A.B.C-Zの河合郁人(31)が単独初主演する舞台「トリッパー遊園地」製作発表会見が15日、東京都千代田区のホテルニューオータニで行われた。
河合は廃れた遊園地の経営改革に乗り出す中、現代から1944年の太平洋戦争真っただ中にタイムトリップする主人公を演じる。ふぉ~ゆ~の辰巳雄大(32)が44年の遊園地で働く従業員役で出演。SKE48の惣田紗莉渚(25)、純名里沙(47)、いしのようこ(50)、渋谷天笑(35)、榎木孝明(63)ら多彩な顔ぶれが共演する。
2009年の「滝沢演舞城」以来の新橋演舞場で初座長を務める河合は、10代のころにステージで仲間とふざけていて座長の滝沢秀明(36)から怒られた思い出を告白。「『誰の舞台だと思ってるんだ?』と怒られて『滝沢くんの舞台です』と答えたら、それも怒られて『みんなで作り上げてる舞台なんだから、もっと責任を持って全員で作っていく舞台を意識しろ』と言われた。今回も皆さんで作り上げて大きな作品にしていきたい」と先輩からの教えを胸に意気込んだ。
過去に戻れたらしたいことを問われると、河合は10代の時に受けた少年隊の舞台「ウエストサイドストーリー」オーディションを振り返り、「緊張し過ぎて何もできなくて。一緒に行ったジャニー(喜多川)さんから『ユーを呼んだのは失敗だったよ』と言われた。そのころに戻ってもう一回やりたい」と苦笑した。
東京公演は3月15日から23日まで新橋演舞場。岐阜公演は同30日に可児市文化創造センター。愛知公演は同31日に豊田市民文化会館。