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【競馬・ボート・競輪】

[ボート]赤岩がイン逃げ完全V 多摩川バトルトーナメント

2019年1月15日 紙面から

表彰式でボートレースバトルチャンピオントーナメントのエントリーチケットを渡される赤岩善生(左)=多摩川で

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 多摩川ボートのファン感謝3Days「ボートレースバトルトーナメント」は14日、最終日の12Rに優勝戦が行われ、1号艇の赤岩善生がインから逃げ切り、歴代最多となる10回目パーフェクトVを達成した。2着には桐生順平、3着には田村隆信が入った。なお、赤岩は今回の優勝で今年11月に平和島で1回目の開催となるプレミアムGI「ボートレースバトルチャンピオントーナメント」の出場権を獲得した。

 重圧を見事にはね返した。圧倒的1番人気だった赤岩善生(42)=愛知=がインから力強く逃げ切り優勝。4代目王者に輝くとともに、歴代最多となる通算10回目のパーフェクトVも達成。「全部勝てたことにホッとした」と安堵(あんど)した表情で話した。

 レースは赤岩がコンマ14のスタートから先マイ。「1マークはしっかり回れた」と納得のターンでBSでは独走態勢を築いたが、「僕のミス」と2Mで舟が浮き、桐生順平に詰め寄られた。それでもそこから加速を強め先頭をゆずることなく1着ゴール。表彰式では詰め掛けた多くのファンを目にし、「多摩川でこんなに残ってくれて本当にうれしい」と感謝を伝えた。

 これが10回目の完全V。その他にも通算1800勝超えや24場制覇など打ち立ててきた記録は枚挙にいとまがない。「タイトルの数は少なくても小さい記録はどんどん作っていきたい。どんなに小さな記録でも一つ一つの積み重ねだと思うので何も恥じることはない」と謙虚に答えた。目標は年末のグランプリ出場か、と問われ「もちろん。でもそれは一走一走の積み重ねだし、そういうタイプだから」と話した赤岩。実直な男が、今年もボートレース界を盛り上げる。

 

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