【首都スポ】[高校野球]石岡一、147キロ右腕・岩本のお手本は吉田輝星2019年1月17日 紙面から
私学からの誘いを断って地元の石岡一を選んだエース岩本大地投手(2年)は「小学校のころから試合を見ていたので、ここでやりたかった」と力強い。酒井主将とは、中学軟式のオール県南でチームメート。甲子園を目指そうと誘い合って入学した。入学時に140キロ程度だった直球は昨春、147キロをマーク。身長174センチと小柄ながらプロのスカウトも注目。川井監督も、八郷中の後輩でもある2年生エースを「指導者になってから見た中で一番のピッチャー」と絶賛する。 昨夏は茨城大会で霞ケ浦にコールド負け。「ストレートに頼っていた」と反省して配球を考えるようになった。夏の甲子園の金足農の吉田はいいお手本だ。 「持っている球種が似ている。ストレートを生かすためには配球が大事。お手本にした」 成長した姿を見せたのは秋の県大会。明秀学園日立、土浦日大、藤代を相手に3試合で防御率2・20、土浦日大戦では12奪三振。成長途上のエースは「勝ってセンバツに行きたかったけど、21世紀枠候補に残ったので、楽しみに待ちたい」と目を輝かせた。 ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」。トーチュウ紙面で連日展開中。
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