【レスター(英国)原田公樹】サッカーのイングランド・プレミアリーグで、レスターのFW岡崎慎司(32)は12日、当地でのサウサンプトン戦後「(試合に)出ても3分とか10分という状況は満足できない。もう(チームを離れて)出る時期かな」と語り、移籍に前向きな姿勢を見せた。レスターは1-2で敗れ、岡崎はベンチから外れた。
今季末で契約満了となる岡崎にハダースフィールド(HF)が出した獲得に向けた正式オファーを、レスター側は拒否。岡崎は「僕はどうすることもできない」ともどかしそうに語る一方、現在最下位で低迷するHFについて「残留という目的があるチーム。(移籍が実現したら)自分の全てを出す」と早くも不退転の覚悟をにじませた。
共同電によると、ピュエル監督はこの日、岡崎の去就に関して「この移籍期間の様子を見るが、今はうちの選手だ」と語るにとどめた。今後の焦点はHF側がレスター側の納得する好条件で再オファーを出せるかどうか。岡崎の移籍実現はそこにかかっている。