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■■ 静岡鉄道駿遠線車両史年表 ■■

 1889年(明治22年)~1926年(大正15/昭和元年)

年代(西暦)関係事項 駿遠線関係事項 車両関係事項
明治22年(1889年)
官設東海道線開通
2月1日:国府津~静岡間
4月16日:静岡~浜松間
   
明治43年(1910年)
4月21日:軽便鉄道法公布
   
明治44年(1911年)
3月27日:軽便鉄道補助法公布
1月15日:藤相鉄道敷設出願
11月25日:藤相鉄道設立
 
明治45/大正元年(1912年)
7月29日:明治天皇崩御
8月28日:中遠鉄道設立
11月24日:藤相鉄道起工式
 
大正2年(1913年)
8月1日:東海道本線全線複線化
11月16日:藤相鉄道
大手~藤枝新間開業
藤相鉄道:1~4号機新製
大正3年(1914年)
7月28日:第一次世界大戦開戦
12月1日:東京駅落成
1月12日:中遠鉄道
袋井新~新横須賀間開業

9月3日:藤相鉄道
藤枝新~大井川(旧)間開業

12月1日:藤相鉄道
鉄道院(東海道線)と連帯運輸開始
中遠鉄道:1~4号機新製
大正4年(1915年)
8月15日:横浜(新)駅落成、旧
横浜駅は桜木町と改称
5月1日:藤相鉄道
大幡~細江間開業

5月9日:藤相鉄道
富士見橋で人力による貨物輸送開始
鉄道院線と貨物連絡運送開始
7月21日:藤相鉄道
大井川~大幡間人車軌道(貨車)開

9月18日:藤相鉄道
細江~遠州川崎町間開業
11月11日:藤相鉄道
大井川人車軌道で旅客輸送営業開始
中遠4号機譲渡→藤相5号機

人車客車1~6新製

大正6年(1917年)   藤相鉄道:6号機新製
大正7年(1918年)
4月1日:東海道本線、丹那トン
ネル熱海口着工
7月5日:同、三島口着工
6月16日:藤相鉄道
遠州川崎町~相良間開業
10月15日:藤相鉄道
人車軌道(富士見橋)に列車交換設備
藤相鉄道:7号機新製
大正8年(1919年)
5月1日:大日本軌道静岡支社、駿
遠電気に譲渡
8月:藤相鉄道
藤枝新駅国鉄北口に開業、路線も変

9月6日:藤相鉄道
倉庫業および運送取扱業開業
 
大正9年(1920年)
5月15日:鉄道院を廃止し、鉄道
省を設置
  藤相鉄道:5号機売却
藤相鉄道車両総数:
SL6両、PC14両、FC29両(有蓋22両・無蓋7両)
合計49両

中遠鉄道車両総数:
SL3両、PC6両、FC9両(有蓋6両・無蓋3両)
合計18両

大正11年(1922年)
12月21日:国鉄熱海線小田原~
真鶴間開通
7月:藤相鉄道
台風の集中豪雨で富士見橋が流失、
人車軌道は営業休止
 
大正12年(1923年)
9月1日:関東大震災発生
  藤相鉄道:8・9号機新製
大正13年(1924年)
10月1日:国鉄熱海線真鶴~湯河
原間開通
4月4日:藤相鉄道
大井川~大幡間開業、新富士見橋に
併用軌道敷設、このため人車軌道廃

4月17日:中遠鉄道
袋井駅構内~池新田間定期路線バス
営業許可

12月4日:藤相鉄道
藤枝自動車商会買収により自動車営
業開始
人車客車1~6廃車
大正14年(1925年)
7月1日:国鉄全車両、自動連結器
一斉交換開始
1月16日:藤相鉄道
大手~駿河岡部間開業

4月6日:中遠鉄道
袋井新~新袋井延長開業(国鉄連絡に
より連帯運輸開始)
4月7日:中遠鉄道
新横須賀~南大坂間開業
藤相鉄道:10~12号機新製
中遠鉄道:2代目4号機転入
大正15/昭和元年(1926年)
12月25日:大正天皇崩御
4月29日:藤相鉄道
相良~地頭方間開業(新藤枝~地頭
方間全通)
 

 1927年(昭和2年)~1945年(昭和20年)

年代(西暦)関係事項 駿遠線関係事項 車両関係事項
昭和2年(1927年)
8月1日:シベリア経由で国際連絡
運輸(戦前)開始
4月1日:中遠鉄道
南大坂~新三俣間開業(新袋井~新
三俣全通)

7月5日:藤相鉄道
小口扱および特別小口扱貨物の連帯
運輸開始
 
昭和4年(1929年)
10月24日:世界大恐慌始まる
4月:中遠鉄道
ガソリンカー導入、日本初の片ボギ
ー式内燃動車営業運転開始
中遠鉄道:キハ1・2新製
昭和5年(1930年)
1月1日:鉄道にメートル法採用
藤相鉄道車両総数:
SL11両、PC17両、FC39両(有蓋24両・無蓋15両)
合計67両
中遠鉄道車両総数:
SL4両、PC8両、FC13両(有蓋6両・無蓋7両)
合計25両
昭和6年(1931年)
9月18日:満州事変勃発
11月15日:中遠鉄道
倉庫業および運送取扱業開業

12月21日:藤相鉄道
ガソリンカー導入
藤相鉄道:キハ1~3新製
昭和7年(1932年)
2月25日:財団法人鉄道広済会
設立
2月:藤相鉄道
富士見橋の併用軌道でキハ1とトラッ
クが衝突、負傷者多数発生

5月:中遠鉄道
貨物自動車運輸の営業許可
 
昭和10年(1935年)
3月30日:国鉄伊東線、熱海~網
代間開通
7月:藤相鉄道
営業合理化のためSL5両廃車
藤相鉄道:2~4・6・7号機廃車
中遠鉄道:キハ3新製
昭和11年(1936年)
2月26日:二・二六事件発生
5月18日:藤相鉄道
大手~駿河岡部間鉄道営業廃止
藤相鉄道:キハ4、キハ5新製
昭和12年(1937年)
7月7日:日中戦争勃発
7月9日:藤相鉄道
大井川鉄道専用橋完成、併用軌道廃止
藤相鉄道:1号機廃車
昭和13年(1938年)
4月1日:陸上交通事業調整法公
10月26日:藤相鉄道
藤枝新駅改築工事落成
 
昭和16年(1941年)
12月8日:太平洋戦争勃発
  藤相鉄道:キハ7新製
昭和17年(1942年)
10月11日:24時間制開始
3月26日:藤相鉄道
ガソリンカー代燃装置変更許可、下期
には全車代燃化

7月5日:中遠鉄道
会社創立三十周年記念祝典、物故者
慰霊祭、三十周年記念誌発行
中遠鉄道:5号機転入
昭和18年(1943年)
8月27日:鉄道防衛総本部設置
11月1日:遠州電気鉄道・浜
松自動車・遠州乗合自動車
他が合併・統合し、遠州鉄道
(株)創立
5月15日:
陸上交通事業調整法に基づき、藤相
鉄道・中遠鉄道は静岡乗合自動車・
静岡交通自動車とともに静岡電気鉄
道に合併、静岡鉄道(株)創立
藤相鉄道→静岡鉄道藤相線
中遠鉄道→静岡鉄道中遠線

藤相線8・9→6・7号機改番

昭和20年(1945年)
1月31日:静岡鉄道秋葉線、可睡
口~可睡間東南海地震により廃止

8月15日:太平洋戦争終戦
  中遠線4→13号機改番
中遠線5→14号機改番

 1947年(昭和22年)~1970年(昭和45年)

年代(西暦)関係事項 駿遠線関係事項 車両関係事項
昭和22年(1947年)
5月1日:浜松鉄道(奥山線)、遠
州鉄道と合併、同鉄道奥山線になる
12月29日:
新三俣~池新田(浜岡町に駅名変
更)間連絡線工事竣工
静岡鉄道:15・16号機新製
13・14号機中遠線→藤相線
に転属
静岡鉄道駿遠線車両総数:
SL10、DC7、PC20、FC49(有蓋22・無蓋27)
合計86両
昭和23年(1948年)
5月29日:国鉄復興5カ年計画
7月1日:国鉄ダイヤ大改正
1月20日:
新三俣~浜岡町間開業
9月6日:
浜岡町~地頭方間開業、直通運転開
始により駿遠線と改称
※静岡鉄道藤相線・中遠線→静岡鉄
道駿遠線
静岡鉄道:17・18号機使用開
始(転入は15・16号機より早
かった)
昭和25年(1950年)
6月25日:朝鮮戦争勃発
静岡鉄道駿遠線車両総数:
SL13、DC9、PC26、FC55(有蓋29・無蓋26)
合計103両
昭和26年(1951年)
4月24日:桜木町事件発生
2月15日:
駿遠運送(株)創立にともない、混
合列車を廃止
キハD10転入(赤穂鉄道より)
7号機廃車→(DB601)
17号機廃車→売却

DB601新製
昭和27年(1952年)
4月1日:IRTO廃止、進駐軍
輸送制度を改正
蒸気機関車の使用廃止 1~3・6・10~12・13・
14・15~16・18号機廃車
→足回り一部DB形に応用

DB602~606新製(5両)
昭和28年(1953年)
7月27日:朝鮮戦争休戦調停調
  DB607・608新製
昭和29年(1954年)
9月26日:洞爺丸台風により、
青函連絡船洞爺丸等5隻遭難
蒸気機関車この年まで1両車籍あり キハD11・C12・C13転入
(鞆鉄道より)
DB609新製
静岡鉄道駿遠線車両総数:
SL1、DL9、DC10、PC30、FC56(有蓋29・無蓋27)
合計106両
昭和31年(1956年)
11月19日:国鉄ダイヤ大改正
1月1日:
藤枝新駅を新藤枝駅に改称
11月19日:
新藤枝~地頭方間快速列車運転開
始(1日6本)
キハC3予備車→廃車?
昭和32年(1957年)
12月27日:カラーテレビ実験
放送開始
4月:国道1号線との立体化により

瀬戸川~新藤枝間線路付替え
キハD10車体延長改造
静岡鉄道駿遠線車両総数:
DL9、DC13、PC33、FC37(有蓋20・無蓋17)
合計92両
昭和33年(1958年)
11月1日:東京~大阪間に特急
こだま運転開始
5月20日:
新袋井~新三俣間快速列車運転開始
10月1日:
新藤枝~新袋井間(全線)快速列車
運転開
キハC13改造、車体延長・ボギー
化改造→キハD13
昭和34年(1959年)
4月20日:東海道新幹線起工式
5月15日:
鉄道貨物営業廃止
6月1日:
鉄道貨物輸送廃止

9月22日:
地頭方~新三俣間、快速列車を普通
列車化
キハD14新製
貨車全車、キハC1・2廃車?
(貨車一部は保線用に使用)
昭和35年(1960年)
12月20日:道路交通法施行
  キハD15・16新製
昭和36年(1961年)
10月1日:国鉄ダイヤ大改正
  キハD17~20新製(4両)
昭和37年(1962年)
9月14日:静岡鉄道静岡市内線
廃止
9月20日:静岡鉄道秋葉線廃止
9月30日:
相良~地頭方間、新三俣~新横須
賀間、快速列車を普通列車化
自社工場製造最後の新造客車
ハ112、切り妻張り上げ屋根、

ゴム支持窓の近代的姿で誕生
昭和38年(1963年)
5月1日:遠州鉄道奥山線、奥山
~気賀口間廃止
  草軽電鉄から購入したホハ30を
改造、セミクロスシートのロング
化等
→ハ113~115
昭和39年(1964年)
10月10日:東京オリンピック
11月1日:遠州鉄道奥山線、気
賀口~遠鉄浜松間全線廃止
9月26日:
大手~新藤枝間、堀野新田~新三俣
間鉄道営業廃止
車両整理あり?
昭和40年(1965年)
10月1日:みどりの窓口設置
  DD501新製
キハD4エンジン撤去→ハ29
昭和41年(1966年)
4月20日:国鉄全線ATS化完
静岡鉄道駿遠線車両総数:
DL8、DC14、PC39、FC8(有蓋1・無蓋7)
合計69両
昭和42年(1967年)
9月28日:新清水トンネル開
通、上越線全線複線化
8月27日:
新袋井~新三俣間鉄道営業廃止

10月16日:
快速列車運転廃止
キハD5・10・11・12・
13
DB601~609
客車廃車?
昭和43年(1968年)
10月1日:東北本線全線複線電化
8月21日:
大井川~堀野新田間鉄道営業廃止
キハD6~8・9・14~17
客車多数廃車
(6両残存)
昭和44年(1969年)
5月26日:東名高速道路全線開通
静岡鉄道駿遠線車両総数:
DL1、DC3、PC6、FC0(有蓋0・無蓋0)
合計10両
昭和45年(1970年)
3月15日:日本万国博覧会開催
7月31日:
新藤枝~大井川間鉄道営業廃止
(静岡鉄道駿遠線全線廃止)

8月1日:
代行バス運転開始
キハD18~20・DD501
客車6両廃車(全車両廃止)

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