目次
- Windows XPのアップデート
- アップデートディスクを作るソフト
- SP+メーカーでアップデートディスクを作る
- SP+メーカーを使う前の準備
- SP+メーカーでHotfix専用ディスクを作る方法
- HotFix専用ディスクを使ったアップデートのイ ンストール
- PCにインストールされた更新プログラムの番号を確認する方法
- 統合ディスクを作る場合
- 統合ディスクによるXPのインストール
- DVDの統合ディスクが起動しな かった件
- 無人インストールディスクの作成
- オフラインアップデート直後の状態
- DVD/CDに書き込む方法
- ImgBurn による書き込み
- SP+メーカー による書き込み
- B's Recorder による書き込み
Windows XPのアップデート
| Windows XP をインストールしたら、 できるだけ早く Windows XP の修正プログラムのアップデートをする必要があります。 普通はインターネットにつないで、 ”Windows Update” を行いますが、安全を考えてオフラインでアップデートすることにしました。 |  | |
オフライン アップデートのメリット オフラインアップデートには次のようなメリットがあります。
- Windows XP をインストールした直後から修正プログラムが入る。
- 最初にオンラインにつないだ時のウイルス感染防止。
(修正プログラムが入っていない状態でインターネットにつなぐのは危険だそうです。) - オンラインの ”Windows Update”で順次選んでインストールする手間が省ける。
(PCを再起動も含めて一括して順次全自動で1時間くらいでインストールできます。) - 修正プログラム以外のアップデートプログラムも同時にインストールできる。
- SP2適用以前のバージョンの Windows XP の場合は、SP2も同時に適用できる。
@IT: Windows TIPS -- Tips:オフラインで修正プログラムを入手・適用する
Windows XP のバージョン Windows XP の最初の発売
2001年11月16日(日本)。2001年10月25日(米国)
Service Pack 1 (SP1) の公開
日本語2002年9月19日 英語2002年9月9日
Service Pack 2 (SP2) の公開
日本語2004年9月1日 英語2002年8月6日
Win XP日本語版発売--極めて静かな出足 - ニュース - nikkei BPnet
日 本語版Windows XP SP1を公開
米Microsoft、 Windows XP SP1を公開
マ イクロソフト、Windows XP SP2を2日午前0時から公開
Windows XP SP2がついに登場
マ イクロソフト、Windows XP SP2適用後に不具合が発生するソフトの一覧を公開
Microsoft Windows XP - Wikipedia
何のプログラムをインストールしたらいいの?
オンラインなら、インターネットにつないで、スタート>全てのプログラムからWindows Update にアクセスすると、推奨更新プログラムが示されますが、オフラインでは何が必要か分かりません。
修正プログラムでも、副作用があったり、不要になるものもあって、無闇にインストールするわけにはいきません。
アップデートディスクを作るソフトには、お奨めのリストが付属していますのでそれを利用すると便利です。
参考 「SP+メーカー」のリストの例
@IT: 運用:HotFix管理を始めよう 必要性と混迷 支援ツール 適用によってもたらされたトラブルの例
HotFix Report BBS
Hotfix 統合InstCDSP [Service Pack][Hotfix][アプリケーション]等の適用に関する情報サイト PukiWiki
修 正プログラム情報 Windows HotFix Briefings - @IT
Windows XP ServicePack 2 インストール後の重要な更新
Y形日誌: WindowsXP SP2後のアップデート
XP SP2適用後はJavaVMがインストール不能?
Sun Microsystems から Java ソフトウェアをダウンロード(ダウンロードファイル一覧)
Microsoft Windows XP Service Pack 2 のインストールと展開ガイド
アップデートディスクを作るソフト
SP+メーカー - 「Hotfix専用ディスク」(アップデート専用ディスク)が作れます。
インストールは、起動中のWindowsから実行します。
お奨めのアップデートリスト(高度設定リスト)からいらないものを外してまとめてインストールできます。
このディスクを使うと、1時間くらいで全部のアップデートが全自動でできます。
Hotfixのサイズは、200MBくらいですのでCDに入ります。DVDでも問題有りません。
高度設定リストにある修正プログラムは100個以上あり、殆どがSP2公開日以後のリリース日です。
他にも、NET FrameworkやWindows Media Player などのプログラムもリストにのっています。
- Hotfix専用CDにXP用のSP2を含めることができます。
インストールは、起動中のWindowsから実行します。
SP2が適用されていない古いXPの場合には、このようにSP2を含めることができます。
SP2のサイズは、約300MBですので、Hotfix分の約200MBと合わせたサイズは
530MBくらいになります。CDに入りますが、DVDでも問題有りません。
SP2のファイル名 WindowsXP-KB835935-SP2-JPN.exe DL サイト ファイルサイズ 273.1 MB
- XPとSP2とHotfixを合わせた「統合ディスク」を作ることも出来ます。
インストールは、PCの起動時に、統合ディスクから起動して実行します。
850MBくらいになりますので、CDには入りきりません。
DVDに焼いた場合、PCの環境相性によっては、PCの起動時にDVDから起動できない場合があります。
(私の場合は、サブPCでは起動来ませんでしたが、メインPCでは起動できました。)
普通はXPをインストールしてから、1又は2をインストールすればいいので、この機能は使わなくてもいいです。
- XPとXP用無人インストールファイル(winnt.sif)を合わせたXP無人インストールディスクが作れます。
インストールは、PCの起動時に、統合ディスクから起動して実行します。
最後にユーザー名を入れるところまで全自動でインストールできます。
最初にパーティションを設定するところでいったん止めるとことも出来ます。
XPだけのインストール(アップデート無し)は、1時間くらいで終わります。
サイズは、630MBくらいですのでCDに入ります。
DVDに焼いた場合、PCの環境相性によっては、PCの起動時にDVDから起動できない場合があるかもしれません。
(私の場合は、サブPCでもメインPCでも起動できました。)
SP+メーカー A.K Office
SP +メーカー サポート掲示板 A.K Office
「初心者のための SP+メーカー FAQ」 SP+メーカー FAQ Wiki*
SP +メーカー(WindowsNT/2000/XP/Vista / ユーティリティ)
窓 の杜 - SP+メーカーbbie
bbie
nLlite - XPの中から不要のものを削除してWindowsの動作を軽くしたCDを作ることが出来ます。
Windowsの中を変えますので専門知識が必要みたいです。
- アップデートファイルを含めることができます。
「Windows Updates Downloader」で、お奨めのアップデートリスト(Update Lists (ULs))からいらないものを外してまとめてインストールできます。Windows Updates Downloader をインストールした後、Update Lists (ULs) - Windows XP Service Pack 2 x86 のダウンロードと実行が必要になります。x86は32bit版で、x64は64bit版です。
(アップデートリストの中には、IE7、Windows Media Player 9 10 11が含まれています。)
- XP用無人インストールファイル(winst.sif)を含めることができます。
私の場合は、アップデートのお奨めリストを参考にしただけで実際には使いませんでした。お奨めリストは、修正プログラムの番号がSP+ メーカーとは少し違います。IE7が入っているというところも違います。
nLite Guide nLiteの使用方法
nLite - Deployment Tool for the bootable Unattended Windows installation
Windows Updates Downloader
Windows Updates DownloaderUpdate Lists (ULs)
窓 の杜 - 【NEWS】不要コンポーネントを省いたWindowsのインストールCDを作成できる「nLite」
nLite で有効・無効が切り替えられるものの説明及び重要性 (私的日本語訳) - Software Linkage
WinXP消しても いいファイルまとめ | nLite実験室
nLite - Deployment Tool for the bootable Unattended Windows installation
nLite で軽量版インストールCD作成
WindowsXP ProのSP2適用済みのCDを作る
SP+メーカーでアップデートディスクを作る
SP+メーカーを使って、アップデートディスクを作ることにしました。
SP+メーカーでは、Hotfix専用インストールディスクといいます。
2008年の1月に買ったばかりのXPに、何年もさかのぼった時点からアップデートしてもいいのかという疑問はありましたが、そういう 情報はなかったので、SP+メーカーのアップデートリストを利用することにしました。
SP+メーカーを使う前の準備
以下のソフトをインストールしておきます。
1 Visual Basic 6.0 SP6 ランタイムファイル
Visual Basic 6.0 SP6 ランタイムファイル (2007.2.18 3.6MB vb6rt330.exe)
または、
Visual Basic 6.0 ランタイム Service Pack 6 2004/03/29 1.0 MB (IEでDL)
インストール後、念のためPCを再起動させた方がいいようです。
2 CD書き込みソフト
SP+メーカーと連携するCD書き込みソフト
BBIE - Bart's Boot Image Extractor BBie (Nu2 Productions Website)
解凍後、bbie.exeだけをSP+メーカのフォルダに移動します。
書き込み方法はこのページの最後の方の「DVD/CD に書き込む方法」を参照してください。
3 使い方情報
次のページが参考になりました。
SP +メーカー 使い方
SP+メーカーで、最新の Windows 2000/XP/2003 のインストールCDを作成する!
SP+メー カーでWindows、Officeソフトの統合CDを作ろう!
SP2 適用済み自動インストールCDの作成
Windows XP 自動インストール(1)
Windows XP SP2適用済みのCDを作ってみました
SP+メーカーでHotfix専用ディスクを作る方法
先にXPをインストールして確認してから、オフラインアップデートをした方がいいと思いましたので、統合インストールディスクでなく て、Hotfix専用インストールディスクを作ることにしました。
SP+メーカーの機能については、上記「アップデートディス クを作るソフト」のところを参照してください。
ISOイメージファイルについて インターネットで調べたら次のようなことが書いてありました。
- ディスクの中身を、一つにまとめたファイル。
- 通常は、ライティングソフトで書き込むとイメージを展開して読めるディスクを作ってくれる。
- 互換性のあるCD-ROMのファイルシステム。
- 一般にISO 9660仕様といった場合には、最も制限の強いレベル1を指すことが多い。
- Level1ではディレクトリ名は8文字まで、ファイル名は8文字以下+拡張子3文字まで、使える文字は英大文字と数字、「_」 (アンダースコア)。UNIX環境では、ファイル名の大文字/小文字が区別できない。
- 拡張子は大体 .iso
- Microsoft社などによって考案されたJolietは、ISO 9660との上位互換性を持つフォーマットで最大64文字までの長いファイル名が使え、多くの場合で利用されている。
イ メージファイルとは? - k本的に無料ソフト・フリーソフト
ISOイメージ ファイルについて教えてください。 - 教えて!goo
ISO 9660 CD-ROMファイルシステムの概要
ISO 9660 【High Sierra】 | ストレージ用語辞典
Insider's Computer Dictionary [ISO 9660] - @IT
基本設定 ディスクの作成には30分くらいかかりますので、その間にバックアップソフトなどが働かないようにしておきます。
作成ステップの例
- SP+メーカーを起動。
- オプション/「自動ダウンロードを許可する」にチェック。
- オプション/「ISOイメージファイルの作成後の作業フォルダ削除確認ダイアログを表示しない」に チェック。
- オプションの他の項目はノーチェック。
- 「ISOイメージファイルを最適化する」にチェック。
- アプリケーションID / CD出版元 / CD 作成者 / システムIDは、書かなくて良い。
- 代替フォルダーはノーチェック。
- 「アップデートリストファイル」にチェック。 (なくてもよい)
- その右のファイル選択:リストフォルダーの中のwxp.lstを選ぶ。 (なくてもよい)
- 作業、出力、アップデート用フォルダを1つづつ作成しておく。
- 作業、出力、アップデート用フォルダを指定。(ドラッグ&ドロップ可)
- 出力フォルダの右に、出力ファイル名XXX.isoを記入。
- *(統合ディスクを作る場合)Windows XPのCD-ROMをドライブに入れる。
(この時必ずCDの面の汚れを確認します。) - *(統合ディスクを作る場合)Windowsのインストールの選択画面がでますので「終了」をクリック。
- *(統合ディスクを作る場合)取得ボタンを押して、ボリュームラベルを取得。
- 最下段 左端 で通常は、Service Pack 2 を選ぶ。
対象とする Windows XP が既にSP2が適用されている新しいものであれば、None でもよい。
Service Pack 2 にすると、約300MB増えるが、対象とするXPとダブった場合は無視される。
参考 Hotofix(高度設定のリスト)のみのサイズは250MBくらい。
Service Pack 2のみのサイズは300MBくらい。Hotofix+Service Pack 2のサイズは550MBくらい。
(*統合ディスクの場合は、XP+Service Pack 2+Hotofixの合計で900MBくらい。)
メイン画面の例です。

高度な設定 - 最下段中央「高度な設定」をクリック。
- 「高度な設定」画面で、いったん「全てチェック」のボタンを押す。
- .NET Framework 3.0 と Windows Media Player 10, 11 関係のチェックを外す。
(自動ではセットアップできず、.NET Framework 3.0はインストール時にエラーを起こすため。) - 各行の頭の+印は下位属性を示すので、下位は全てチェックを外す。
.NET Framework 3.0 関係を外した例です。

Windows Media Player 10, 11 関係を外した例です。

- この画面の右下の[ISOイメージを小さくする] はインストールには関係ないが、全てノーチェック。
- 以下の□はノーチェック、▼はチェック。
□[無人インストールのインストールCDを作成する]
□[任意のフォルダをインストールCDのルートに追加する]
□[ISOイメージファイル作成前に任意のプログラムを実行する]
□[SVCPACK.INF を SVCPACK.IN_ へリネームする]
□[Service Pack の解凍/適用コマンドに“-u”を付加しない]
▼[HotFix専用インストールCDを作成する]
*(統合ディスクを作る場合)[HotFix専用インストールCDを作成する]は、ノーチェック。 - 次に「作成するエディション」でエディションを選択し「OK」をクリック。
(ここが違うと、できたCDを入れた時に、赤いボックスでOS不適合のエラー表示がでます。) - この画面で全体をよく確認してから、「OK」のボタンを押してメイン画面に戻る。
- メイン画面で、全部の確認をする。(Service Pack 2の要/不要など)
- 確認がOKなら、最下段の「作成」をクリックして開始。
クリックするとインターネットからのダウンロードが始まり続いて処理が始まる。 - 20分くらいかかった後、いくつかの質問に答える。
*(統合ディスクを作る場合は、何もしないで、そのまま20分くらいでISOイメージファイルができます。) - 「HotFixインストールログを保存しますか?」Y
(後でこの設定を変更したい場合は、HF_INST.INIを編集すれば変更できます。) - 「SVCPACK.INF/HOTFIX.CMDをバックアップしますか?」Y
- 「管理者権限診断しますか?」Y
- 「Windows自動ログオンを有効にしますか?」Y
- 「HotFix適用完了後にShatdownしますか?」N
- 「Rebootまでの時間値を入力してください。」10
- 「次回以後同じ設定で実行する」N
- その後、10分くらいでISOイメージファイルができる。
途中で、更新プログラムのダウンロ-ドエラ-が出る場合には、「高度な設定 」項目からエラ-が出た更新プログラム(悪意のある・・など)のチエックを外して、再度 「作成」 ボタンを押して実行します。
ISOイメージファイル作成後のチェック 終了後、「高度な設定」画面を開いてリストの状況を確認します。赤表示になっているところは不要なもの又はDL出来なかったものです。 横のダウンロードボタンでDLしてupdateホルダーに入れても最終的にはじかれます。
赤表示になる規則
指定したアップデートフォルダの中に、DLしたファイルが存在しないと、赤文字で表示されます。
参考:「SP+メーカー」>HELP>Windows XP>[高度な設定]>[その他のアップデートを適用する]
DL出来なかったのものは、メモしておいて、必要に応じてPCが正式に稼動するようになった後で、「Windows Update」のページで必要かどうか調べて必要ならアップ デートを行います。
DVD/CDへの書き込み HotFix専用ディスクの場合は、CDに入りきります。DVDでもかまいません。
(*統合ディスクの場合は、XP+Service Pack 2+Hotofixの合計で900MBくらいになりますのでDVDに書き込みます。)
参考 Hotofix(高度設定のリスト)のみのサイズは250MBくらいです。
Service Pack 2のみのサイズは300MBくらいで、Hotofix+Service Pack 2のサイズは550MBくらいです。
DVD/CD への書き込みは、使用するディスクに合ったPCの環境が必要です。
特にDVDの場合は注意が必要です。ご注意:高速記録 対応
書き込みソフトは、「ImgBurn」などがあります。各ソフトの使い方は、このページの下の方の「DVD/CDに書き込む方法」の所にまとめました。
書き込みが完了すると、書き込み終了メッセージが出ます。それと同時に、書き込まれたディスクがオートランで起動しますので、両方終了 させて、ディスクを取り出します。
ディスク挿入時の失敗例
ディスクをよく見ないでDVDドライブに入れたら、書き込みが終わって出てきたときは、メディアの押さえパッドがくっついて出てきまし た。当然何も書き込まれていませんでした。裏表よく確認して入れた方がいいと思いました。
HotFix専用ディスクを使ったアップデートのインストール
HotFix専用ディスクの場合は、統合ディスクの場合とはインストールの仕方が違います。
*(統合ディスクの場合のインストールは次の「統合ディスクを使ったXPのインストール」に示します。)
- 必要に応じて復元ポイントを作成しておきます。(作成方法:XPのインストール)
- Windowsが起動している状態で、Hotfix専用ディスクをDVD/CDドライブに入れます。
(CDの面の汚れを確認します。) - オートランでプログラムが起動します。
(自動起動しない場合は、HotFix専用インストールDVD/CD内の[setup.cmd]をダブルクリックします。) - 確認のメッセージが表示されます。
- ログオンユーザー名を入力。(Windowsインストール時の名前が表示されていますのでOKを押します。)
- パスワードは、通常は、設定していないので空白のままでいいです。
- 「指定無しですか?」で、はいを押し、続いて実行確認の質問ではいを押します。
- ここから自動的に再起動し実行が始まります。以後終わるまで手をつけないようにします。30分くらいかかります。
- その後、リスト項目を1つづつ自動的にセットアップしていきます。途中で何度か再起動がかかりますが、全ての適用処理が終わるま で HotFix専用インストールCDを入れたままの状態にします。
- HotFixのインストールが全て完了すると、(CDを作る時にシャットダウンすると答えた場合は)シャットダウンしま す。
シャットダウンしないと答えた場合は、再起動がかかって、Windowsの画面のままでいますので、何もしない常態になったら終わったと判断します。 - ここで、安心しないで、使ったCD/DVDを取り出します。
- 最後に念のため再起動させます。
- 必要に応じて復元ポイントを作成しておきます。
最後にすること HotfixのCD/DVDは一部のものに失敗が発生しても、残りを継続して最後まで行きますので、
処理が終わったら、次のLOGファイルを見て失敗したファイルを確認しておく必要があります。
システムドライブ・ルート(Defaultでは、C:\)の中の
HFINSLOG.CSV ・・・HF_INST.INIの設定に従う
HFINSERR.LOG ・・・インストールの失敗が発生した場合 (無条件に作成)
PCにインストールされた更新プログラムの番号を確認する方法
Windowsフォルダーの中を見れば、更新プログラムの番号がファイル名になって入っていますので簡単に確認できます。
インターネットにつないだ後で、Microsoftのサイトから、自分のPCの中を検索してもらう方法もあります。
IEでhttp://www.microsoft.com/japan/security/bulletins/inst_history.mspxを ア クセスして
[インストールの履歴を表示] をクリックします。
[状態] に 「成功」 と表示されていれば、更新プログラムはインストールされています。
統合ディスクを作る場合
統合ディスクの作り方、上記の「Hotfix専用ディスクを作る方法」と同じステップになりますが、*印の所だけが違います。(*印の 所だけ変えれば統合ディスクの設定になります。)
ただし、統合ディスクの場合は、ファイルサイズが大きくてCDには入りきらないのでDVDに書き込む必要があります。
(PCの環境によっては、統合DVDではインストールの起動ができない場合もあります。)
統合ディスクによるXPのインストール
統合ディスクの場合は、PCが停止している状態から、統合ディスクを起動させます。
途中までは、XPのインストールと同じですので。前のページを参照してください。
- BIOSのBootデバイスの順番をDVD/CDドライブを一番に変更します。インストールが終わったら元に(HDDを1番目 に)戻します。
- PCが停止している状態で、PCを起動させ、BIOSが起動しているうちに直ぐに統合ディスクをDVD/CDドライブに入れま す。
- 以下、XPのインストールと同じステップで進んで行きます。
- XPのインストールが終わると、続いて、アップデートのインストールが始まります。1時間くらいかかります。
- アップデートのインストールが終わると、「ようこそ」の画面が出ます。
- 認証が必要ですと数秒間出て消えます。
- その後、Windows 画面が出てそこで止まります。
- 全て終わったら、Windowsを終了させます。
- BIOSの起動デバイスの順番を、HDD=一番目の設定に戻します。
インストール時の注意点としては、OSのインストール完了後“ディスクを取り出して再起動”と表示された時に、ディスクを取り出さない ようにします。
DVDの統合ディスクが起動しなかった件
DVDの統合ディスクでは、PCの起動時に、DVDディスクから起動できませんでした。すぐにHDDのWindowsが起動してしまい ます。
Windowsが起動中の場合は、このDVDをドライブに入れますと、自動的にオートランでスタートし、Windowsのインストール 画面が出ます。ここからでは 既にあるWindows の修復しかできませんのでダメです。
万全を期して、PCを再起動し、他のソフトは全て閉じた状態で、16倍速書き込み対応のDVDでしたが、8倍 速で書き込みましたがそれでもダメでした。(4倍速での書き込みまでは試していません。)
SP+メーカーの サポート掲示板を見にいってみましたが、DVDで起動しないという問題は出ていませんでした。私の環境だけの特殊な問題かも知れません。
ところが、同じDVDの統合ディスクを、メインPC(統合DVDを作ったPC)で起動させた場合は、DVDから起動が始まります。(但 しメインPCにインストールすると困るので起動確認後、直ぐにPCを停止しました。)
次に、Hotfix無しのXPだけのDVD版を作って試したらその場合も、DVDから起動します。
このことから、XP+Hotfix のDVDの場合で、しかも新しいサブPCにインストールする場合に限って起動しないことになります。DVDの書き込みソフトを B's Recorder に変えても結果は同じでした。
次に、HotFix専用のDVDを作って試してみました、でも HotFix専用ディスクは元々Windowsが起動している状態でオートランさせるもので、今回のDVDはオートランは問題なくできるので、テストする 意味はありませんでした。
結論としては、私の場合はXPのインストールとオフラインアップデートは分けて行いますので、特に一緒にして統合ディスクを作る必要性は有りませんでし た。
無人インストールディスクの作成
無人インストールディスクもつくれる 無 人インストールCDを使うと、起動から、「ディス プレイの設定」の解像度の調整の所まで自動的に進みます。ただしその後、ユーザー名などの入力は必要になります。最初は分からなくて何回も再インストール しますので作っておいた方が時間を短縮できて元のCD-ROMに触らないためにもいいです。
無 人インストールCDの作り方は、Hotfix専用ディスクの作り方とほとんど同じです。今回は、Hotfix無しで、SP2も無しの設定にして、XPのオリジナルと同じものの無人インストールディスクを作ります。
[無 人インストールのインストールCDを作成する]にチェックを入れて、「応答ファイル」を指定すると、自動インストールディスクを作れます。「応答ファイル」の作り方は次の項で説明します。
SP+メーカーは、 指定された応答ファイルを[WINNT.SIF]にリネームして、ISOイメージファイルの[I386]のフォルダの中へコピーし ます。(CD/DVDディスクの中を見れば、パスワードもわかってしまいますので、ディスクの管理は大事です。)
ディスクに書き込みが終わると、書き込みソフトの終了メッセージが出て、同時にCD/DVDのオートランが始まってXPのインストール画面が でます ので、両方閉じてディスクを取り出します。
応答ファイル[WINNT.SIF]の作り方。 Windows XPのインストールCDの中にある[\support\tools\Deploy.cab]をダブルクリックして解凍し、その中の [setupmgr.exe]を実行して、ウィザードに従っていくと作成できます。
設 定例: 新しい応答ファイルを作成>無人セットアップ>全自動>CDからセットアップ>ライセンスに同意>名前(組織名は不要)>ディスプレイは規定値を 使う>タイムゾーンは大阪、札幌、東京>プロダクトキー>コンピュータ名を上の段に記入して追加ボタンを押す>Administratorのパスワードと 確認入力(他はノーチェック)>ネットワークコンポーネントは標準設定>ワークグループ(普通はそのまま)>テレフォニーはパス>規定の地域>言語はパ ス>ブラウザはIEの規定>インストールはWindowsフォルダ>プリンターはパス>Run Onceはパス>追加コマンドはパス>完了ボタン>ファイルの保存先を確認しファイル名を winnt.sif と書き換えます。
*最後の応答ファイル名の入力する画面ではデフォルトで「unattend.txt」となっているので「winnt.sif」と書き換 えます。
*パーティションを自分で設定する場合は、作成した 「winnt.sif」 をエディタで開いて次のように一部変更します。
「パーティションの設定、新規パーティション作成、ファイルシステム」 を選択可能にするための変更例
[Data]
AutoPartition=1 → 0
[Unattended] の最後に追加
Repartition=No を追加
FileSystem=* を追加
この設定では、インストールを開始して5分くらいするといったん止まりますので、そこでパーティションの設定すれば後は全自動で最後まで行きます。
*パーティションを自動的に設定して全自動にする場合は、 「winnt.sif」を次のように変更します。
[Data]
AutoPartition=1
[Unattended] の最後に追加
Repartition=Yes を追加
FileSystem=* は追加しない
この設定では、1台目のHDDに既にパーティションがあっても全て無効にして、全ての領域をXPの領域にしてNTFSでフォーマットしてインストールしま す。
参考にしたサイト Windows XP の自動インストール 応答ファイル の作成(CDインストール編)
#6: パッチ適用済みWindowsCDを作ろう SP2 適用カスタマイズCDを作る
再 インストールの無人インストール サポート掲示板 IT 備忘録: Windows XP 自動インストール(1)
AthenaWiki - 自動インストール Windowsの無人 インストール
CD-ROM から Windows を無人インストールする方法(Microsoft)
無人インストールディスクによるインストール 普通のXPのインストールや再インストールと同じにインストールを開始します。(前のページを参照)
パーティションを設定する指定になっている場合はパーティション作成のところでいったん止まりますので、ここでパティションの設定をします。(前のページを参照)
後は、自動インストールが進んで、「ディスプレイの設定」解像度の調整でストップします。
こ こで注意が必要です。[OK]ボタンを押したら ”すぐに”、「モニターの設定」で「この文字が読める場合は・・・」の画面が出ますので10秒くらいの間 に[OK]ボタンを押す必要があります。ここで押すのが遅れると、Administratorのログオン画面になってしまいます。
後は、普通のXPのインストールと同じステップ(LANの設定までの4)で終了します。
買ってきたままのXPのCDから、無人インストールする事もできます。 作っ た「winnt.sif」ファイルをフロッピーディスクにコピー>BIOSで起動順を、CD-ROM→FDD→HDDに設定>XPのCD-ROMをドライ ブに入れてインストールを開始>青い画面が表示されたら、すぐに上記フロッピーディスクをセットします。(最初に入れておいても起動するかもしれませ ん。)
オフラインアップデート直後の状態
Windowsフォルダーの中を見たら。v1.0 v1.1 v2.0がインストールされていました。
(コントロールパネルの「管理ツール」をでは.NET Framework 1.1のアイコンしか表示されていませんでした。)

アップデートされたファイルも、Windowsフォルダーの中にインストールされていました。

Windows Media Player は、「9シリーズへようこそ」の画面がでました。10や11にアップデートされていないことが確認できました。
DVD/CDに書き込む方法
ここでは、DVD/CDメディアへの書き込み方を説明します。
目的に合った記録メディアとライティングソフトを用意します。メディアについては上記の「アッ プデートディスクを作るソフト」を参考にしてください。
DVD/CD への書き込みは、使用するディスクに合ったPCの環境が必要です。
特にDVDの場合は注意が必要です。ご注意:高速記録 対応
各ライティングソフトの使い方は次の項目で説明します。
ImgBurn による書き込み
DVD/CDに書き込みが出来る使いやすいフリーのライティングソフトです。
The Official ImgBurn Website
Mirror 1 - Provided by BetaNews からDLしてみました。
「DVD Decrypter」の 作者が開発した進化したソフトです。
参考サイト http://www.backupstreet.com/index.html
画面例 AUTOにすると、最高速度を検出して最高速度で書き込みます。メディアを入れると右サイドに書き込み可能な速度が表示されますので、 それを見てWriting Speed を設定することも出来ます。

書き込み「Write」 - ImgBurn を起動させたら、メディアをドライブにセットします。
- [Mode]メニューをクリックし、[Write]を選択します。
- Verifyに必ずチェックをいれます。
- Settings Write Speed: AUTOにすると自動的に最大スピードで書き込みます。
右サイドに表示される書き込み可能な速度を見て、遅い倍率に設定した方が安全だという意見もあります。
DVDの場合は4倍速が安全だという意見もあります。 - Copies:は、1のまま。他はデフォルト。
- [Source]項目内に書き込みたいISOイメージファイルをドラッグ&ドロップするか、フォルダーから選択します。
- 以上の操作で、左下のアイコンをクリックできるようになりますので、そのアイコンをクリックしてライティングを開始します。
- 一旦completeになり、トレイが開いて直ぐ閉まって、Verifyのチェックが始まります。
- OKになると音が鳴って、Operation Successfully complete となります。
- 全部で10分くらいかかります。
CDのコピー「Read」いろいろのインストールCDをISOファイルにして HDDに保存しておく場合にも便利です。直接CDをHDDにコピーして保存すると、そのフォルダーを他に移したりバックアップしたりする場合など、何かの 拍子でフォルダーの中が変わってしまったり、扱いにくいので ISO ファイルにして保存した方がいいです。
- [Mode]メニューをクリックし、[Read]を選択します。
- 右下の Sttings のところで Add to ・・・にノーチェック。
- 左中段のDestination の所で、右側の黄色い小さなアイコンを押して、HDDのどこのフォルダーにコピーするか決めて、そのフォルダーを選んで、保存するファイル名を xxx.iso と記入します。
- 他はデフォルトのままです。
- 次にコピーしたい元のCDをCDドライブにセットします。(先にCDドライブにセットしておいてもいいです。)
- 以上の操作で、左下のCDのアイコンをクリックできるようになるので、そのアイコンをクリックします。
- CDをそのままコピーするより速くコピーできます。できたISOファイルの容量は元のCDより大きくなります。
- コピーガードに対応していますのでコピーガードのあるCDはエラーが出ます。
参考 フ リーのライティングツール「ImgBurn」の使い方
DVD のバックアップ法 7 ~ImgBurnで焼こう!(初期設定編)
ImgBurn でライティング
ImgBurn : ブルーレイディスクもOKな最強?ディスクライティングソフト
ImgBurn - Wikipedia
SP+メーカー による書き込み
BBieをダウンロードして内蔵しておけば、CDのみの書き込みが出来ます。DVDの書き込みは出来ません。
SP+メーカーと連携するCD書き込みソフト:BBie
BBIE - Bart's Boot Image Extractor BBie (Nu2 Productions Website)
解凍後、bbie.exeだけをSP+メーカのフォルダに移動します。
設定と書き込みは、ライティングタブを開いて行います。次はCD-Rに書き込む例です。
- ISOイメージファイルを指定
- 書き込み速度をX8、FIFOサイズを4m、書き込み種類を「書き込みのみ」
- [バッファアンダーラン防止機能を使う]にチェック
- [オーバーバーンを使う]はノーチェック
- [CD-RWメディアをフォーマットしてから書き込みをする]はノーチェック
- 高速フォーマットにチェック
- [書き込み直後に、メディアをイジェクトする]にチェック
- [700 MB 超えISOイメージファイルは、ライティング前に確認ダイアログを表示する]にチェック
- 設定ができたら、[ISOイメージファイル]を選択し[作成]ボタンをクリック
[Folder -> ISO]のタブはこの場合関係ありません。あるフォルダ内のファイルを、ISOイメージファイルに変換したい時に使います。
B's Recorder による書き込み
有名な有料のソフトですが、DVDドライブに付属している場合もあります。
BHA|CD/DVD ライティングソフトウェア B's Recorder GOLD9 BASIC (BHA|株式会社ビー・エイチ・エー)
- B's Recorder GOLDを起動します。
- ようこそのメニュー画面を閉じます。
- 上の段に、作ったISOイメージファイルを表示させます。
- 上の段に表示されたISOイメージファイルを、下の段の左側の「トラックの種類」の中にドラッグ&ドロップします。
- 一番上の書き込みボタンを押して書き込みます。