さらにこの文春報道に対し、中井りかはツイッターで<名誉毀損なんだけど 関係ないんだけど なんなの><さすがに黙っていられない>とコメント。<なんなら言うけど公式で発表されてること以外なんの事実もないし、メンバーはそれ以上関係ないし叩いてる奴ら全員それこそ罪だし、酷いことしてるからね。気づけよいい加減 メンバー信じれねえのかよ応援してたんじゃねえのかよ>と怒りを露わにしている。
中井の言うとおり、憶測やうわさの域を出ない情報で特定のメンバーを叩くのは危険だ。また、「週刊文春」も今回に関しては精彩を欠いている。これに限った話ではないが、ひとつの情報を鵜呑みにするのは賢明ではない。
ちなみに、通信教育大手の「Z会」は、<このほど、一部の報道において「Z会」の名称が語られておりますが、株式会社Z会をはじめとするZ会グループ各社とは一切関係ございませんので、お知らせ申し上げます>と声明を発表している。とんだとばっちりである。
かように、多方面に飛び火して波紋が広がっている今回の騒動。不可解な点を多く残しているだけに情報は錯綜し、騒動は尾を引いている。NGT48のみならず、AKB48をはじめとしたグループ全体の今後の活動にも禍根を残すことは、火を見るより明らかだ。
中井りかは「信じられないのか」と憤るが、現状で「信じてほしい」と言われたところで、ファンの不信感は拭えない。NGTというグループの内側で、いったい何が起こっていたのか。山口を貶めようとしたメンバーは本当に存在しないのか。「メンバーたちを信じる」ということは、山口の告発が誤解、あるいは虚言だったと言うことになってしまうが、それでいいのだろうか。
山口真帆、そして太野彩香の2人は、12日に行われたグループ3周年のイベントを急きょ欠席。NGT48劇場も11日から14日まで休館としている。1月18日からは東京ドームシティホールにて「AKB48グループリクエストアワー セットリストベスト100 2019」が開かれるが、ファンの心配もピークに達しており、このようなお祭りどころではないムードが漂っている。被害者の山口真帆のためにも、あらぬ疑いをかけられるメンバーのためにも、運営側には判然とした説明を再度、求めたい。
つまり、山口が「悪いことをしている」と運営に処分を求めたメンバーがいるということ。その訴えが聞き入れられず、事件から1カ月が経過しても山口の納得のいく対処を運営が取らなかったこと。そして、「“ファン”がアイドルを襲撃する」という事件であるならば、外部に対して即公表しメンバーたちの安全管理に務めるのが常のはずだが、この事件については隠蔽されていたこと。これらの疑問に、AKSは回答すべきだ。