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【芸能・社会】

「純烈」解散しない メンバー会見 友井脱退を謝罪「4人で頑張る」

2019年1月16日 紙面から

記者会見に臨む「純烈」。(左から)小田井涼平、白川裕二郎、酒井一圭、後上翔太=東京都墨田区で(高嶋ちぐさ撮影)

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 交際していた女性へのDV(家庭内暴力)や金銭の使い込みなどが報じられた友井雄亮(38)の脱退で揺れる歌謡コーラスグループ「純烈」は15日、東京・両国の国際ファッションセンタービルでリーダーの酒井一圭(43)らメンバー4人が会見し謝罪。解散は否定し、「いつの日かまた、紅白に選んで頂けるように頑張ります」と、4人で再出発する決意を語った。

 夢だった「NHK紅白歌合戦」への初出場からわずか2週間。会見の冒頭で酒井、白川裕二郎(42)、小田井涼平(47)、後上翔太(32)の4人は深々と頭を下げた。酒井は「被害にあわれた方やファンのみなさんに多大なご迷惑をおかけして申し訳ありません」と謝罪。「解散はありえません。夢の紅白をつかんでそのお礼をしなくてはいけない。支えてくれたファン、関係者のみなさんに報いるためにも頑張っていきます」と話した。

 友井は11日の会見でグループからの脱退と芸能界引退を表明。所属事務所とグループ側は友井の意向をくみ、同日付で脱退を認めた。酒井は「友井本人から報道されたことが事実と知らされ、僕の中で心が折れました。これはもう無理、一緒にはできない、と。脱退しかないという結論に達しました」。復帰の可能性については「僕の中であいつは死にました」、小田井も「何年かかっても許されるものではない」と否定した。

 グループで友井は振付や衣装を担当。活動の中核を担う存在だった。元気の象徴として女性ファン人気も高かった。

 その女性への暴力について、酒井は「友井の離婚の理由がインターネット上でDVだと書き込まれていたことを知りました。友井に聞くと『やるわけないだろ』と言っていました。その言葉を信じてやってきましたが…わからなかったです。女性を殴るとか、そんなイメージができません」と悔しさをにじませた。

 小田井は「友井は確かに怒りっぽいところはありました。でも友井のその熱さがグループの原動力になっていた。いまはもっと冷静になって注意しているべきだったと反省している」と涙も浮かべながら話した。

 新メンバーを迎え入れることに酒井は「ゼロではない。ただ、このグループに入りたい人はいないと思う。入りたいと思ってもらえるまで再生させたい」とした。

 会見は90分にわたった。白川は友井との思い出を振り返りながら号泣する場面もあった。4人になった新生「純烈」は24日から東京・明治座の前川清特別公演にゲスト出演。心機一転でファンが待つステージに臨む。

◆「友井復帰応援」ツイッター閉鎖

 友井の脱退表明を受けて、一部のファンは友井の復帰を応援するツイッター「友井雄亮 Come backプロジェクト」を11日から立ち上げていたが、15日までに閉鎖された。3万人の署名を目標にしていたが、批判の声を受けての措置とみられる。

 

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