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【大相撲】

御嶽海、横綱戦「やりにくさはなかった」

2019年1月14日 紙面から

◇初場所<初日>

 緊張する条件がそろっていたが、御嶽海は平然と言ってのけた。

 「(やりにくさは)なかったっす」

 新年最初の場所。その初日に結びの一番。そして相手は稀勢の里。土俵に上がると独特の雰囲気を肌で感じた。

 だが、それにひるむことはなかった。「異様な空気だったんでね。その中で勝てて気持ちよかった」とうなずいた。

 「立ち合いはよくないですね。もっと踏み込んでもよかった」と反省点もあったが、「それだけを意識した」という稀勢の里の左を封じる右おっつけがきいた。

 その右を巻きかえて前へ。「まだ初日が始まったばっかなんでね」と表情は変えないところが渋い。

 九州場所は負け越したが、小結に踏みとどまり連続三役在位を昭和以降5位タイの12場所連続に伸ばした。三役卒業に向けて最高のスタートを切った。 (岸本隆)

 

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