ヤクルト・山中浩史投手(33)が19日、埼玉・戸田市の戸田球場で自主トレし、超遅球の習得に取り組むことを明かした。
大半が120キロ台の直球の平均球速は、現役で最も遅いデータが出たというサブマリン。「逆手にとって遅さを極めた方がいい。ハエが止まるボールが欲しい」と力説した。
現在100キロ程度のカーブを80キロ台まで落とし、持ち味の緩急をさらにつけることが目標。理想のイメージはオリックス(阪急含む)、阪神で通算176勝を挙げた左腕星野伸之だ。
「スピードは遅くても、打者から『直球が速い』と言われる。そういう投手を目指していかないと」と語った。 (藤田昌央)