白鵬=写真=が敬愛する昭和の大横綱、大鵬さんの命日に7連勝で単独トップに立った。
6年前に亡くなった大鵬さんの命日には負けたことがなかったが、守られているかのようにこの日も松鳳山を難なくはたき込んだ。いい報告ができるかと聞かれ「また手を合わせに行かないと」と感謝の気持ちを伝えるつもりだ。
上位陣が星を落とし、序盤の白鵬もヒヤヒヤする内容が続いていたが、気がつけば定位置ともいえる単独トップ。「久しぶりの土俵だから初々しいね」と楽しむ余裕もあり、そんな中でも「(7連勝は)当然といえば当然。当たり前といえば当たり前」とプライドをのぞかせていた。 (岸本隆)