【芸能・社会】三代目JSB・今市が俳優デビュー LAから報告!今秋短編映画主演2019年1月19日 紙面から
【米ロサンゼルス=江川悠】ダンス&ボーカルグループ「三代目J SOUL BROTHERS」のボーカル今市隆二(32)が今秋に俳優デビューすることが決まった。17日(日本時間18日)、米カリフォルニア州ハリウッドのTCLチャイニーズシアターで開催された国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」の20周年記念イベントに登場し、報告した。メンバー7人の“大トリ”として役者の第一歩を踏み出す。 今市の俳優デビュー作となるのは、この日制作決定が告知された所属事務所「LDH JAPAN」との共同プロジェクト「CINEMA FIGHTERS」第3弾(全5作)の1作。昨年6月公開の第2弾で、EXILEのTAKAHIRO(34)が主演した「カナリア」のメガホンを取った松永大司監督とタッグを組む。 「もともと映画はすごく好きで、演技することに対しては『いずれはやりたいな』という思いがありました。初演技っていう感じじゃなく、自然と楽しみながら、自分の表現を広げられたらなと思います」 CINEMA FIGHTERSはLDHの所属タレントが出演し、歌の歌詞と音楽、映像を1つにした短編映画プロジェクト。今市は自身が歌う未発表の新曲をテーマにした作品に主演し、今年5月からロサンゼルスで撮影を開始する予定だ。 「松永監督と食事を数回させていただいて、『変にレッスンとか受けないでいい。今市隆二の内面を撮りたい』と言っていただいたので、素直な姿で撮影場所に立てたらと思っています」 同じボーカルの登坂広臣(31)が2014年に映画「ホットロード」で俳優デビュー。ほかのメンバーも続々と役者の道を歩み始めても、今市はボーカリストの道をきわめることを優先させていた。しかし、ソロ活動を本格化させた昨年、海外のクリエーターとミュージックビデオ6作を制作し、楽曲の世界観を自分自身が表現していく中で、役者への意欲が高まっていった。 エグゼクティブ・プロデューサーのEXILE HIRO(49)は「ボーカルでずっと表現してたので、その表現の幅を広げるってことは本当に大切なこと。そういう今市隆二が見られるということは心からワクワクしましたし、また1つ上のステージにいくんじゃないかなという感じもしました」と語る。 ロサンゼルスは17年夏、今市が米のR&Bシンガー、ブライアン・マックナイト(49)の自宅に2カ月間ホームステイし、コラボ楽曲も生まれた場所。「ゆかりのある土地なので、そこで撮らせていただくのはぜいたくですし、一番テンションが上がる場所なので頑張りたいです!」と心を躍らせていた。 ◆YOSHIKIがエール「音楽から俳優、すごい」
イベントには、アンバサダーを務めるEXILEのAKIRA(37)と小林直己(34)も出席。三代目JSBのメンバーでもある小林は、登坂やTAKAHIROが芝居を経験した後、歌の技術に磨きがかかったことを実感したという。「新たな表現のツールを手に入れた今市が、どんな歌を聴かせてくれるんだろうという楽しみもあります」 イベント前のレッドカーペットには、ジャパン・ハウスのアドバイザーでロサンゼルス在住の「X JAPAN」YOSHIKI(年齢非公表)が来場。昨年のNHK紅白歌合戦でも同じ舞台に立った今市の俳優デビューについて「おめでとうございます。ミュージシャンが俳優(の道)にいくのはとてもすごい。僕にはできない。応援したいと思います」とエールを送った。 <ショートショート フィルムフェスティバル&アジア> 俳優の別所哲也が代表を務めるアジア最大級の国際短編映画祭。99年に東京・原宿で誕生した。04年に米アカデミー賞の公認映画祭として認定され、グランプリ作品は翌年のアカデミー賞短編作品のノミネート候補となる。20周年を記念し、今年は日本の文化を発信する拠点「ジャパン・ハウス」(外務省)の主催で「ショートショート フィルムフェスティバルinハリウッド」と題した上映イベントが行われた。
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