八幡は魔法科高校ではぼっちでは居られない   作:sinobun
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タイトル通りです。
どうぞ~!


八幡は最後にやらかす

「エリカ、気持ちは分かるがここは引け!」

 

「で、でも・・・」

 

食い下がるエリカに八幡は

 

「言う事を聞くならマッ缶を奢ってやる!」

 

「マッ缶?何よそれ?」

 

「千葉のソウルドリンクだ!千葉エリカだけにな!」

 

八幡はドヤ顔でそう言った

 

「全然面白くないわよ!マッ缶はいいからケーキを奢りなさいよ!」

 

エリカは毒気を抜かれた様にそう言うと深雪達の所に戻って行った。

 

(雫はともかくエリカにまで奢るハメに)

 

八幡は内心溜息を吐きつつ今度は森崎に

 

「おいっ、何とか崎っ!」

 

「森崎だっ!なっ、なんだ?」

 

「なんだじゃねーだろ・・・俺が食堂で言った事聞いてなかったのか?」

 

「そっ、それは・・」

 

「なんでまたこんな事になってんだよ!」

 

「うっ、うるさいっ!」

 

森崎はそう言うと八幡に叩き落とされたCADを拾い、今度は八幡に向けて魔法を発動しようとした。

 

しかし八幡は先ほどほのかにも使った対抗魔法「術式解体=グラムデモリッション」を使い発動前に起動式を吹き飛ばす。

 

それを受け森崎は呆然とする。

 

「なっ!?」

 

「口で言ってもわからないのか・・・」

 

八幡が森崎に向けて手をかざし何かしようとしたその時

 

「止めなさい! 自衛目的以外での魔法攻撃は、校則違反以前に犯罪ですよ!」

 

「そこまでだ!風紀委員長の渡辺摩利だ。君たちは1-Aと1-Eの生徒だな。事情を聞くのでついてきなさい」

 

真由美と風紀委員長の摩利が現われそう言った。

 

それに対し八幡はジト目で二人に言う

 

「てゆーか二人ともちょっと前から見てましたよね?出てくるタイミング伺ってませんでした?」

 

「なっ!?はち君気が付いてたの?」

 

「ええ、二人が動かないから俺が止めに入ったんですよ?」

 

(よし、これでこの場は乗り切ろう)

 

「まっ、真由美!お前が様子を見ようなんて言うからだぞ!」

 

「なによ!摩利だってはち君に興味深々だったじゃない!」

 

喧嘩しだした二人に八幡は

 

「あの~、そろそろ帰ってもいいですか?」

 

それに対し摩利が

 

「ダメだ!魔法を使った事には変わりないからな!」

 

「魔法を使ったのは俺だけですよね?それも自衛目的ですし。」

 

「そこの女子も攻撃性の魔法を発動した様に見えたが?」

 

摩利がほのかを指してそう言うと、達也が割って入る。

 

「あれはただの閃光魔法です。威力も抑えてありましたし、失明の危険性もありませんでした。周りを落ち着かせる為に注目を集めようとしたのでしょう。それに発動前に八幡が抑えましたし。」

 

「ほう。君は起動式を読み取れるのか?」

 

「ええまぁ。実技は苦手ですが、分析は得意ですので」

 

そこに真由美が割って入る

 

「もう良いじゃない摩利!少しだけど静観してた私達も悪いんだし!」

 

「それはお前のせいだろ!」

 

「おほんっ!とにかく!今後はこの様な事がないようにお願いします!」

 

「会長がこう言ってるので今回は不問とする!以後気を付ける様に!」

 

そう言って二人は去って言った。

 

「八幡!」

 

深雪が八幡を呼ぶ

 

「おう!」

 

「ごめんなさい。私のせいで・・・」

 

「謝らなくていい!お前は何もしてないだろ!はっきり言って悪いのはコイツだろ?」

 

そう言って森崎を見ると森崎は

 

「司波さんはウィードなんかじゃなく僕達と居るべきなんだ!」

 

「まだ言うのかお前は・・・」

 

「大体なんで同じ一科のお前が・・一体司波さんはお前のなんなんだよ!」

 

いきなり森崎にそんな事を言われ八幡は

 

(深雪は俺の何?ん~?従兄妹?これは言えねーしな。知り合い?友人?恋び・・ゲフン、ゲフン。これはまだ違うしな!「まだ」ってなんだよ!なんか周りの視線が凄い事になってるんですけど!)

 

皆八幡がなんて答えるのか興味津々な様でさっきまで争ってた空気が一変していた。

もちろん達也達二科生と雪乃、雫、ほのかの三人もである。

そして深雪は

 

「・・・・・」ジー

 

一番気になっている様で八幡を凝視している

 

(ちょっと皆さん見過ぎですから!特に深雪!瞬き位しようぜ!目乾いちゃうよ?しかしこれは何て答えるのが正解なんだ?深雪は達也の妹・・達也は俺の従兄弟・・小町と深雪も従姉妹・・小町と水波は俺の天使・・達也と小町も従兄妹・・ん?深雪も俺の妹みたいなものか?)

 

色々考えすぎて頭がパンクしそうな八幡は言った

 

「深雪は俺の天使だっ!!!」

 

それを聞いた周りの反応は

 

「「「「「「「「はっ?」」」」」」」」

 

深雪だけが

 

「えっ?天使って・・八幡それはどうゆう意味よ・・・」///

 

まんざらでも無さそうにして居た。

 

自分の言った重大発言に気が付いた八幡は擬似瞬間移動を使ってその場から消えた。

そしてそのまま家に帰った八幡は自分の部屋で布団にくるまり、小町と水波がいくら呼んでも出て来なかった。

翌日の朝、深雪から事情を聞いていた小町は朝食の間終始ニヤニヤし、水波は少し拗ねていた。




すいませんでした!話が進まないので無理矢理終わらせました!
モブ崎君は放置されました!




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