中日のドラフト5位・垣越建伸投手(18)=山梨学院高=が16日、初のブルペン入り。捕手を立たせての投球だったが、独特のゆったりとしたフォームから、キレのある球を20球投げた。
「特に課題を決めずに入りました。一番(の目的)はブルペンに入るということでした」
10日には発熱など風邪の症状を訴え、11日のNPB新人研修会も欠席した。出遅れが心配されたが、それも杞憂(きゆう)だった。オフだった14日も「休んでばかりいられませんから」と黙々と走り込むなどし、きっちりと準備を整えた。
試運転ながら目についたのは、そのフォーム。ゆったりと動きだし、突如ギアが入る。垣越も「1、2、3とテンポ良く投げたらダメ。自分のフォームの特長なので生かしていきたい」と言う。高校生ということを考えれば焦る必要もない。ただ、大きなスケールの一端は見て取れた。 (島田明)