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2012年08月06日

電波時計受信チェッカーのアップグレード

先日から活躍している電波時計受信チェッカーですが、音が出るようアップグレードを試みました。最初から音を出したいとは思っていたのですが、LED発光のほうがどう考えても簡単なので、実験がてら発光オンリーで作りました。
でも、缶の中での受信確認するとLEDでは見えないし、受信が途切れないかずっと光を見続けるのもしんどいので、音が出たほうが便利なのです。
 
自励ブザーを組み込む
先に結論を書くと失敗でした。これで成功すれば部品1個で済むのでお手軽だったのですが、発音時はとんでもなくノイズをばらまき受信不能になるのです。最初はうまくいったと思ったのですが、ケースを閉めると受信できなくなり(ブザーとアンテナが近づくのです)、ノイズが原因だと気づくのに半日かかりました。アンテナから遠い位置に配置を変えたり、パスコンやチョークコイルでノイズ対策しても、結局満足な結果は得られず断念しました(ひょっとしたら自励ブザーを何種類か試すといいのがあるかもしれせんが、そこまでする元気はありませんでした)。
 
発振回路と圧電スピーカーで組む
小さく作れる中で思いつく方法としては、定番のタイマーIC555で発振回路を組むか、PICマイコンにプログラムして使うかの2つです。
555を使うと外付け部品がそれなりにあるので、どうも内蔵できる大きさになりそうにありません。100均のケースを流用したのがあだになりました。かたやPICマイコンなら外付けはパスコンだけで済みそうです。
 
ということでPICマイコンに決定。
問題は1年半いじってないので使い方をすっかり忘れてしまっているのと、当時使っていたパソコンは現役引退しているので環境から再構築する必要があります。
ライターはPickit2を持っていますが、最新の環境ではサポート外のようなのでPickit3を買い足し、アプリも今使っているパソコンにインストールしました。Cコンパイラはよくわからないので、相変わらずアセンブラで組みました。チップは、入力1、出力2あれば十分なので8ピンの12F1822です。PWMのハードが入っているので内部でずっと発振させておいて、必要な時だけ出力させればいいので簡単です。120806-1
プログラムを焼き込んでテストすると、入力にプルダウン抵抗が必要のようなので、外付け部品は2つになりました。できるだけ小さくしたいので基板は使わず、足の内側に配置しました。
120806-2
電源、GND、入力を配線したところがこちらです。
120806-3
 
この状態で、入れたいスペースに置いてみると・・・入りません。120806-4
結局配線のとり方を変えて縦に入れるとギリギリ入りました。
120806-5
あとは圧電スピーカーの2本を配線して完了。
120806-6
圧電スピーカーはレンズ内にしか置けないので表がごちゃごちゃしてます。
テストすると、光と音が出ました。しばらく鳴らしてみましたが、安定して受信してるか確認するには音のほうが断然わかりやすいです。JJYのコールサインもより本物っぽくなります。
動画も撮ってみました

PICを使うともうひとつ利点がありました。自励ブザーほどでは無いのですが、圧電スピーカーを矩形波で駆動するのでノイズが出ています。この影響を小さくするため、周波数を微調整して40kHzと60kHzにノイズが重ならないようプログラムしたところ、悪条件での受信も今までとそう変わらないレベルで受信できています。555で発振させると、安定度の問題で良かったり悪かったりしてたかもしれません。
発音中のノイズをPERSEUSの画像でみるとこうなります。
image310
今回のものは60kHz受信専用ですが、40kHz受信でも発音部はそのまま使えるでしょう。

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posted by R.yawatta at 21:17| 愛媛 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 電波時計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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