▽愛知県軟式野球連盟が選抜した10チームによるリーグ戦▽第10日▽17日▽パロマ瑞穂球場▽中日スポーツ共催
パナソニックデバイスSUNXは2-1で近藤産興を破り初勝利を挙げた。西迫旭監督(44)=富士大出=が右翼手で出場、先制打を放つなどけん引した。GTRニッセイは7-1で小林クリエイトを下し、首位対決を制して5勝目(1敗)を挙げ単独首位に立った。菊水化学工業は8-4でイスコジャパンに勝った。
緊急出動の新監督がヒーローになった。パナSUNXは2回2死二塁で9番・右翼手で先発した西迫監督が中前に先制適時打を放った。西迫監督はこの日、白木、山田のレギュラー2人が仕事の都合で欠場した穴埋めとして、今大会初めての出場だった。
今大会から吉田俊二前監督の後任としてチームを率いる西迫監督は「ラッキーな当たりでしたが、なんでもよかった。もともとは一塁手が主で、外野はやったことがないんです」と胸をなで下ろす。出塁してからはベース上からサインを出し、プレーイングマネジャーとして奮闘。9回は最終打者のライナーを突っ込みながら好捕。新監督としての初勝利を自らアシストした。
パナSUNXは初戦でGTRニッセイに7回コールド負けしたのを皮切りに3連敗(2引き分けを含む)。「このまま全敗かと心配でした。勝ててうれしい。残り試合でも頑張ります」と笑顔を見せた。 (高野行正)