雫「ほのか。こうゆうのは見ているほうが楽しいんだよ」

確かに少し雫は楽しそうだ。もっともそれが分かるのはこの場

ではほのかのみだが。

 

深雪「雫の様に遊び心全快ではないけど私も同意権よ。

   それにエイミィは自分で想いを伝えることで成長できるわ

   私達が十三束君に教えてはだめよ、ほのか」

 

ほのか「わ、わかった。」

そういった後ほのかは満面の笑みでメールを打ち始めた

 

雫「(エリカに教えてるんだね。おいしい物件発見って)」

 

深雪「(今日の放課後は”二重の意味”で騒がしそうね)」

 

 

第1高校 生徒会室 13時05分

達也は先ほどの食堂での出来事を報告しに生徒会室に来ていた

達也「・・・というわけです。細かい内容は食堂の天井設置型カメラで確認できると思います。」

 

摩利「なるほどな。分かった確認はしておこう」

 

真由美「入学して2日目に既に一科生に目をつけられるなんてね。ワザとじゃないわよね?」

少し頭を抑えながらまさかと思い達也に問いかける

 

達也「俺だって予想外の出来事でしたよ。」

 

摩利「ま、想定外の出来事にそこまで対処できるのは流石だな真由美に聞いていた通りだ。」

 

ため息を吐きつつ真由美を見るとワザとらしく目をそらした

達也「それでは、俺はこれで」

 

摩利「待ってくれ達也くん。これを君に渡しておくよ」

白色で上部にカメラがついているダブレット端末を渡される

 

達也「・・・分かりました。保険ということで受け取ります」

 

摩利「あぁ。”保険”だよ」

 

 

 

 

第1高校 校門前 17時20分

森崎「僕らは司波さん達に話があるんだ!お前らウィードには

   関係ないだろ!ウィード如きが僕らに指図するな!」

 

美月「司波さん達は達也さんと帰りたいと言ってるんです!

   なぜ自分の意思を折ってまで貴方達の意見に従う事になるんですか!」

 

森崎と美月が言い争っているのを後ろから見ていた達也は

心の中でため息をしていた

達也「(保険とはよく言ったものだな。その保険が役に立っていなければ意味がないだろうに)」

既に摩利から預かったタブレットで状況の録画はしている

 

すこし経つと2人の言い争いが終わりそうになった

美月「同じ新入生じゃないですか!今の時点で私達と貴方達の何が違うんですか!」

 

美月の発言に昼の食堂のときと同じくあざ笑う

森崎「フッ・・・何が違うかだって?教えてほしいか?これが!お前らとの実力の違いだ!」

森崎は腰から下げていた「速度重視型CAD」を抜くと同時に

「圧縮空気弾」を放つ魔法を放とうとした

 

その魔法発動の前兆に後ろで見ているだけだった3人が気づく

雫「達也!」

達也に止めるように指示をする

 

達也「分かっている。ほのか、頼む」

 

ほのか「はい!」

ほのかは瞬間的な閃光魔法を発動させる

 

森崎「!。」

突然現れた光に一瞬だけ躊躇うが構わずに魔法を発動させる

が、発動せずに自分の腕に衝撃が走った

あわてて周りを見回すと達也が自分に向けて手を向けていた

 

達也「いい加減にしろ。自衛目的以外の魔法の使用は校則以前に犯罪行為だ。」

落ち着いた声で森崎向けていた手を下ろしながら森崎に言う

 

しかしこれで下がることは無かった

森崎「・・・うるさい!ウィード如きが僕に指図するな!」

先と同じ空気弾の魔法を発動させる。何をしたのか知らないが

達也はまだ手を向けてすらいない。防げるはずがない。

そう確信したが今度はまったく別の方向から何かが飛んできて

自分のCADに当たった。その衝撃でCADを手放す。

 

森崎はCADを拾うことさえせずに飛んできた方向を見る

真由美「やめなさい!先ほど達也くんの言ったとおり

    ”自衛目的以外”魔法の使用は”犯罪”行為です!」

生徒会会長七草真由美がこちらに手を向けしっかりとした声で

言い放つ。圧倒的な威厳のある声だ

真由美が言い終えるとその後ろから1人の女性が現れる

 

摩利「風紀委員長の渡辺摩利だ!全員大人しくしろ!」

 

真由美「私も摩利も起動式は展開済みです。」

 

その場が静寂に包まれる

摩利「よし。そこの1年名前は?」

手を下げることも声のハリを切ることなく森崎に名を問う

 

森崎「い、1-Aの森崎駿です。」

 

摩利「了解だ。森崎、話が聞きたい風紀委員会室へ同行しろ」

 

森崎「え?な、なぜですか!?」

 

摩利「先ほど達也くんも真由美も言っただろう。君が”自衛目的外で魔法を使用”したからだ」

”そんなことも分からんのか”と言わんばかりに答える

 

森崎「し、しかしそれは彼らが一科生である僕らを・・・」

 

摩利「君の言い分は容易に予想が付くんだが、私は君の意見を

   認めることは出来ない。特に”風紀委員”として認めることは出来ない」

 

森崎「ど、どうゆう意味です!?」

 

摩利「・・・君は学校側に禁止されている言葉を使用し彼らを

   中傷した挙句魔法を不正使用しただろう。おっと証拠ならあるぞ。な?達也くん」

 

どうゆうことだ?と周りが視線を達也に集める

達也「はぁ~証拠が欲しいなら最初の数秒だけで十分だった

   のではないでしょうか?」

といい制服の胸ポケットからタブレット型端末を取り出す

 

達也から端末を受け取ると摩利は説明を再会する

摩利「昼休みに達也くんから報告と相談を受けていたからな

   もし食堂での一件と似たような事になった時のために保険として渡しておいたんだ。

   昼の食堂内での言い争いは確認済みだし、

   達也くんに預けて置いたこの端末に君が手を出す瞬間もあるだろう

   ・・・それで?まだ反論があるか?」

一瞬にして摩利の眼は鋭く厳しい眼に変わる

 

森崎「・・・いえ。ありません」

 

摩利「それでは同行してもらおう。」

そう言って摩利は森崎を連れて風紀委員室に向かう

 

そこに残っていた真由美がほのか達に話しかける

真由美「光井さん。先ほど閃光魔法を使ったのは不問にします

    貴女のおかげでケガ人が出る事なく済みましたから」

 

ほのか「は、はい!ありがとうございます!」

 

真由美「それと、達也くんもお手柄だったわね♪」

顔と顔とを急接近させながら達也にウィンクをする

 

達也「俺の魔法は間に合うかは賭けでしたよ。」

 

真由美「それなんだけど、さっき魔法って『術式解体』?」

なおも距離は離さずに会話を続ける

 

達也「えぇ。そうです」

 

真由美「もしかしてと思ったけど達也くん使えたんだ。

    そうだ、司波さん・達也くん・雫さん・ほのかさん

    明日のお昼休みに生徒会室へ来てください。」

 

達也「事情を聞くという事で理解しても?」

 

真由美「えぇ。そう理解してくれるとありがたいわ。

    それでは明日、生徒会室で会いましょう」

そういって真由美は校舎側へと歩いていく

直後に何かを思い出したかのように向き直る

 

真由美「そうだ達也くん水波ちゃんはいつから来るの?」

 

達也「今日帰宅するので明日からの予定ですよ。」

 

真由美「分かったわ。なら明日のお昼は水波ちゃんも一緒に

    来るように伝えておいて。」

 

達也「分かりました」

 

真由美「それでは。明日生徒会室で」

今度こそ止まることなく真由美は校舎に入っていった

 

 

 

 

北山家 リビング 20時00分

現在リビングでは達也、ほのかの2人がそれぞれ課題を

進めたり本を読んだりと個人の時間に使っていた

雫は現在入浴中である

本当はこの時間帯はリビングに家族全員が居て母、紅音達の

旅行土産&話(潮との惚気話)を聞いていたはずなのだが

紅音達が一本乗る電車を間違えてしまい時間に

余裕が出て個人の時間に使っていた

本来は20時に帰ってくる予定だったが乗り違いし30分ほど

遅れるとの連絡が入っていた

ほのか「達也さん、ここの光学論理なんですけど・・・」

 

達也「あぁ。そこは~~~こうなるわけだ」

 

ほのか「なるほど。ありがとうございます」

ほのかは課題の最後の問題で苦労していたが達也の助力により

終わったところだった

 

直後雫も上がり髪も乾かしてさらに数分後

達也「・・・着いたな」

達也が呟くと同時に指で読んでいた本を閉じて玄関へ向かう

 

紅音「ただいま~」

 

潮「ただいま」

 

水波「ただいまかえりました」

 

達也「おかえり」

 

雫「おかえり」

 

ほのか「おかえり!水波ちゃん」

その後紅音の買ってきたお土産をそれぞり受け取り

息子と娘達が第1高校入学ということで軽いお祝い会をした

 

 

北山家 達也と水波の部屋 21時45分

水波「それで、お話とは?」

 

達也「明日のお昼は生徒会質に行くことになった」

 

水波「・・・さっそくやらかしたんですか?」

 

達也「いや、やらかしたんじゃ無くて巻き込まれた」

 

水波「・・・それで?なぜ私にも?」

 

達也「それが第1高校の生徒会長は真由美さんなんだが

 

   『水波ちゃんが帰ってくるなら明日は一緒に連れてきて!

    お姉さん久しぶりに会いたいわ♪』

 

   だそうだ」

 

水波「・・・明日は時差ぼけということで欠席しても?」

 

達也「ダメに決まっているだろう!」

「あの人の餌食にはなりたくない!」と達也は水波に頼み

水波はやっと了承する

 

 

 

 

【森崎駿】

大体は原作と同じ。ただし風紀委員にはならない

 

 

【渡辺摩利】

千葉修次とは関係は良好

ただしエリカには嫌われている。それでも根気強く付き合い

徐々に隙間を埋めることを目標にしている

根気強く付き合った結果「この女」ではなく「摩利」と

呼ばれるようにはなった

 

 

【十三束鋼】

遠距離形の魔法が使えず苦悩している

逆に近接戦闘は大の得意。実家に破門されており

今は幼稚園時代からの付き合いであるエイミィの家で

引き取ってもらい生活している

エイミィには感謝しても仕切れないと思っていて命を懸けて

エイミィを絶対守ろうと考えている

 

 

【明智英美】

フルネームは『アメリア=英美=明智=ゴールディ』

幼稚園の頃から十三束鋼とは知り合いで仲は親友以上恋人未満

十三束に対して恋愛感情を持っており自覚もしているが

当の本人が鈍感であるためなかなか気づいてもらえない

中学の頃に鋼が破門されると聞き親に頼み込んで養子として

鋼を義弟として迎えた。

 

【北山水波】 旧姓【桜井水波】

この作品では達也や深雪と同い年。

達也が北山家に養子入りする際に共に付き人として養子として

北山家に入る。達也には恋愛感情を抱いているが本人は否定

周りは「もうコイツ絶対達也好きだろ」と知れ渡っている

雫の両親が旅行に行く時等はメイド兼護衛として付き添う

真由美は子ども扱いされるため苦手

 

 

【九重八雲】

由緒正しき忍術使い






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