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 セキュリティー専門家のトロイ・ハント氏は2019年1月17日、7億7290万4991件のメールアドレス情報と2122万2975件のパスワード情報がネット上で公開されたと自身のブログで伝えた。流出した情報については、ハント氏が運営する個人情報漏洩検索サービス「Have I Been Pwned(HIBP)」で確認できる。

トロイ・ハント氏の個人ブログ
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 ハント氏は26億9281万8238行にわたるデータを入手。分析の結果、11億6025万3228件の電子メールアドレスが含まれており、ここから重複するものなどを取り除いて、ユニークな7億7290万4991件の電子メールアドレスを抽出できたという。

 今回の情報は「MEGA」というストレージクラウドサービス上にアップロードされたもの。現在は削除されている。元の書き込みには「2000以上のデータベースを集めたもの」という記述があり、ハント氏もネット上の様々なところから集めてきたものではないかと推測している。入手したデータの中には、ハント氏のメールアドレスと過去に何年も使っていた古いパスワードが含まれていたとしている。