【動画あり】「二つの顔」で電車復活 筑豊電鉄、12日から運行

創業当時の車両の顔と「黄電」として愛された側面のデザインが楽しめる筑豊電気鉄道の電車=9日午前、北九州市八幡西区
創業当時の車両の顔と「黄電」として愛された側面のデザインが楽しめる筑豊電気鉄道の電車=9日午前、北九州市八幡西区
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1977年以降に愛された「黄電」の顔と創業当時の側面のデザインが楽しめる筑豊電気鉄道の電車=9日午前、北九州市八幡西区
1977年以降に愛された「黄電」の顔と創業当時の側面のデザインが楽しめる筑豊電気鉄道の電車=9日午前、北九州市八幡西区
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1977年以降、筑鉄の主力を担った「黄電」(きなでん)デザイン。通勤・通学での利用者が多かったという=9日午前11時35分、北九州市八幡西区の筑鉄楠橋車庫
1977年以降、筑鉄の主力を担った「黄電」(きなでん)デザイン。通勤・通学での利用者が多かったという=9日午前11時35分、北九州市八幡西区の筑鉄楠橋車庫
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筑鉄創業期を支えた「西鉄マルーン&ベージュ」デザイン。当時は西鉄北九州線も運行しており、相互乗り入れしていた=9日午前11時36分、北九州市八幡西区の筑鉄楠橋車庫
筑鉄創業期を支えた「西鉄マルーン&ベージュ」デザイン。当時は西鉄北九州線も運行しており、相互乗り入れしていた=9日午前11時36分、北九州市八幡西区の筑鉄楠橋車庫
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筑鉄創業期を支えた「西鉄マルーン&ベージュ」デザイン。当時は西鉄北九州線も運行しており、相互乗り入れしていた=9日午前11時35分、北九州市八幡西区の筑鉄楠橋車庫
筑鉄創業期を支えた「西鉄マルーン&ベージュ」デザイン。当時は西鉄北九州線も運行しており、相互乗り入れしていた=9日午前11時35分、北九州市八幡西区の筑鉄楠橋車庫
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 筑豊電気鉄道(福岡県中間市)は12日から、かつて利用者に愛された二つのデザインを半分ずつ塗装した電車の運行を始める。「二つの顔」を持つ車両は「全国的にも聞いたことがない」(日本民営鉄道協会)という。

 デザインの一つは1956年の創業時のもので、小豆色とベージュのツートンカラーが特徴。もう一つは、77年から約30年間主力車両として活躍し「黄電(きなでん)」の愛称で親しまれた、黄色に赤いラインが入ったデザイン。

 3両編成の前面と左側面のL字部分を創業時の塗装に、反対側のL字部分を黄電の塗装にした。

 同社によると、塗装の更新時期を迎え、どういう塗装にするか社員に意見を募ったところ、両デザインを組み合わせた案が1番人気だったという。

 電車は黒崎駅前(北九州市八幡西区)-楠橋(同)を早朝に2往復する。永尾亮二社長は「筑鉄の歴史を感じながら乗っていただければ」と話した。

=2018/11/10付 西日本新聞朝刊=

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