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【競馬・ボート・競輪】

[競馬]インティ、連勝伸ばして重賞も突破へ

2019年1月15日 紙面から

東海Sを勝ってダート界の主役を狙うインティ

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 第1回中京競馬開幕週のメインは「第36回東海S」(GII・20日・ダート1800メートル)。砂の猛者がそろい、見応えのあるレースが展開されそうだが、何といっても最大の注目は5連勝中のインティ。今回が重賞初挑戦で、陣営は慎重な姿勢を崩さないが、大きな可能性を秘めた馬であることは間違いない。ここも通過すれば、GIの舞台も見えてくる。

 チャンピオンズCをルヴァンスレーヴ、東京大賞典をオメガパフュームと、昨年暮れのGIを3歳馬が連勝。世代交代が進むダート界にあって、もう1頭、新星として大きな期待を寄せられている馬がいる。現在5連勝中のインティだ。

 既走馬相手のデビュー戦こそ9着に敗れたが、そこから負けなしの快進撃。しかも、いずれもワンサイドの圧勝劇で、7、4、4、10、5馬身差と、合計すれば2着に30馬身差をつけてオープンまで勝ち上がってきた。そして、今回の東海Sで重賞初挑戦。いよいよ大舞台でベールを脱ぐ時がやってきた。

 いやが応でもファンの注目が集まる一戦だが、野中師は「正直、今回は期待より不安の方が大きいかな。エンジンはすごいけど、まだボディーがついてきていない。今までとはメンバーが違うし、試金石の一戦でしょう」と挑戦者としての立場を強調する。ただ、ここへきて状態面は上向いており、「相変わらず調教は動かないけど、前走より上がっているよ」と仕上がりには自信を持っている。

 引き続き騎乗する武豊は「連勝しているし全て圧勝だからね。さすがに重賞で一気にメンバーが強くなるけど、どれだけやれるか楽しみ」と期待を口にする。一線級を相手にして6連勝達成へ。ここで重賞初制覇を飾り、ダート界に新たな風を巻き起こす。 (黒柳勝博)

 

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