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【野球】

菊水化学工業、貴重なドロー 川口が2安打2打点大活躍

2019年1月16日 紙面から

9回裏、菊水化学工業1死一、二塁で川口が左前打=パロマ瑞穂球場で(高野行正撮影)

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 菊水化学工業は5-5でフタバ産業と引き分けた。川口祥平一塁手(26)=享栄高、名城大出=が1回の2点適時打など貴重な2安打で貢献した。ニデックは8-2でGTRニッセイを破り、小林クリエイトは5-1で近藤産興を下した。優勝争いはGTRニッセイと小林クリエイトが4勝で並び、17日に直接対決する。

 7番打者が見事なつなぎ役を果たした。菊水化学工業は2点を追う9回1死一、二塁で川口が左前打して満塁とし、丸茂のエンドランが敵失を誘って同点に追いついた。川口は「なんとしてもつないでチャンスを広げたかった。外のスライダーを踏み込んで打った。良かったぁ」と振り返った。

 1回にはチームに勇気を与える勝ち越し打を放った。2死満塁で左前に2点適時打。「同点にした直後なので気楽にいった。変化球狙いのところにストレートが来たけど上手く反応できた」と一塁ベース上でベンチの声援に笑顔で応えた。

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 美濃羽守監督(62)が「貴重な引き分けです。いいところでつないでくれました」と称えた川口は、愛知県愛西市出身で享栄高から名城大を経て入社した。本来は投手だが、肩の故障で野手を務めている。

 「投げられないのは残念ですが、残り4試合に少しでも貢献したい」と今年創立60周年を迎える菊水化学工業に花を添える決意でいる。 (高野行正)

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