ディスプレイスメントマップを使ったシーンチェンジ
こんな感じのシーンチェンジです。
ディスプレイスメントマップの参考。
→【AviUtl】ディスプレイスメントマップの使いどころ
では、さっそく作っていきます。
・シーンで素材づくり(前半部分)
素材は、前半部分と後半部分に分かれています。
まずは前半部分から。
背景にマスクをかけます。
・設定
オブジェクトの長さ:20フレーム
サイズ:1900→0、移動方法はイージングの10番です。
ぼかし:250。
マスクの種類:円。
マスクの反転にチェック。
このように、黒から白になるようにマスクを小さくしていきます。
・ポイント
ぼかしの部分がわずかでも四隅に残っているといけないので、
サイズは大きめに設定します。
・シーンで素材づくり(後半部分)
前半部分とは別のシーンを使います。
・設定
前半部分で使ったオブジェクトをコピペします。
サイズを0→1900に変え、移動方法をイージングの11番に変更します。
今度は、白から黒へマスクを大きくしていきます。
これで準備完了です。
・ディスプレイスメントマップを使う
Rootに戻ってフレームバッファを出します。
オブジェクトの長さは、素材で作ったものと同じ20フレームにしました。
フレームバッファにディスプレイスメントマップをかけます。
・設定
マップの種類:シーンから選択にして、選択ボタンを押し、前半部分の素材を選びます。
変形方法:拡大変形。
元のサイズに合わせるにチェック。
拡大変形の値:100にしました。
ぼかし:0です。
後半部分は、前半部分をコピペします。
シーンの選択を後半部分の素材に変更するだけです。
これでエフェクト適用前のシーンチェンジが完成です。
最後はお好みでエフェクトを適用させます。
・色調補正(明るさ):100→150/150→100
・色ずれ:0→5/5→0
・放射ブラー:0→10/10→0
・動きのポイント
素材での、マスクのぼかしが重要です。
ぼかした部分が歪みになっているようなので、ぼかしが弱いと上手くいきません。
前半部分は、イージングの6番、10番、14番のように、
最初ゆっくりで後からグーンなグラフがよいです。
後半部分は、逆に7番、11番、15番のような
最初にグーンときてあとはゆっくりなグラフがよいです。
エフェクトも同じようなカーブのグラフをとると綺麗にみえると思います。
いかがだったでしょうか。
ディスプレイスメントマップを使ったシーンチェンジ、
機会があれば是非試してみてください。
参考
→【AviUtl】ディスプレイスメントマップの使いどころ
過去記事
→イージング(トラックバー版)
デザインノート No.82: 最新デザインの表現と思考のプロセスを追う
CGWORLD (シージーワールド) 2018年 12月号
+DESIGNING VOLUME 46
ブレーン2019年1月号 読者が選ぶブレーン広告グランプリ2018