【ゴルフ】松山、9アンダー18位浮上! パット&ショットかみ合い後半急上昇2019年1月14日 紙面から
◇ソニー・オープン<第3日>▽12日、米ハワイ州ホノルル、ワイアラエCC(7044ヤード、パー70)▽晴れ、26度、東南東5メートル▽賞金総額640万ドル、優勝115万2000ドル▽81選手 【ホノルル(米ハワイ州)テッド・ムース】35位で出た松山英樹(26)=レクサス=は6バーディー、1ボギーの65と伸ばし、通算9アンダーでトップと9打差の18位に上げた。7位から出た昨季の日本ツアー賞金王・今平周吾(26)は71と落とし、通算7アンダーで27位に後退した。星野陸也(22)は63位、稲森佑貴(24)は68位。マット・クーチャー(米国)が通算18アンダーで首位を守った。 2日目まで苦しんだ松山が、ようやく本領を発揮した。苦手なコースながら65で回り、5つ伸ばした。特にインでは5バーディー奪取。上がり3ホールは連続で取り、今年初めて納得の表情も見せた。 序盤はパッティングが決まらず、いら立つ場面も。1番で3メートル、3番で4メートルを外してがっくり。4番も5メートルが決まらなかった。9番パー5で2オンし、ようやく初バーディーを決めたが、折り返し後の10番で「お先に」の80センチのパットを外してボギーに。暗いムードが漂った。 しかし、これで開き直ったのか、その直後から強気のショットとパットがかみ合い始めた。11、12番はいずれも5メートルをズバリ。16番は残り165ヤードを8番アイアンで2・5メートルにつけ、17番パー3は実質172ヤードを9番アイアンで4メートルに。18番パー5は奥からの寄せを4メートルショートさせたが、しっかり沈めた。本人も「ショットに関しては、いいものがだいぶ出せたかな」と手応えを口にした。首位とは9打差あり、優勝争いからは遠い。だが、昨年後半から続く不振から抜け出せそうな光明が見えたと言えそう。「トップ10も見える位置なんで、最終日も頑張りたい」と明るく語った。
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