連投になりましたね。
さっき投稿したから前書き後書きで言うことがないので
さっさと本編行きましょう。
俺たちの過去についてあらかたの説明が終わった頃、
お袋は俺に問いかけてきた。
「八幡が息を吹き返したのは何故?」
まぁそこだよなぁ……それ以外別に説明することないもんなぁ…
でもこの魔法の説明したら皆怒りそうで嫌なんだけど…
まぁ説明する以外の道を選べないのもまた現実である。
「……俺が無理やり《再生》を発動した時なんだけど……違う魔法として発動してたんだ。」
「あぁ、それは聞いた。中身は……良いものではなさそうだな…」
「まぁ、そうだな、御察しの通りですよ。
術式自体はCADに保存されてるんだが、この魔法は何かが起きた際に…その、使用者が犠牲になることでその改変を行える場合に発動できるもので、魔法使用者を犠牲にしてその事柄の対象を変更できる、っていう魔法になってるんだ。この魔法が原因で生命活動が困難になった際は自己修復が働き、蘇生される。」
ほんと全くの別物だしありえないくらい意味がわからない。
「まぁどうしてかは知らないがが……自己修復が働いて蘇生されたのは分かった…蘇生に時間がかかったのはつまり自分のエイドスのバックアップを取っていなかった為に起きる読み込み時間か。ちなみに犠牲とはなんだ?具体的に何をどうする。」
「例えば…まぁ今回の例で言うとだな、まず達也が攻撃を被弾した。」
「あぁ、それがお前の言うところの『何かが起きた際』における『何か』だろう。」
「そうだ。それに対してこの魔法を放つと、使用者は対象のエイドスの変更履歴を読み取って、被弾前の状態に戻すことができる。」
「それだけ聞くと再生と何も変わらないですが…」
「まぁ一応は再生を基にして発動した魔法だしな…ともあれそういう状態に戻すことはできるんだ。問題はエイドスを読み込む際、《再生》の場合は被弾前の状態をフルコピーし、それを上書きするんだが…俺の発動した魔法は、被弾後のエイドスをカット、その余剰空白に変更前の延長でエイドスを書き込むんだ。」
やべえ……エイドスって何回言ってるんだ……自分で何言ってんのかわかんなくなってきた。
なんだ…頭の中に……たま…たまなわ?なんだそれは、わからん。
「……つまり?小町にはなんら変わらないように聞こえるんだけど。」
「まぁ最後まで聞け。
ともあれそうして俺の魔法で達也を直したわけなんだが……このときに、あぁ、エイドスを読み込むとき文字通りの意味で、『達也の被弾』を『俺の被弾』として追体験するんだ。そうして出来た被弾後の俺の仮のエイドスに、カットしていた被弾後の達也のエイドスを照合する。結果、傷だけが俺に移って達也が無傷な状態の出来上がりってわけだな……使い勝手悪すぎだろ…………なんだこれ。」
そしてまたエイドスを連呼する俺。
こんなにエイドスエイドス言ってたら俺がエイドスになるまである。
違うか?違うな。
ちなみに魔法名をコメントアウトしてまできちんと書かれている。
「Self For Self(誰も傷つかない世界)」らしい。
どこかで聞いたことあるなぁ……文化祭…屋上…うっ、頭が
「……はぁ、やはりそういう『犠牲』か……」
「お兄ちゃん……」
「八幡さん……無茶しすぎです………」
「そうね……八幡、その魔法は今後然るべきときにしか使ってはダメ。分かった?」
「お、おぅ…わかった。」
俺だってこんな魔法好き好んで使いたくはないしな…
使うことがあるとすればそれは……いや別に今は考えなくて良いな。
そんなことを考えていると、突然後ろから声が聞こえる。
「ふ〜〜ん、そういう事だったのね〜。」
「!!?!??な、誰!?」
「叔母上?」
「叔母さま!?」
「真夜さん!?」
「あら、真夜来るなら来るって言いなさいよ。ていうか陽乃さんは真夜と面識あるのね。」
「えぇ、一人で亜夜子ちゃん達を出し抜くような魔法師がフリーだったから。一時期関わりがあったのよ。」
なんとここで四葉家現当主とーじょー!
………なして?
「それで、真夜さん、なんの御用です?」
「ごめんなさいね。皆の記憶を戻すって事になったし、タイミング的にも悪くないから話をしに来たのよ。」
「話?一体なんの。」
「八幡さん、達也さん、深雪さん、あなた達には魔法科高校、第一高校に入ってもらいます。」
「あぁ…そういう。」
「ええぇ……」
「お兄ちゃん凄い顔してるよ。」
「その……叔母上、理由を聞いても?」
「理由?簡単よ。達也さんと深雪さんはもともと入ってもらう予定だったし、八幡さんに関しては総武から、ひいては奉仕部とやらから距離を置く為。」
そこまで聞いてたんですね。
奉仕部から距離を置くのは良いが……雪ノ下はきっと姉である雪ノ下さんが在籍していた第一高校に入学してくる。
となると由比ヶ浜はもちろん葉山も入ってくることまで考えられる。
そう考えるとあまり意味はないかもしれない。
だが記憶を取り戻した今は、達也や深雪が第一高校に入るなら俺もそこに入っても良い、というか入りたいという気持ちが強いらしい。
だから俺はこう返事をする。
「……わかりました。魔法に関してはブランクがある……というかブランクしかないですけど、達也や深雪と一緒なら多分大丈夫だと思いますし、第一高校、受けます。」
「八幡がそういうのであれば、俺は出来る限りサポートします。」
「私も同じ意見です。お兄様。」
「ありがとな、二人とも。」
「あー!私も手伝うよ!比企谷くん!」
なんだろう、少し嫌な予感はするがこの人は優秀だからな…
普通にありがたい。
「雪ノ下さんもありがとうございます。」
「ねぇ……」
「はい?」
「そろそろその『雪ノ下さん』って奴やめてほしいんだけどー、『陽乃』って呼んでほしいなー。」
そこに不満があったんですか。
「……いやそれは……………あぁ!もうわかりました!わかりましたよ。じゃあ、陽乃さんで。」
なんですかその顔は、その目は……あなたそんな顔する様な人でしたっけ?
上目遣いをヤメロォオオオ!
「よっし!ありがとねー、八幡くん!」
「はぁ………」
「では八幡さん、2人をよろしくお願いしますね。」
「……いえ、まぁこちらこそ、2人にはお世話になります。」
こうして俺と深雪、達也は第一高校に入学する為の準備を始めることとなった。
はい。いかがでしたかね。
説明とか割と雑になった気がしますが、早く雫と会わせたいのです。
細かい描写とかはこれからしていけたらいいなぁ……という希望的観測をしております。
ではまた、次回お会いしましょう。