北山雫の幼馴染(エンジニア兼婚約者)な劣等生   作:魂魄木綿季
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北山雫の幼馴染(エンジニア兼婚約者)な劣等生 入学編1

【北山達也】  旧姓【四葉達也】

小学生低学年の頃に養子として北山家に引き取られる

その後、雫の義兄弟として生活

当時は信頼していた真夜に捨てられたことにより人間不信に陥っていたが

現在は雫やほのか、北山家の面々の努力により元の明るい青年に戻った

家族ぐるみで付き合いのあるほのかとは雫の紹介で知り合う

中学の時に「ある事件」の際に自分が雫に恋愛感情を向けていることに気づき

告白。相思相愛であったため「雫の婚約者」の関係になる

また【四葉】の頃は魔法が「再生」と「分解」の2種類しか使えず「忌み子」

として扱われていた。真夜はそんな達也を見ていられずに北山家に達也を送る

また、達也には「アナタは四葉に居てはいけない」と突き放すように達也を

送り出したため達也には「自分を捨てた」と嫌われている。

以後、達也は四葉家の人間には「殺気」を向けることすら

躊躇せず、元妹の深雪にすら「殺意のまなざし」を向ける

魔法に関しては「再生」も「分解」も使える

今は残った演算領域をうまく利用し他の魔法もある程度使用できる

ただし周りよりも演算が遅い。得意なのは領域ではなく「個」に干渉する物

物質変換魔法「マテリアル・バースト」を使用でき

「独立魔装大隊」には【大黒竜也】として所属している。

FLTには「トーラス・シルバー」として働いている。すでに「ループ・キャスト」は実現している

 

 

【北山雫】

小学の低学年の頃に引き取られてきた達也に一目惚れした。

その後中学の時の事件で達也に告白され

OKを出し、親に話して「達也の婚約者」になる

そして達也のCAD調整技術を認め「専属エンジニア」として達也を雇い始める

いくら達也が突き放そうとも根気強く接し、

ほのか達と協力し結果達也の人間不信を解くことに成功する

父の潮により達也を引き取った「本当の理由」を聞かされているが今はまだ達也には話していない

得意なのは「個」ではなく領域に干渉する領域干渉系魔法

 

 

【光井ほのか】

小学生低学年の際に雫の家に引き取られた達也と出会う

最初は「感情を表に出さず、常に暗い」雰囲気な達也に対して

自分よりも身長の低い「雫の影に隠れていないと話せないくらい」達也を怖がっていた

その後雫の説得により北山家と協力して達也の人間不信を解いた

中学入学時に自宅よりも雫の家の方が近く、家族ぐるみで付き合いがあったのもあり

現在は夏休みなどの長期休み以外は基本的に雫の家で生活している

得意なのはどちらかといえば領域干渉系であり、光を屈折させたりする魔法が得意である

 

 

 

 

2095年4月2日(土) 北山家 CADメンテナンス室

一定の速度でキーボードパネルを操作する音が部屋に響く

 

その部屋には現在男女が室内に居た

 

パネルを操作する音が止まる

達也「終わったよ、ほのか」

パネルを打ち込んでいた青年が隣で見ていた少女に声をかける

 

ほのか「ありがとうございます!達也さん!」

 

達也「たいしたことはない。俺は北山家に雇われている身だ、雇ってもらっている分の仕事を

   こなしてるだけだよ」

 

ほのか「いつも思いますけど達也さんってやっぱりパネル操作速いですよね」

 

達也「慣れればこっちのほうが速く終わるさ。手順が大変だからやる人が少ないだけで

   俺よりも技術も速度も速い人もいるだろうね」

 

ほのか「私は達也さんより速い人はなかなかいないと思いますけどね」

 

達也「まぁ同年代でキーボードでの調整をする人はいないだろうね」

 

ほのか「でも達也さんに適うエンジニアなんて世界中探しても数えられる位しか

    居ないんじゃないんですか?」

 

雫「違うよほのか、達也に適う人なんか居るわけないもん」

 

ほのか「雫、すごい自身だね」

 

雫「だって達也だもん」

あたりまえでしょと言わんばかりに即答をする

 

ほのか「アハハ」

問われた直後に即答をする自分の親友に苦笑いで応じる

 

達也「それにしても珍しいな。ほのかが急ぎでCADの調整を申し出るなんて」

 

ほのか「すいません。達也さん。明日は入学式なので一つも不手際が起きないようにしたかったので」

 

達也「いや、かまわないよ。ただ俺は’’こんな時間’’まで起きているのはどうかと思ってね」

そういわれて時計を見るとすでに23時を周るところだった

 

ほのか「そうですね。雫行こ」

 

雫「うん。達也、また明日ね」

 

達也「ああ。お休み、2人共」

達也は使用した機材を片付けて自室に向かい布団に横になって意識を手放した

 

こうして彼らの高校生活の前夜は終わった






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