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【競馬・ボート・競輪】

[競馬]東海S ウィザード充実 好相性川田で重賞連勝だ

2019年1月18日 紙面から

 中京競馬の「第36回東海S」(GII・20日・ダート1800メートル)の追い切りが17日行われ、チュウワウィザードが栗東坂路で力強く2馬身先着。名古屋グランプリに続く重賞連覇が意識できる出来だ。中山競馬の「第60回アメリカジョッキークラブカップ」(GII・20日・芝2200メートル)では昨年の菊花賞馬フィエールマンが、美浦Wで貫禄十分の走りを披露。“最強世代”のクラシックホースが存分に力を誇示してくれそうだ。

 大久保師はチュウワウィザードの追い切りをじっくりと見極めて東海Sへのゴーサインを出した。朝一番の栗東坂路。ニッポンテイオー(4歳500万)を前方に見て、進めた最終追い切りは雄大なフットワークでウッドチップを巻き上げて加速。ラスト1F12秒4でパートナーを2馬身離してフィニッシュラインを通過した。

 「動きは良かったですね。以前は大事に使ってきましたが、状態面が充実しているので最近は詰まったローテでも期待に応えてくれるようになってきました」と大久保師は充実ぶりに目を細める。

 前走の名古屋グランプリで重賞初制覇を果たした。ミツバが先に仕掛ける展開を読み切っての勝利。小回りコースの地方競馬で挙げた勝利とあって、川崎記念(JpnI・30日・川崎・ダート2100メートル)との二択に悩んだ陣営だったが、状態と適性を見極めた上での東海S出陣だ。

 「最近は先行できる器用さも身に付けてきました。ただ、小回りコースを上手に立ち回ってこなしてくれたとはいえ、大きなコースの方が持ち味は生きるタイプですから」と指揮官は意気込む。

 レベルの高い明け4歳馬の中で今年の飛躍が期待される1頭。「1800メートルは走るし、左回りにも問題はない。それに引き続き川田君が乗ってくれますから」と大久保師。川田とのコンビでは前走の名古屋グランプリ勝ちを含めて【3010】。相性のいい鞍上を背に重賞連勝を目指す。 (大野英樹)

 

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