被害額20億円!ランクル&レクサス窃盗団の手口と役割分担
その数約270台、確認が取れないものを含めると、被害総額は20億円以上に上るとみられている。
高級国産車を盗んで海外に不正輸出したとして、大阪府警など4府県警の合同捜査本部は15日までに、パキスタン国籍で自動車販売会社社長のチーマ・アティーク(55)、韓国籍で解体業の徐士白(32)、自動車輸入代行会社社長の伊丹彰一(49)、無職の堤修一(51)、倉庫作業員の川崎倫正(56)、建設作業員の松本寛文(46)ら6容疑者を含む12人を窃盗や関税法違反(無許可輸出)などの疑いで逮捕した。
窃盗団はそれぞれ「実行役」「運搬役」「不正輸出役」「仲介役」に役割分担していた。
2016年春ごろから17年夏ごろにかけ、大阪府や京都府で高級国産車ばかりが盗まれる被害が相次いだ。チーマ容疑者は仲介役で、現金受け渡し役の堤容疑者に「ランドクルーザーやレクサスLXを狙ってくれ」と依頼。川崎、堤両容疑者が徐容疑者ら5人の実行犯に指示し、犯行に及んだ。