【競馬・ボート・競輪】[競馬]得意の中山コースでミライヘノツバサが羽ばたく2019年1月16日 紙面から
「第60回アメリカジョッキークラブカップ」(GII・20日・中山・芝2200メートル)でミライヘノツバサが初重賞勝ちを目指す。2年前は同レース3着、日経賞2着とあと一歩のところまで来たが、脚部不安で長期休養を強いられた。復帰後2戦は10、6着だが、使われた効果はうかがえる。復帰3戦目の今回は元気いっぱいで、実績ある中山コースで前進を目指す。 まだ“翼”は折れていない。6歳馬ミライヘノツバサが初タイトルを狙って、得意の中山にターゲットを絞ってきた。 2年前の3着馬で、続く日経賞でも2着の実績を残した。その後は脚部不安で約1年半の長期休養を余儀なくされたが、昨秋のオールカマーで戦線復帰。結果は10着だったが、伊藤大師は「長い休み明けを思えば悲観する内容ではなかった」と振り返る。前走のアンドロメダSでは0秒6差の6着。「着順を上げている。獣医師さんは『心臓の状態は今回が一番いい』と言ってくれている」と全盛期の力はよみがえりつつある。 13日の日経新春杯にも登録していたが「思いのほかハンデ(56キロ)に恵まれなかったからね。もともと今週のレースを考えていた。1週前にしっかり追って、今週追い切ればもっと良くなる」と予定通りの参戦だ。 15日朝は美浦Dを半周してからWを1周。すっかり白さを増した芦毛の馬体を弾ませながら、軽いキャンターで16日の追い切りに備えた。「相変わらず活気があって、元気いっぱい」と満足顔の師。「舞台は申し分ない。今後に向けて賞金を加算させたいね」と【4222】の中山芝に胸を躍らせる。準備は万端。復帰3戦目で大きくはばたいてみせる。 (美浦取材班)
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