日本維新の会の足立康史議員は18日、森友問題に関するNHKの報道内容に「NHK、しっかり報道しろ」と苦言を呈した。
NHKが取材時に工事業者から得ているはずの「確実に、深いところにごみはある」という証言を報じていないことを足立議員は指摘している。
立民・共産議員の言い分だけ垂れ流し
17日、立憲民主党と共産党の議員が国有地売却時の値引きの根拠とされる「地中ゴミ」について、現場を試掘して報告書を作成した工事業者の説明を受けたが、工事業者は報告書の写真についてはゴミがどの程度あるかを把握するためのもので「深さはまったく意識していなかった」と答えている。
一方で、マスコミの質問に対しては「確実に、深いところにごみはある」とも話しているが、NHKはその部分を報じずに、立民と共産の言い分だけを垂れ流しているのだ。
この部分を朝日新聞は報じているがNHKは意図的と思えるほど、工事業者の証言を報じていない。
朝日新聞と同日にNHKが報じたニュースでは、籠池元理事長の証言と森友問題に関係のない元近畿財務局職員の証言を報じただけで、工事業者に関して「現場の試掘を行った工事業者から説明を受けました。」としただけで、ヒアリングの内容を報じていない。
NHKの判断としては、工事業者の「確実に、深いところにごみはある」と言う証言がよほど都合が悪かったのだろう。その一方で、立民・共産議員の根拠のない勇ましい発言だけは大々的に報じる姑息さは公共放送としていかがなものか。また、同じ一筆の土地であった野田中央公園に関しても全く報じない理由も説明してもらいたいものだ。
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