プロデビューより一足先に“若者の街”を満喫だ。ロッテのドラフト1位・藤原恭大外野手(18)=大阪桐蔭=は16日、前日のオフに念願の「渋谷デビュー」を果たしたことを明かした。同期のルーキーたちと連れ立って「ちょっとだけでした」という社会科見学に出向いた。
「電車は苦手です」。そんなスーパールーキーが満を持して、おしゃれスポットに足を踏み入れた。渋谷駅前のスクランブル交差点などを散策した藤原は「人が多かったです」と目を白黒…。地元の大阪も大都会だが、首都の喧騒(けんそう)は桁違いだった。
さらに貴重な休日を利用し、選手寮近くで「ママチャリ」も購入。有意義な1日から一夜明けたこの日は、野球漬けの日々を再スタートした。室内練習場で新人合同自主トレ初となる打撃投手との打撃練習を実施。「足を上げるタイミングとかフォームにばらつきがあった」。そう振り返った藤原は「今はしっかり基礎をやりたい」とも。首脳陣に本格アピールする春季キャンプに向け、焦りは禁物だ。