2018年8月16日 01時38分
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Appleは自動車を7年以内に、ARメガネを2020年に発売〜著名アナリスト予測
Appleが、自動車を2023年〜2025年の間に、メガネ型のAR(拡張現実)端末を2020年に発売する、との予測をApple関連情報の正確さで知られるアナリストのミンチー・クオ氏が発表しました。
Appleが成長を続けるための新事業
Appleが成長を続けていくためには、成熟市場となったスマートフォンに頼り続けるのではなく、サービス事業に続く新たなビジネスを開拓する必要があり、それが自動車とメガネ型ARデバイスだ、とクオ氏は述べています。
「プロジェクト・タイタン」と呼ばれるプロジェクトによる「Apple Car」開発は数年前から噂されていましたが、開発の難航により発売が遅れるとの噂があり、Appleは開発担当者たちを解雇し、ソフトウェア開発に特化する方針に転換した、とも噂されていました。
Appleが自動車事業に参入する4つの理由
クオ氏は、Appleが自動車ビジネスに取り組む理由として、以下4つの理由を挙げています。
- 自動車産業は、新たなテクノロジーによって再定義されようとしており、巨大な買い替え需要が期待できる。これは、10年前のスマートフォン産業と同じ状況である。
- Appleが技術的な強みを持つARなどの分野は、自動車を再定義するだけでなく、競合他社の製品との差別化を実現する。
- 自動車ビジネスへの参入は、巨大な自動車販売の金融事業への参入を伴う。これにより、Appleのサービス事業は大きな成長が見込める。
- Appleは、ハードウェアとソフトウェアの統合において、コンシューマー・エレクトロニクス産業、自動車産業の競合他社よりも優れている。
メガネ型ARデバイスは2020年に発売
クオ氏は、Appleは2020年にメガネ型のARデバイスを発売する、とも予測しています。
Appleがメガネ型ARデバイスを2020年に発売する、との情報は2017年11月にBloombergが報じた内容と一致します。
Appleは、ARKitを公開し、AR技術を活用したソフトウェアの開発を推進していますが、ハードウェアの投入によってARソフトウェアを取り込む戦略と考えられます。
クオ氏は詳細には述べていませんが、Appleは新しいハードウェアや新部門によって、サービス部門をさらに成長させる方針だろう、と予測しています。
Source:9to5Mac
Photo:Freelancer, iDropNews
(hato)