山本、来月の紅白戦攻める　「相手チームと思い投げる」

　中日の山本拓実投手（１８）が選手会合同自主トレがオフだった１８日、休日返上でナゴヤ球場で練習した。ランニングやウエートトレを行い、２月３、４日の紅白戦へ並々ならぬ決意を語った。

　「根尾君が動くなら、僕も動こうかなと思って」。そう言い、いたずらっぽく笑った山本。ただ本心はこうだ。「１年目から実戦経験を積めた。今年はどれだけ１軍で投げられるか、どれだけ活躍できるかが大事になる」。だから、休んではいられなかった。

　大事な１年。となれば、最初の実戦となる２月３、４日の紅白戦はただの一戦ではない。「相手チームと思って投げます。攻めるところは攻めていきます」。ほとんどが先輩選手たちとの対戦になるが、生き残るため遠慮などできない。「高校（市西宮高）の時、同級生にインコースを投げられなかった。シート打撃は嫌で仕方なかった」と明かす心優しい男は、無理やりでも心を奮い立たせる。