池田信夫Verified account

天皇を神格化し戦争を仕掛けた日本に対する周辺国の反感と警戒は非常に強く天皇を戦犯として裁くべきという意見もあった。憲法で天皇の神格否定と戦争放棄をうたい戦勝国側を説得しようと発案した幣原喜重郎首相がマッカーサーに提案したという。それ以後、民主主義と平和主義が日本人の物語となった。

また植民地や資源の獲得のため他国を軍事占領し戦闘で多くの被害を与えたので、その被害者側から恨まれるのは致し方のない事であろう。日本は敗戦後、民主化し平和外交に徹することで周辺国の許しを得、信頼を回復して来た。天皇陛下も繰り返されているが先の大戦への深い反省は必要。自虐ではない。

文明国の仲間入りに必死だった明治期、日清・日露の開戦の詔勅では国際法を守れとあったが、植民地獲得で奢った昭和の対米英戦開戦時にはそれがない。兵士に俘虜は恥だと叩き込んでいた日本軍には捕虜は（市民も）保護すべしという国際法を守る意識は希薄。それが多くの戦犯を産んだ事は否定できない。

素人ゆえ質問させてください。 ①そもそも第二次世界大戦時の日本は相対的にダメ／悪質だったのか？ ②日本人は今、当時のダメさ／悪質さを、客観的な水準以上に、過剰に自虐してるのか？ ③仮により強い自虐意識があるとして、それはWGIPの影響なのか？ という3つの論点に分けるとどう思われますか？