ラインとアウトライン
今回はラインとアウトラインについて紹介したいと思います。
とりあえずのイメージです。
◆直線を引く
まずは、直線を引く動きです。
黒背景に斜めクリッピングをかけます。
ぼかし0、幅2です。
四角形やライン(移動軌跡)なども試しましたが、
斜めクリッピングが一番綺麗に線が引けました。
そのままでは長いので、クリッピングをかけて長さを調節します。
1280の線を左右440クリッピングして、400の線が残ります。
これで下準備が完了です。
では、動かしていきましょう。
まず、中間点を二つ打ちます。
最初の部分を選択して、クリッピングの右を加減速移動にします。
(*もちろん直線移動でも、イージングでも構いません。)
クリッピングの右を移動させ、線が見えなくなるまで調節します。
次に、最後の部分を選択して、左を加減速移動にします。
そして、線が消えてなくなるように調節します。
画面が見えづらい場合は、一時的に斜めクリッピングの幅を大きくするか、
作業ウィンドウを100%にするとよく見えます。
このように線を引いて、消えていく動きができていれば完成です。
縦に線を引くときは、斜めクリッピングの角度を90度にして、
クリッピングの移動を上下に変えます。
もっと簡単にするなら、背景の方の回転を90度にしてもいいです。
作った横線をCtrl+Dで複製し、Y値180と-180に。
縦線は、同様に複製し、X値180と-180としてできたのがこちら。
反転を使ってクリッピングの方向を変えたり、数フレームずらしてみたり、
少しずつアレンジしてみてください。
斜めの線は、クリッピングで長さを調節して、
背景の方の回転を+-45度にするとできます。
◆オブジェクトのアウトライン化
前回切り抜きのところでも紹介しました、
レイヤーのサムネをAlt+左クリックします。
背景が透明な新しいレイヤーを作り、メニューバーの編集から、
”選択範囲の境界線を描画”を選びます。
線の幅を1pxにします。
元画像を非表示にして、白背景を差し込んで確認します。
保存する際に背景を非表示にすることをお忘れなく。
オブジェクトだけでなく、テキストもアウトライン化できるので便利です。
こうして、考えておいたイメージを、
動かしてみると、こうなりました。
これらもやり方は同じです。
いかがだったでしょうか。
様々なオブジェクトの形に沿ってラインを引いてみるなど、
機会があれば是非試してみてください。
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