パチュリー・ノーレッジ

登録日:2009/05/28(木) 19:18:22
更新日:2017/12/07 Thu 15:03:03
所要時間:約 6 分で読めます




東方Projectの登場キャラクター。

能力:火+水+木+金+土+日+月を操る程度の能力。

月+火+水+木+金+土+日を操る程度の能力と間違われるが、火から始まるのであって決して月ではない。
精霊魔法と属性魔法も使う。
見た目こそ西洋人だが、使用する魔法は陰陽五行がベースになっている。東洋人だが西洋魔術を使う魔理沙とは対の存在である。

『二つ名』
知識と日陰の少女(紅魔郷)
動かない大図書館(萃夢想、緋想天、地霊殿、求聞史紀)
得体の知れない魔法の元(文花帖)
花曇の魔女(緋想天)

気質:花曇

テーマ曲:ラクトガール 少女密室

紅魔館の図書館に住み着いている魔法使い。本の虫。魔理沙やアリスとは違い生まれつきの魔法使いである。


見た目は幼いが実年齢100歳弱(つまり18歳以上)。
強大な魔力を有するが生まれつきの喘息と貧血の為に、巧く魔法を唱えきれない。宝の持ち腐れ。
戦闘よりもバックサポートやものづくりで本領を発揮する。

喘息に加え、『本の側に或る者こそ自分』という考えをしているため、滅多に図書館の外に出ず運動もしない。故に虚弱体質である。
それ故、同人誌ではオタにもヤられている。

年越しなどの行事では紅魔館内で他のメンバーと一緒に祝う。

「しくしく、貧血でスペルが唱えきれないの」
に萌えたプレイヤーは数知れず。

レミリアとは『パチェ』『レミィ』と互いに愛称で呼び合う仲だが、いつから付き合いがあるか等明らかになっている部分はあまり多くない。

長い間、本ばかり読んでいる為、膨大な知識をもつが、
あくまでも書物から得た知識しか持ち合わせていないのでたまに突拍子もない発言をする。
要するにトリビアの泉。

レミリアの突拍子もない思い付きを無茶振りされる苦労人でもある。
大体なんとかするが、材料調達などは咲夜に任せる。

核心を突いているときは答えにたどり着くまでが非常に速く、永琳とも対等にやり取りができる。
色々できてしまうので上位陣からもかなり警戒されている。
勘違いも多いので活躍にはとてもムラがある。

儚月抄では、レミリアの依頼で月に行く為のロケットを製作しているが、上記の通りおぼろげな知識しかないためロケットと呼ぶには……。
(幻想郷の性質上、ロケットに関する資料が少ないためでもある) 

また、よく彼女の居る図書館の名称を"ヴワル魔法図書館"だと勘違いする人がいるが、あれはあくまで曲名であり、正式名称ではない。

ロケット置いたり小さな海を作れるくらいの書斎である。

黄昏フロンティア制作の東方弾幕格闘ゲームである、萃夢想、続編の緋想天では、
虚弱体質をものともせず元気に外を飛び回っている気がするが深く考えてはいけない。


名前の由来
パチュリーはシソ科の植物でハーブの一種。
古びた図書館のようなかび臭いような臭いがするんだとか。
ノーレッジ(knowledge)は゛知識゛を意味する英単語。だが、knowledgeの本来の発音は「ナリッジ」に近い。

「何が『知識と日陰の魔女』だ…貴様は甚だしい勘違いをしている!パチュリーはタミル語で、ノーレッジは英語だ!!」

なお、トランスフォーマーシリーズのブリッツウィング等、他作品のキャラクター名にもこのような事例はままあるので、
他作品のファンがツッコミを入れる際にはブーメラン現象に十分な注意が必要である。


本編以外にも地霊殿、星蓮船を除いてエンディングに出演していることから、ついたあだ名がエンディングの女王。



□ゲームでの活躍

  • 東方地霊殿
魔理沙オプションとして(日)陰ながらサポート。
ボムの性能やモードチェンジなど癖は強いが、慣れてしまえば使い勝手は一番。

  • 東方萃夢想、緋想天、非想天則
全員が飛び道具持ちなゲームだが特に射撃に特化した性能。
ホーミング弾、貫通弾などバリエーション多彩だが以外にもレーザーは殆どない。
遠距離から中距離でのプレッシャーはピカイチだが、逆に近距離での打撃戦は苦手。

病弱設定にそぐわぬアグレッシブさだが、よく見ると立ち状態でも少しフワフワと浮いており、
風の魔法を応用して常に自身を持ち上げて飛行する事で移動しているのかも知れない。
ただそんな設定のパチュリーにもはっちゃけた技はもちろんある。
近距離打撃ですら「打撃判定の魔法」でごまかすパチュリーは、6Aで相手を本で直接殴る
カウンターヒットすると派手にバウンドするので相当な力で殴られているようだ。

一時期画面外から戻ってくるレベルのトンデモホーミング性能の射撃を持っていた時期は
無駄なことは考えずホーミング射撃を連打して相手の霊力が程よく削れたところにロイヤルフレア、
と言う頭の悪い戦法で単独一強になってしまう暗黒の時期があったが、すぐに修正された。



□二次設定について 

二次でのカップリングは魔理沙が主流で、次点であだ名で呼び合う仲であるレミリア、同じ魔法使いのアリス、主従関係にある小悪魔が多い。
希少ではあるがさとりとの組み合わせもある。

「変態レベルで魔理沙にぞっこんのパチュリー」という二次ネタが非常に有名であり、
ギャグ系の二次創作ではアリス同様そういう方向に性格が改変されることが多い。
そんなアリスや霊夢などと魔理沙の奪い合いを演じることもある。
あまりにも有名なので、新参のファンからは「パチュリーってこういうキャラなの!?」と誤解されてしまうこともしばしば。

…忘れられがちだが、原作では魔理沙は魔法使いの妖怪からは余り好かれていない設定である。
魔理沙に本を盗まれている件は三月精の第3部第15話でも語られたが、実際はマジギレ状態で取り返しに行くレベル。
もっとも第2部第14話では、暴風豪雨で紅魔館から帰れなくなった魔理沙と一緒にお茶を飲んでおり必ずしも常に険悪ムードという訳ではない。
アリスやこぁ同様、過度な性格改変は快く思わない人もいるので用法用量を守って。

体型に関してはやや意見が割れ、「全然運動しないし、食も細そうだからきっと痩せているよ」派と
「運動不足がたたってぽっちゃり気味の体型になっているに違いない」派がいまなお意見を戦わせている。
乳に関しても巨乳派と貧乳派に分かれるが、多くのファンから巨乳(通称「おっぱちゅりー」)と認識されており、
イラストや同人誌では着痩せタイプの巨乳に描かれることが多い。

紅魔郷からのキャラということもあり、薄い本への出演率も高い。
当然「俺の嫁」になっている同人誌も数多く、その手の本では大概図書委員的なクールキャラ(時にはクーデレ的な味付けがされることも)となっている。
本を読んで、知識だけは知っているけども実践であたふたしてしまう耳年増であったり、押しに弱い気弱な文学少女であったりと描写は一定しないが、かわいい。
薄い本で彼女に惚れた・惚れ直したというファンも多い。

酷いことをされる時は「魔法を封じられてされるがままに…」というのが定番。

「ひきこもりがち」という設定から「俺らと同じでヲタなんじゃ」という二次設定が付与されることも。



二次創作の格闘ゲーム的な作品では、病弱と言う設定を逆手にとって、「病弱を克服して通り過ぎてしまった」
マッチョなパチュリー、略してマチョリーと言うキャラがたびたび登場する。
魔法の弾幕なんて何のその、攻撃手段は相手に近づいて掴んで投げる。
2m以上の大男でも首根っこを捕まえてはぶんぶん振り回して地面に叩きつける。




追記、修正よろしく

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