黄色い救急車
黄色い救急車 (きいろいきゅうきゅうしゃ)とは、気違いの精神病院運搬にのみ使われる特別な救急車である。英語では「イエローピーポー(Yellow Pihpoh)」と呼ばれる。気違いを治すための鉄道車両も存在し「ドクターイエロー(Doctor Yellow)」と区別される。
目次
[非表示]概要[編集]
黄色い救急車はその名のとおり黄地に赤帯の塗装をしており、暴れたり、謎の言語を呟いていたりする危険人物を精神病院に運搬する。気違いを運ぶだけあって重装備であり、気違いが運転手や看護師に手を出したりしないように武装救急隊員によって手足は縄で結ばれ、到着まで鉄の箱に入れられる。また、黄色い救急車が走るルートが決まると万一に備えて機動隊が周りを取り囲み、そこを通り過ぎるまで通常の自動車は走行禁止となる。5人以上の気違いを運ぶ際は機動隊に加え陸上自衛隊の戦車一両、SATも随伴する。一部地域では黄色ではなく緑色、青色、紫色になっていることもある。
こうして到着すると、身動きが取れないようベッドに縛りつけられ、そのまま鉄格子のついた入院施設に入れられる。1970年代頃には普通に漫画などのメディアに登場していたが、現在では見られなくなったのは検閲により削除。
内部の構造[編集]
- ベッド
- 首・腰・手足などの部位に縛り付けるためのベルトがついている。
- 棺桶
- たいへん丈夫な鉄製の箱。ベッドとともに中に入れて鍵をかける。内側はスポンジ製のクッション素材になっていて、中で気違いが暴れても、安全なように作られている。最近はαゲルなる新素材が採用されている。もちろん気違いが失禁しても大丈夫なように抗菌防臭対策も万全である。
- 防音シート
- 気違いが叫んでも、外部に聞こえないように、防音素材で厳重に包み込む。
- 鉄格子
- 棺桶はとても頑丈であるが、いちおう念には念を入れて。
- 酸素ボンベ
- 酸素が無いと閉じ込められた気違いが窒息で死んでしまうので、酸素ボンベで酸素を供給する。人権上の配慮として厚生労働省の省令で定められている。
- 散弾銃
- 何か安全ではない事をしている。
気違いの搬送法[編集]
- 通報を受けた車両が到着する。
- 気違いをロープで縛り、奇声を抑えるためにガムテープを貼り付ける。縛った気違いはベッドに据え付ける。
- ベッドごと麻布で巻き、さらに上から革製ベルトで固定する。
- 「固定確認ヨシ」の号令を唱和して気違いが固定されたことを確認する。
- 鉄箱に入れ、施錠する。トリプルロックが望ましい(経済産業省の規定では、必ずダブルロックはやらなければならない)。
- 隊員の「施錠終了」の号令を受けて、隊長が「○○時○○分施錠!」と号令を発する。
- 鉄箱を防音シートで厳重にくるみ、積載する。積載したら鉄箱に酸素供給ホースをつなぐ。
- 精神異常者保護確認証明書(5号形式)に、気違いを捕まえた場所と施錠した時間が書き込まれ、精神病院に引き渡すまで保存する。
- 機動隊に随伴(場合によっては陸上自衛隊とSATも加えて随伴する)されて精神病院に向かう。
- 精神病院に到着したら鉄箱を開き、麻酔を気違いに打つ。この際、周囲に武装救急隊員が最低3名以上いることが経済産業省の規定で定められている。
- 昏睡状態の気違いを専用ストレッチャー(革製ベルト付き)で病棟まで搬送する。最低でもここまで武装救急隊が随伴する。
- 麻酔が覚めないうちに気違いを精神病院に引き渡せば任務完了。後は病院の規定に任せ、次の任務を待つ。
武装救急隊[編集]
気違いが暴れても病院へ運べるように、救急隊員の中から特に屈強な柔道や合気道の有段者を選抜して構成されている。麻酔銃とスタンガンを装備し、気違いを速やかに病院へ送る。武装救急隊員は国家資格であり、年に一回7月下旬に都立松沢病院と大阪大学付属病院で資格試験が行われている。給料は年収1600万円~2300万円(自治体によって格差あり)であるが、暴れる気違いに立ち向かう危険性を考えれば安いと言える。武装救急隊の存在については人権上の配慮から、秘密とされている。
- 武装救急隊の組織図
- 都道府県知事 - 第二公安委員会 - 武装救急監 - 武装救急指令 - 武装救急士 - 武装救急士補
- 武装救急隊の装備
- 武装救急隊の人数
- 推定150名程度と言われている。ただし、時期によっては通常の救急隊が武装することもあるので、実際の人数は不明である。
詳しくは武装救急隊の独立ページを参照。
車両数[編集]
全国的に見ても黄色い救急車の量は少なく、常備されているのは東京大学理科IV類近くや大阪民国など一部の気違い多量地区を管轄する派出所にある数台である。しかし、気違いが増える花火大会や鉄道関連イベントの日になると臨時に通常の救急車を改造し、黄色い救急車にして事態に備えている。
改造は、普通の救急車を黄色(もしくは緑色か青色)に塗るだけである。使用後は白く塗り直されて通常の業務に戻る。黄色く塗っては白く塗ることを繰り返しているため、救急車の塗装は年々厚みを増していた。しかし、これでは塗装費がかさみ、燃費も悪くなるため、国土交通省は「白い救急車の上に『精神異常者搬送中』と書かれた看板を掲げることによって、黄色い救急車と同じ扱いを受けることが出来る」という規定を設けた。
少し前までは黄色のラッピングシートを使用して普通の救急車を黄色くする手法が使われていたが、ラッピングバスブームや痛車ブームなどによりラッピングシートの需給が不安定になったことと、ラッピングシート取扱い技術者(意外と知られていないが、業務として行うには国家資格が必要である)の確保が困難となったため、前述の「看板」規定が設けられることとなった。
鉄道版黄色い救急車 (ドクターイエロー)[編集]
鉄道依存症にかかった人物は、駅でしばしば罵声を上げたり、撮影と称して私有地に不法侵入することがある。代表的には大宮駅 (埼玉県)や京都駅が有名だが、夜行列車の廃止日や新型形式のお披露目ともなればそのような人物が駅や線路際に大量に現れる。そして、駅員や他の乗客、沿線住民に多大な迷惑と危険を及ぼす。各鉄道会社は対策として、鉄道依存者たちの間で「ドクターイエロー」と呼ばれている「線路・架線検査をするための電車(700系を改造した新幹線が有名)」を改造し、黄色い救急電車とした。車体の色は黄色とは限らず、JR東日本「East-i(紅白色、普通の救急車の車体色に近い)」のようなものもある。また、九州新幹線はあまりの急勾配のためにドクターイエローが入れないため、JR九州では800系(これも普通の救急車の車体色に近い)の一部を出動の都度黄色い救急電車に仕立てることができるように改造されている。車内は、大量の依存者たちを収容できるように(自動車版)黄色い救急車の設備の造りを大掛かりにして、より進んだ措置が出来るように講じている。中に入った人しか分からないが、ドクターイエローの内部は防音壁をふんだんに使っているためもの凄く狭い。
依存者の暴走に対処するため、この車内にも鉄道員の中から武術に優れた鉄道員を選び抜き乗車させている。また、武装救急隊と同様に発砲権限を与えられているので、MP5KサブマシンガンとUMPサブマシンガンを持つ。一説では武装救急隊と自衛隊と合同訓練を執り行っているという説もあるほど、錬度が高い。もっとも、手に余る場合は270km/h走行中に車外へ放り投げてしまうため、実際に武器を使用する機会は少ないとの説もある。
危篤状態な患者は別として、精神病院に搬送しない理由は、あまたの患者を病院に運んでしまうと精神病院の受け入れ可能な病棟が足りなくなり、鉄道依存症以外の気違いが搬送出来なくなるからである。
当然ながら運行スケジュールは極秘であり、JR当局に問い合わせても教えてくれない。むしろJRに問い合わせたことで鉄道依存症の重症患者の疑いありとしてマークされる。
- 電光掲示板の表示例↓
- 9:25 大宮 6両
- 臨時 ドクターイエロー 1両
ドクターイエローは一般の方はご利用になれません。ご注意ください。
黄色い救急車を呼ぶ方法[編集]
- 町で気違いを見かけたらすぐに1194164585468797987322351145148933349800.007を押し通報する。なお119で通報してしまうと白い救急車が来てしまうので注意。
- 見慣れない黄色いワゴンタイプの車が来たらそれが黄色い救急車。すぐに気違いの身柄を黄色救急隊員に引き渡す。
- あとは黄色救急隊員の管轄。彼らが気違いを精神病院に連れてってくれる。
- 通報者は3000円貰える。地域によっては5000円というところも。
- 駅や踏切、線路際で鉄道依存者が大量にたむろしているのを見つけたら、駅員か最寄の鉄道会社に連絡する。尚、5人以下なら自動車の黄色い救急車を呼ぶこと。迂闊に鉄道を呼んだ場合、ダイヤが乱れるため。
なお、場所、服装、通報時の言い方によっては貴方が精神病院行きになってしまう場合がある。迷惑通報(虚偽通報)の場合は確実に病院送りとなるので、絶対避けるべきである。
黄色い救急車に運搬された気違い[編集]
下に、通報されて黄色い救急車に載せられていった人々を挙げる。
- 精神年齢3歳の成人
- キーボードクラッシャー
- ドイツにも黄色い救急車がある事が確認された。
- 田代まさし
- シャブ中の彼は現在秘密施設で望みのない修理を施されている。
- 勝木諒
- 初公判後は全く情報が公開されていないので、黄色い救急車で秘密裏に始末したのかもしれない。
黄色い救急車が多く走る地域[編集]
下に、黄色い救急車が多く走っている地域を挙げる。
- 国際通り
- 成人式会場付近
- ハロウィンシーズンの渋谷全域
- 道頓堀界隈
- 西成
- 女子大小路
- クラブ及びレイブ会場
- 某百科事典サイトのコアなユーザーが生息している地域
- カスミアンチが生息している地域
- アメリカ合衆国ワシントンD.C. NEST本部付近(だが、NEST解散以来、その救急車を見た市民はいない。きっと廃車されたのだろう。)