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業界人の裏話
増刷につぐ増刷で累計60万部に達している『日本国紀』。
ところがネット上では、「そんなに売れていないのに、どんどん配本されてくる」といった書店員の声が相次いで紹介され、「押し紙」ならぬ「押し本」状態ではないかと噂されていました。
この「押し本」の噂に、なぜか『日本国紀』関係者は過敏に反応し、人格攻撃にまで発展する不可解な状況が続いています。
業界誌『本の雑誌』
このような在庫過剰、「押し本」を裏付ける新たな証言が、「本」の専門誌『本の雑誌』(2019.2号)のコラム「黒い昼食会」に載っていました。
次のような内容です。
C でも増刷に次ぐ増刷でバックヤードに送り込まれた在庫が7箱ですよ。
『本の雑誌』2019.2号「黒い昼食会」, pp. 78-79.
A 7箱!?
D もう売れ行きは弱まっている気がする。
B 50万部も刷ってどうするんですかね。セット売り?
C 『日本国紀』と何にしようかな。キングコング西野も付けて炎上セット(笑)。
D 黒い昼食会では『日本国紀』の消化率に注目していきましょう。
どうやら、書店内で『日本国紀』が在庫過多であることは事実のようです。またBさんの「セット売り?」という発言は、抱き合わせ販売のことを言っているのですが、信者のまとめ買いを想起させて面白いですね…。7箱の在庫くらい大人買いしてくれる人がいるのかもしれません
またAさんの「増刷に次ぐ増刷でバックヤードに送り込まれた在庫が7箱」という証言は、有田芳生氏が報告していた「注文しなくても増刷すると、それが新たに届く」という報告と一致しています(参考記事)。恐らく事実なのでしょう。
今後の『日本国紀』の売れ行きに目が離せませんね。
罵詈雑言を撒き散らすばかりで、産経新聞一紙購読しない信者さん達に頼るのも限界があります。
せめて、AKBグループの握手券商法や、ラブライブ!シリーズのライブ抽選券商法を見倣って、もっと世間様に迷惑を掛けずに(多分)、安定した収益をもたらす商法を導入して頂きたい物です…
記事良く読みました。
関連記事のコメント欄
「ほとぼりが冷めたら返すくらいしかチェーン店のヒラ書店員には出来ませんよ。」
返せるんやったら、損害は出版社やないんやろか?わからん。
「押し本」の意味がわからんのです。
新聞社が必要部数より過大な新聞を販売店に供給する事を「押し紙」と言います。
これにより新聞社は公称部数を大きく見せ、広告増や業界内の地位を維持しようと目論むわけです。販売店とは話がついていて、余った分は予備部数扱いなどとして販売店に大きな損害にはしないようにしていました(最近はもっとぐちゃっとしていますが)。
ここで言う「押し本」は、この押し紙を書籍出版に当てはめたものですね。
実際の販売部数を大きく超える増刷を取次や書店に供給し、公称部数を大きく見せる事で「売れている」という錯覚を狙うものです。
この手法は一見合理的ですが、とても恐ろしい副作用があります。書籍には再販制度があるため供給過多でも価格は維持されますが、代わりに書店、取次の要望があれば無条件で引き取りが発生し、出版社の財務を直撃します。
これを念頭に置くと、7、8刷りにはもう一つの意義が見えてきます。即ち「他では売れているようだから、返本はもう少し後でもいいか」という誤断の誘引です。
初版はともかく、3、4刷りなどは修正も限られ部数も動いていない。この辺りが一斉に返本されると億レベルの損失が発生しかねない。実際は売り上げを立てる時期とか、倉庫のキャパなどの出版社固有の事情が複雑に絡みますが。
とは言え、100万部は固いという目論見がピタリと止まるという状況であれば、このご時世の出版業界にあっては致命傷レベルになりかねない。
1,500円×10万部とは、億単位の商売。しかも印刷費や印税、内製費用とはいえ編集費用は先に出てしまう。それこそメインバンクとのつなぎ融資まで考えなくてはならない状況さえ有り得るのです。
詳細は、ご本人に返信でお伺い頂きたいです。
個人的な解釈としては、「会計処理に際して損害を最小限に出来る頃合いになって、渋々応じる」という事でしょう。
企業が小売店に商品を押し付けた時点で一種の「押し売り」であり、「小売店の処理に際して企業が責任を取るか・そうであればどの様な内容か」は定義上問題になりません。
信者がまとめ買いしても売れ残るのか…
わんこそばかな
私には難しい記事でした。
コメントを拝読し、理解できたような気がしないでもないと言えなくもありません。
今後に要注目ってことかな。
ああそれで改版ではなく増刷で変更してんだな。
在庫引き上げないで済ませる様に。
でも流石にそろそろ取次も判って来るだろ。
「おそらく事実なのでしょう」
つまり客観的な根拠はなく、あなたと有田氏の妄想だということですね
本は再販制度なのですから押し本なんて言葉はない。
頭悪いなこの作者
で、その所謂押し本をして出版社に何のメリットがあるの?
今の出版不況で在庫を抱えるリスクを考えないで増刷する意味無いでしょうに
あり得ない恥的妄想。
出版と書籍販売の常識をお勉強してからデマを組み立てましょう。