まず科学というのは多義的に使われる言葉ですが、方法論として捉えなくてはならないことが多いですね。そうすると科学が「真か偽か」という言い方にはならないのです
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科学的な手順をふんで発見検討された成果がその時点で100%絶対に正しい、そういうわけではないですよね。と読み替えればその通りですね。仮説を検討して報告し、その再現性を確認してまた仮説をつくるプロセスの繰り返しですから、全て中間でも正しいということはありません
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さてそのうえで、薬の有効性というのはスタディを組んで今は証明されますね。結果の解釈には統計を用います。しかし、結果は統計的に示されているのではありません。統計は解釈の道具ですが、証明していることは統計値ではないんですよね
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95%の奏効率というとたしかに5%には効いていないと解釈できます。これは1つの結果ですよね。そういう薬や治療法はとてもおおいですね
100%は難しい。
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さて、ではのこりの5%には「その薬より有効な治療法があるのだから」は完全な間違いです。考え方から間違っていますので指摘しますね。これは危ない考え方です
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その5%に対して効くものがあるかは、またスタディをやらないとわかりません。その5%に効く方法があるかもしれないし全くないかもしれません
調べないといけません。
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さて、ガイドラインについても触れていただきましたが、ガイドラインというのは各実務家にとっては目安でありますね。それは目の前の患者に適用するときにこそ医師の技量が問われるからなのですが、書いてある内容はいい加減な目安ではありません
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いまの構造化されたエビデンスベースのガイドラインは、1つの論文をエビデンスとしていることはまずなく、多数のスタディ論文をさらに解析したメタアナリシスや、その後の再現スタディなども含めて総合的に作られています
エビデンスとは積み重ねと検討の繰り返しで形成されるのですね
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あくまでも参考に、という文言を取り違えてはいけません。各医師に強制はしないが、現時点でのほぼ最高の医学研究の結果であり、逸脱することをするなら覚悟しろ、ぐらいのものがおおいのですよ
そこは知っておかないといけません
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その上で、目の前の患者の医学的な状態、経済を含む社会的状態、施設のリソース、本人や家族の希望などを踏まえて現場では医療を提供するのですね
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検証できないものであっても有効な治療法は存在します、とかかれましたが、それはダメです。間違いです。まだ検証されていなくても、ならわかりますが検証できないものであればそれはどうしようもないでしょう。効く効かない以前の問題です
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検証されていない治療法というのはたしかにあります。その仮説があるならまず検証しなくてはなりません。それが手順です。誠実にそういうことをしてガイドラインなどは作られてきていることは説明した通りですね
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ホメオパシーなどもスタディされているんですよ?レメディなども。そして全て否定されています。いいですか、検証不可能なものなんていうのはないんです。ないわけではないですが、神の力とかそういうものになります
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ニセ医学というのはガイドラインにのっていないなどではありません。このようなスタディをしていないまたはスタディではすでに否定されているもの、つまり統計処理をしても明らかに無効または有害であるから顧みられていないものを言うのですね
なので勘違いされているところがこの質問にはあります。
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傲慢になるどころか医学や科学は膨大で多様な治療法を検討しまくっています。そこらの素人が思いつくようなことは中世から膨大な人が試しているのです
そして、その中で効くかもしれないなという仮説になったものがスタディされそこでも沢山の否定がおこり、生き残ったチャンピオン治療があるのです。
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生き残ったものが標準治療やガイドラインになりますし、完全に否定さらたわけではないものは形ややり方をかえて再チャレンジしてくることもあります
検討さえされていない、または完全に否定されたものを効果がある、などという、これをエセ医学というのですね。
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ですから治療法は常に探されていることを知っていただくと、「傲慢にならず」は、その努力と人類の鋭意もしらず、多様な治療法があるはずだという側に投げかけられているセリフだとお分かりいただけますね
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さて、最後に抗生物質乱用の医師については大変な問題であり、別個のことなので、それをもって医学全体に喧嘩を売るのは、やめたほうが良い態度で意味のない言説です。やめましょう
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東洋医学が突然でてきましたが、漢方や鍼なども科学的にスタディを組んで研究されていますし、漢方薬はエビデンスもつくられていますから、西洋薬vs.東洋医学というすでにない仮想の対立軸をもちだすのもやめましょう。認知が古いです
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科学に絶大な自信をもっているのではなく、手順として妥当であること、謙虚に検討を積み重ねた成果をわれわれは享受していることなどをしらないといけませんね
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いろいろな論点が混ざった上に整理できておられないようですから、一度謙虚に科学的方法論や標準治療が開発される歴史、医学そのものの歴史を学ばれてみてください
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