【芸能・社会】LDHイズム、ハリウッドへ エンタメスクールLAに開校2019年1月20日 紙面から
【ロサンゼルス江川悠】EXILEらが所属する芸能事務所「LDH」グループが運営するエンターテインメントスクール「EXPG STUDIO」のLA校が18日(日本時間19日)、当地のハリウッド地区で開校した。EXILEのHIRO(49)とMAKIDAI(43)、三代目J SOUL BROTHERSの今市隆二(32)が駆けつけ、世界トップクラスの講師らとともに新たな船出を祝った。 EXPGは2003年に第1号の東京校がオープンし、現在は国内12校で約6000人が通っている。GENERATIONSやE-girlsをはじめ、劇団EXILEのメンバーらもEXPGから羽ばたいていった。 海外では台北、ニューヨークに続いてロサンゼルスが3校目。エンターテインメントの本場ハリウッドの中心地に位置する同校ではアーティスト育成をテーマに、ダンス、ボーカル、アクティング(演技)のクラスを設置した。 その講師陣は超豪華な顔触れだ。ダンス部門ではジャスティン・ビーバーのバックダンサーを務めた振付師のショーン・エバリストさん、ボーカル部門ではブルーノ・マーズやビヨンセらのサウンドプロデュースを手掛けるローレンス・ポップス・ドプソンさんが未来のハリウッドスター育成に尽力する。 日本からの留学制度もあるが、最大の目的はLDHが培ってきたイズムをハリウッドに根付かせ、地元からスターを誕生させることだ。 HIROは「基地としてここから新たなスターを生みたいですし、子どもたちの役に立てる場所でありつつ、LA発信でエンターテインメントが生まれることを2、3年で証明しようと気合が入っています」と語った。 米国では著名人が代理人を通じて契約を結び仕事をするのが一般的だが、LDHは日本の芸能事務所のシステムを踏襲しつつ、旬な時期を過ぎても新たな夢や目標に突き進めるよう、セカンドキャリアを手厚く準備する環境を整えている。この姿勢が高く評価され、世界中から才能のあるクリエイターたちが集結しつつある。 今後、LAで育ったスターの卵は新たなグループを結成する可能性もあれば、日本に“逆輸入”し、EXILE TRIBEの一員となることも考えられる。振付師のエバリストさんは「まずは6カ月間、毎月オーディションを行ってローカルアーティストを育てたい」とし「アメリカでもダンサーがただのバックダンサーではなく、アーティストとして活躍できる場を設けたい」と気炎を上げた。 日本発のLDHイズムをハリウッドへ-。HIROは「2028年のロサンゼルス五輪までに何かできたら。『LDHすげぇ』って言われたら最高ですね」と輝かしい未来を頭の中で描いていた。 ◆アーティスト用スタジオも完成 MAKIDAI「楽しみ」EXPG STUDIO LA校の敷地内には、アーティスト専用のレコーディングスタジオ「PKCZ STUDIO」も建てられた。DJとして活躍するMAKIDAIは早速同所で作業を開始。「ここのスタジオだからこそ、普段出会えない人たちもたくさん会えると思う。新しい可能性が現実的になっていくのかなと思うと楽しみです」と胸を躍らせた。 私生活では昨年の大みそかに16歳年下の一般人女性と結婚。取材陣を前に、HIROから「新婚生活は順調ですか?」と、まるで芸能リポーターのような質問を投げかけられると「至って順調です!」と照れながら返した。
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