福井県境にあって国内有数の水鳥の飛来地として知られる加賀市の片野鴨池について、科学工作を通して池や池の生き物を学ぶ「土曜日の研究室」が十九日、市鴨池観察館で開かれ、親子連れがカモのフィギュア作りに挑戦した。

　お湯に漬けると軟らかくなる粒状のプラスチックを使い、カモの型に流し込んで立体的に成型した後、絵の具で好きな色に塗って仕上げた。マガモやトモエガモなどの写真と見比べながら忠実に色を塗る子がいれば、ピンクや青などカラフルな色でストライプ模様に塗る子も。世界に一つだけのフィギュアが完成し、みんなうれしそうだった。

　祖父と訪れた白山市蝶屋小学校二年の浜上祐佳さん（７つ）はヒメハジロを思い描いて作り「かわいくできた」と笑顔を浮かべた。

　「土曜日の研究室」は毎月第三土曜日の午前九時半～十一時半、午後一～四時に開いている。十回参加すると「主任研究員」に認定され、白衣がもらえる。次回は二月十六日に偏光板ステンドグラスを作る。予約は不要。参加料三百円のほか、入館料がいる。

　（小室亜希子）