あおり運転でバイクに追突 判決は25日に
あおり運転でバイクに追突し、男子大学生を殺害した罪に問われている男の裁判で、検察側は懲役18年を求刑した。 殺人の罪に問われている、中村精寛被告は、去年7月、バイクに追い抜かれたことに腹を立て、バイクをあおって追突し、乗っていた高田拓海さんを殺害したとされている。 裁判で、中村被告は「気づいたら前にバイクがいた」と述べ、ブレーキが遅れたことによる事故で、あおり運転はしておらず殺意もなかったと主張している。 17日の裁判で、検察側はドライブレコーダーの映像を何度も再生し、「周りの車を猛スピードで追い抜き、割り込み的な車線変更をしバイクに急接近していて、まれに見る殺人運転だ」として、中村被告に懲役18年を求刑した。 高田さんの妹「ドライブレコーダーの最後の(『はい、終わり』という)言葉について、被告人は、自分の生活が終わったと言っていたが、軽い口調でゲームオーバーみたいな感じの言い方。ウソをついているようにしか思えない」 判決は、今月25日に言い渡される。
大阪2019.01.18 01:28