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2019-01-19

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・2018年の映画の話をしているときに、
 ぼくはどうしても「バーフバリ!」と叫んでしまう。
 正しく言えば、『バーフバリ 伝説誕生』は、
 2015年の作品だということだし、
 続編の『バーフバリ 王の凱旋』は2017年の公開らしい。
 しかし、ぼくはどちらも2018年に観たので、
 ぼくの年表のなかでは、この年の最大の収穫なのである。

 映画好きが、必ずしもこの映画をほめるかと言えば、
 そうとも限らないのはわかっているけれど、
 ぼく個人の「高揚度」を考えたら完全に一等賞なのだ。
 ま、「唐突に踊る」というインド映画に対する先入観が、
 すでに、ぼくの心の中にあったものだから、
 それがひっくり返ったということもあって、
 評価が跳ね上がったのかもしれない(踊るけどね)。

 「バーフバリ」がおもしろかったおかげで、
 ちょっとした時間を見つけては、
 見逃していた名作を発見したくて、
 インド映画を探すようになっていた。
 ちなみに名作『スラムドッグ$ミリオネア』は、
 舞台も登場人物もインドだが、イギリス映画である。
 まず、インドならではの特撮もの『ロボット』を観た。
 これは、まぁ、ノーコメントかな。
 「バーフバリ」の原点という触れこみの
 『マガディーラ勇者転生』を観た。
 期待が大きすぎなければ、十分におもしろかったと思う。
 そして、最近は『ダンガル きっとつよくなる』だ。
 これは満足度が高かったなぁ。
 「カラテキッド」とか「巨人の星」を思い出す
 女子レスリングの映画なのだけれど、
 飽きずにぐいぐい引きこまれていった。
 主演の娘もだけれど、おとうさんの魅力が際立っていた。
 で、この主演のアーミル・カーンの最大のヒット作が、
 有名な『きっと、うまくいく』なので、当然これも観る。
 よかった、コメディというけれど、そう笑えはしない。
 アーミル・カーンの主人公が、とにかくかっこいい。
 このあとは『チェイス』というアクション映画と、
 最近大評判の『パッドマン』を観ようと思っている。
 こんなにインドに目が向いてるって、じぶんでも驚いた。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
それぞれ、悪役の悪いところが、明解でいいんだよねー。


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