2013年9月30日月曜日

差別の根底を打ち砕かない限り意味はない

 ツイッターをやっていて、今回ある議論のきっかけを起こした一人として差別の問題について少しなりとも向き合わないといけないと思う。
 その二人のことは私自身ブログやツイッターでよく知っている。お互いの思いもよく分かる。差別について考えねばならない。

 日本代表のハーフナー・マイク選手(オランダ・フィテッセ所属)が街中で外国人に間違えられて英語で話しかけられたら日本語で返して相手が驚くのを楽しんでると言っていたという。私はこのことはあまりいい気分にはならないが、同時に話しかける方もある種の差別意識があるのかもしれないと思う。
 要するに日本人にはある種、日本語を使える外国人を名誉日本人のようにありがたがるような傾向がある。日本語という言葉はある意味難しい言葉だ。それ故に英語圏の人でもしんどいものなのである(だがオーストラリアでは日本語は第二外国語として勉強されている)。そうした閉鎖的な空気はよどんだ空気を併せ持つコロニーとなって日本を支配する。「空気が読めない(KY)」などその典型例だ。
 そうしたコロニーほど人は楽なのである。その入り口なのがいじめなのである。私自身いじめの被害を受けてきて、その壁を痛感してからコロニーから自らを遠ざけた。それがだが、今社会全体にとんでもない憎悪という悪循環をもたらしている。在日コリアンを中心としたマイノリティへのヘイトスピーチの蔓延である。
 こうしたレイシストほど、欧米人をいわば「名誉日本人」扱いする。かつてのアパルトヘイトが横行した南アフリカのような「名誉白人」だ。さて、この名誉白人とは何か?皆さんはきょとんとするだろうが、答えは日本人なのである。南アフリカはアパルトヘイトをやっている最中欧米諸国から制裁を受けてきたが日本から支援を受けていた。その見返りにこんな呼び方をしていたのだ。これを屈辱的と言わずしてなんというのやら。
 スポーツ選手の話でたとえよう。今はタレントになっている小錦がいるが、彼は横綱に昇進できなかったのは差別だと弟子がしゃべったために騒動になった。だが、その弟子の指摘は間違っていなかったのだ。なぜなら、外国人力士が引退して相撲界に残るには日本国籍を取得して親方株を買わなければならないからだ。それに私は思うのだが、力士の故郷の国の国旗と国歌をなぜ掲げないのだろうか。力士の優勝時には必ず決まって日の丸と君が代だ。こんなことが当たり前と思うようなら、そこから疑わしいと見ないとダメだ。ゆえに私は相撲から身を切り離した。
 さらにこれは2009年5月27日にフジテレビ系列で放映されたグータンヌーボ。そこでゲストは金妍児選手だったがホストの内田恭子が英語で話そうとしたら日本語で金選手が話してきて内田は驚いていたが内田のとんでもない不勉強に私は驚いた。金選手はフィギュアの関連部材をジュニア時代によく来日して購入していたことを考えれば日本語はそれなりにできて当然だ。これではまったく一人の女性を見世物にしているとしか思えない。
 こうした異様な実態なのに、日本のメディアはやれダルビッシュだの、イチローだの、ミキティだの、本田だのでかしやかましい。それで何が見えてくるのか?彼らのプライベートは見えても我々の生活はどうなのだろうか。全く見えてこない。
 更に驚くべき認識不足の人がいた。アーサー・ビナード氏である。「ヘイトスピーチの根源は、ネットではない、貧富の差」と9月29日のサンデーモーニング(TBS系)で語っていたようだが、私は単に貧富の差だけではないとみている。レイシズムを悪用したムーブメントがこの数年間あった。自民党による「自民党ネットサポータークラブ」である(アメリカで言うクー・クラックス・クランでありドイツで言うネオナチ)。そこで愛国をあおるヘイトスピーチを自民党は流しまくった。そこからネット世論をあおり、印象操作を行い政権窃盗をやってしまった。まさに野党時代に反省の一つもせず、自身の正当化ばかりに終始し、差別をあおった自民党の罪は際立って重大だ。差別の根底そのものを厳しく批判しないと意味はない。日本国憲法改悪を目論んでいるのはそうした己らへの後ろめたさ故であることは明らかだ。そこを共産党に暴かれているのである。
 私はレイシズムを放置するわけにはいかない。在日コリアンをレイシストの要求通り韓国や北朝鮮に戻したとしたら、次に彼らは障がい者や欧米人の帰国や移民を要求してくるのは間違いない。そうして排斥して最後に自分たちの中でも排斥運動を起こす。こんな悪循環を招いていいのだろうか。
 なぜこんなことが起きたのか。私が見るに日本人は残念だが議論は苦手だ。欧米はこれこそ国が連なり、戦争が頻発していた。サッカーを見ればわかるが、サッカーボールは骸骨が名残なのである。南米ではコパ・リベルタドーレス(通称南米選手権)があるが、これもちゃんと訳せば解放者((スペイン語・ポルトガル語:Libertadores)は、スペイン、ポルトガルからの南アメリカの解放戦争を指導した者のこと)を意味するのだ。
 故に外交交渉力が求められ、高度な議論や説得力が必要になった。だが、アジアの場合、それも際立って日本の場合それが苦手だ。なぜなら周囲を海に取り囲まれていて戦う必要というのはそれほどなかったからだ。あったとしても内戦だ。 そんな状況で議論を交わす能力などハッキリ言ってないのが現実なのである。
 だから、夕刊フジだの東京スポーツのような程度の低いパパラッチが勇ましいことを喚けるのである。そうした連中ほどアメリカに拠りたがる。だが、アメリカを見ると分かるように移民国家なのであり、アメリカ料理というのはない。あるのは各民族の文化の喧嘩であり、尊重だ。それも分からぬ安倍自称政権はアベノミクスなるバブルで有頂天になり悪税消費税の8%不当増税と法人税の不当値下げを画策しているがまさに差別政策だ。安倍自称政権に欠落しているのは税制民主主義の基本だ。国民を恐れる政治でなければならないが安倍は国民を侮辱する政治ばかりしている。そんな安倍に私達は「No!Go Away!!」と言ってやらねばならない。
 ビナード氏に言わねばならないことはある。アジアを欧米のフィルターで見ていないだろうか。これでは「オリエンタリズム」の過ちを繰り返している。そうすればするほど、日本とアジアは不安定になりアメリカは軍拡路線で走る、そこで儲かるのは軍需産業の悪循環だ。 
 私は思考的には北欧的な傾向が強い。だがアジアには一気に導入することは無理だ。手本にしつつもアレンジを加えてやっていくしかないのだ。

 私は国籍を取得した外国人を特別扱いするつもりもないし、日本語をしゃべれる外国人でも動じない。
 むしろ逆に私は外国人からその母国語を学ぶぐらいの貪欲さを以ていいと思う。異なることは恥ではない。その中で喧嘩だってあるはずだ。私が移民による国の活性化に賛成しているのはそうしたものの作業で日本の活性化につながると考えているからだ。ただ、あくまでもあるべきは人としてであり、経済の歯車として考えてはいけない。


 なお、今回のコラムですが異論や反論についてはネチケットに従った形でなら受け付けます。
 そうした形でなら議論は前向きになります。
 

2013年9月29日日曜日

コメント回答 2013年9月29日

 このたび、新ブログを立ち上げた際にメールでのコメントを受け付ける事にしましたが栄えある第一号として1zxcvbさんからのコメントをいただきました。
 コメントに感謝します。


少年マガジンという漫画のいじめに対するスタンスなんて昔からこんなものですよ。
「いじめられるのは弱いからだ。抵抗しないからだ。いじめられたくなかったら強く
なれ、自分で解決しろ」
こういう犠牲者非難の論調を漫画の中で延々と繰り返してきたのですから。

「はじめの一歩」「GTO」「特攻の拓」
マガジンに連載された一連の作品を読めば、この「聲の形」もまたこういう漫画の亜
流というべき作品であることが、理解できます。

そもそも非行少年を賛美する漫画で部数を稼ぐ少年マガジンなどという有害雑誌(敢
えてこう言います)に掲載されたシロモノを真剣に取り上げること自体が馬鹿げてい
るとしか言いようがありません。

よろしくお願いいたします。


 そうですね。
 今回のコメントには頷くものがあります。辛口のように見えますが本質をすばっと突いていますので恐縮です。言葉を使う私ですらも思わず目からうろこものです。
 「はじめの一歩」なんかは完全に根性ものですし、「GTO」の前身がそもそも暴走族絶賛漫画でしたからね。今回私が「聲の形」を厳しく批判しているのは障がい者を侮辱するような取り上げ方ですよ。障がい者を玩具にして恥ずかしいと思わないのかですよ。私がこの漫画に強い違和感を感じたのは私自身が発達障がい当事者ゆえというのもあります。
 他にも批判的な声はあります。ですがここまでシビアな評価には違和感を感じない人たちも違和感を感じるでしょう。今回のコメントに感謝します。

 この「日々格闘記TETSUONO イカロスの翼」にご意見がございましたら投稿規定に従うことを条件に、コメントを掲載いたします。コメントはGメールを通じまして私のもとに届く仕組みです。なお、メールアドレスは公開しませんのでご安心ください。

2013年9月28日土曜日

モラルのない傲慢乗車

 最近の鉄道会社にはモラルが欠けている。
 こんな呆れた判決を見てほしい。


【私説・論説室から】
家族が720万円負担とは!

2013年9月2日 東京新聞


 なぜ家族にすべての責任を負わせるのか。八月に名古屋地裁で出た賠償命令は、認知症の人の介護にかかわる家族や事業者に、大きな衝撃を与えたに違いない。

 判決はこうだ。二〇〇七年十二月、愛知県内に住む認知症の男性(91)が線路内に立ち入り、電車にひかれて亡くなった。JR東海は遺族に「監督責任を怠った」として列車遅延に対する七百二十万円の損害賠償を要求。同地裁は認め、妻と長男に全額支払いを命じた。

 男性は八年前から認知症状が出始めて、事故当時は「要介護度4」。徘徊(はいかい)もあるため、介護は週六日のデイサービスと、八十五歳の妻と県外から引っ越した長男夫婦が協力していた。事故は妻がまどろんでいた間に男性が外出して起きた。

 判決は医師の診断書などから事故を予見できたとし、「安全対策や注意義務を怠った」と断じた。線路への侵入防止策を十分にとっていなかったJR側の責任は問わなかった。

 遺族は怒りでいっぱいだろう。認知症の男性を部屋に閉じ込めておけばよかったのか? 自宅でも、施設でも、ヘルパーに頼んでも、一瞬の隙もなく見守るなんてできないはずだ。

 認知症の人が人生最期までよりよく生きるために、家族や事業者たちは日々、悩んでいる。老老介護。介護のあり方。みんなで考える時代に逆行しない、もっと温かな視点を込めてほしかった。 (佐藤直子)


 更にJR西日本尼崎脱線事故では言語道断のとんでもない判決もどきが押し付けられた。

福知山線脱線事故、JR歴代3社長に無罪判決/安全問題研究会

2005年、乗客・運転士あわせて107名が死亡したJR福知山線脱線事故について、神戸地検が不起訴とした後、神戸第1検察審査会による2度の「起訴相当」判決を受けて強制起訴されていたJR西日本の井手正敬、南谷昌二郎、垣内剛の3被告(いずれもJR西日本の「元社長」)に対する裁判で、9月27日神戸地裁(第101号法廷、宮崎英一裁判長)は「事故を予見できなかった」として、3人全員を無罪とする判決を言い渡した(当研究会速報のとおり)。遺族は「全く納得できない」「故人に報告できない」と判決を強く批判しており、控訴する見込み。JR史上最悪の列車事故の刑事責任を問うJR歴代3社長の裁判は、今後、大阪高裁に移ることになる。

当研究会は、昨夜から休暇を取って神戸入りしており、傍聴券抽選に並んだが、45人の傍聴席に対し690人が並んだ。倍率15倍を超える狭き門であり、当研究会は残念ながら傍聴席の確保はできなかった。

判決言い渡しは午前10時から行われ、10時3分頃、詰めかけていたメディア各社が「全員無罪」と叫びながら飛び出してきた。判決理由の朗読は1時間半にわたり、午前11時半頃閉廷した。

閉廷後、直ちに神戸地裁正門前で遺族らの会見が行われた。以下、遺族の声をお伝えする。

●奥村恒夫さん

ひとことで言えば不当判決。私たちが予想していた中で最も悪いもの。指定弁護士の主張はすべて退けられ、弁護側の主張のみが丸ごと聞き入れられた。「ATSを設置すべき」と公判で誰も主張しなかったが、裁判の段階で供述調書を覆すこともできる。

(企業犯罪に対して)組織罰を問うことができる法律がないまま個人の責任だけを問うとこうなる。組織罰(を裁ける新たな法律)を制定してもらいたい。それがなければ、これから先も企業犯罪が起きるたびに、同じ苦しみを味わう人がどんどん出てくる。明治40(1907)年制定の古い刑法が、基本的な枠組みは変わらないまま現在まで来ていることそのものがおかしい。裁判長も、判決言い渡しの最後に「今の法ではこのような結果にしかならない」と言った。ねぎらいの言葉もかけてはくれたが、もっと遺族の気持ちに寄り添い、自分の考え方をきちんと打ち出す裁判長であってほしかった。判決はあまりに腹立たしく、このままでは娘に報告できない。

井手被告は、法廷でもニヤニヤ笑い、上を向いていた。ナイフでも手元にあったら投げつけてやりたい気持ちだ。控訴して、長く(闘いを)続けることが大切だと思っている。そうすることによって、世論が高まり、組織罰を裁く新法がなければダメだという気運が盛り上がってくる可能性がある。

●上田弘志さん

山崎被告の判決よりもずっと酷い。JR側の主張をすべて鵜呑みにし、指定弁護士の主張はすべて退けられた。判決を全く理解できない。どう気持ちを整理すべきかわからず、頭の中がぐちゃぐちゃだ。

●大森重美さん

これでも誰も責任を取らない。法の限界は明らかだ。(組織罰を設ける方向に)根本的に考え方を変える時期に来ている。

●藤崎光子さん

これほどの不当判決はない。JRの主張を鵜呑みにしているだけ。これではJR西日本は何も変わらない。事故当時、常に列車が遅れる状態で、当日も遅れていたにもかかわらず判決はそれには何も触れなかった。判決は容認できず、直ちに控訴する方向で指定弁護士と協議する。

私が井手「元社長」を(テレビでなく)生で見たのは、事故から8年も経っているのに今日が初めて。「衷心からお詫びしたい」とのペーパーで謝罪こそしているが、裁判所の心証をよくするためだけの謝罪にしか見えず、遺族は誰も信じていない。井手被告は国鉄分割民営化最大の功労者と言われているが、もう少し遺族の気持ちを考えてもらいたかった。



遺族の声を聞いて思うことは、経営者、関係者を含むそれぞれに少しずつ責任が分散し、それゆえに誰も責任を問うことができない、個人には職務権限や組織上の責任がなく、法人は責任主体になれない現行法では、もはや企業犯罪には全く対処できないことが明らかにされたことである。会見に応じた遺族全員が、組織を処罰することができる新たな立法措置の必要性に言及したことがそのことを象徴している。

少し前に話になるが、山崎元社長の判決を前にした2012年1月に、毎日新聞が遺族を対象に行ったアンケート調査によれば、「法人も刑事罰の対象にすべきだ」と答えた人の割合は裁判に参加・傍聴した被害者の8割以上にのぼっている。英国では、経済界の強い抵抗を退け、2007年、労働党政権が「法人故殺法」を制定した。人を死亡させた法人に対し、裁判所が「無制限の罰金」を科することができるものである。日本でもこのような新法の制定が強く求められているといえよう。

赤レンガ造りの神戸地裁は、職員によれば明治時代に建てられた歴史ある建物だという。歴史ある建物を保存することはすばらしいことだが、明治時代の古い建物の中で、明治時代に作られた古い法律を基に出された古色蒼然とした判決。少しは時代の流れに合わせて進歩することも覚えないと、司法はいよいよ国民意識から乖離し、社会から取り残されるだろう。

(報告・黒鉄好/安全問題研究会)
*なお被告3つとも「」つきにしています。いずれも経営者として最低であることを考慮し、厳罰に処すべきと考えます。
井手正敬 芦屋市在住 芦屋市のみなさん、この恥知らずの家を通りがかったらののしってください。
南谷昌二郎 神戸・東灘区在住 神戸市の恥知らずです。
垣内剛 住居地も公開できないチキン野郎です。



 遺族はみんな激怒している。

 これで鉄道会社はこんな利用者にマナー向上を訴えられるのだろうか。

 私の過去書いたコラムをここに公開する。

2011年12月14日
電車の中のモラルハザード
 私は昔東京まで電車で通勤していたので、混雑電車のひどさを知っている。
 その中で平然としていたことに七人掛け座席を六人で堂々と座る傲慢乗車がまかり通っていたことをあげたい。そのことについては以前から批判を加えてきた。しかも、携帯電話での通話を禁じているのにもかかわらず堂々としているケースもあった。
 今月初旬、私が所用である病院に向かっていたときだった。その日は雨が振っていた。電車はどんどん込んでいき終点になってラッシュになっていった。そして電車が止まりドアが開いて私は改札口に向かっていた。その時に中年の男性と若者が取っ組み合いのけんかになっていた。どうやら、どちらかがぶつかってきたらしい。その片方が駅の事務所で事情を聞かれることになったが、私は両方とも悪いと思う。
 なぜなら、売った喧嘩も悪いが買った喧嘩も悪いのだからだ。私は駅員に連絡して仲介を頼んだが、処分までは求めない。それが人としてのモラルだからだ。また、ちょっとぶつかったからとてもキレるのもみっともない。それならば公約違反ばかりするトップにキレたらどうか。


 それで、こんなことでいいのだろうか。

2012年08月19日
地方経済の崩壊を意味するイオンモールの旭川駅ビル開発
 JR北海道とイオンモールは旭川ターミナルビルを共同で建替えすることになった。
 2012年08月17日の報道によると、JR旭川駅周辺整備開発計画「北彩都あさひかわ」の進捗にあわせ、既存の旭川ターミナルビルを9月までに営業を終え、新たに1~5階にSC商業施設「イオンモール」と6~11階はJR北海道のグループ会社のホテル「JRイン」200室規模が入る11階建ての駅直結複合ビル(延べ床面積約7万6000平方メートル)を開発するもので、2014年度開業とのことだ。イオンモールにとって全国初の「駅直結型」大型店で、施設は地上11階建てで、総事業費は未定だが、早ければ来春に着工し、2014年度の開業を目指す。
 ターミナル駅前に魅力的な商業施設を再整備することで、旭川駅と買物公園通り間に賑わいを創出し、中心市街地を活性化する。

http://ryutsuu.biz/store/e081724.html を参照。

 だが、この計画は間違いなく地方都市の崩壊を意味する。
 理由は駅前にある百貨店や店舗の閉鎖が予想されるからだ。イオンモールは別名「百貨店キラー」と言われ、百貨店レベルのブランドを取り揃える一方で価格競争力でも優れたものを持つ。そうなれば、旧丸井今井旭川店跡地のフィール旭川、マルカツ、西武百貨店は厳しいと言わざるを得ない。
 では、どうすればいいのか。私は地元商店街の共同参画をこの開発計画に義務付けさせることを提唱する。そうすることでイオンにとっても地域密着になれるのだ。今のイオンの言う地域密着はイオンの形に合わせた地域密着であり、それは地域と大きな軋轢を招くケースもある。
 そんなことでは誰も納得しない。今のイオンは地域を甘く見ていると言わざるを得ない。週刊ダイヤモンドより以下の記事を引用したい。

【第498回】 2011年10月6日 週刊ダイヤモンド編集部
イオンとヨーカ堂の両雄激突
岡山と倉敷の流通地図はどう変わるか
http://diamond.jp/articles/print/14306

 全国18番目の政令指定都市・岡山と、年間約320万人が訪れる観光都市・倉敷。隣り合うこの両市でスーパー業界の両雄、イオンとイトーヨーカ堂の大型ショッピングセンター(SC)が直接対決を繰り広げようとしている。
 岡山市約70万人、倉敷市約48万人、これに周辺の総社市などを加えれば岡山・倉敷都市圏で150万人の人口を抱えるが、近代的な大型SCといえば、現状では1999年9月に倉敷市内のクラレ工場跡地に開業した「イオンモール倉敷」しかない。
 このため、総合スーパーを核店舗にさまざまな専門店や飲食店、映画館など約150のテナントを集積したイオンモール倉敷は、「土日になると4500台分の駐車場はいつも満杯で、ひとり勝ちの状況」(地元小売業関係者)となっている。推定年商390億円に達する、まさにドル箱店舗だ。
 そのイオンの牙城に、イトーヨーカ堂が三井不動産と手を携えて乗り込む。場所は倉敷駅北口駅前の倉敷チボリ公園跡地。イオンモール倉敷とは直線距離で2キロメートルと離れていない。
 全体で約10万平方メートルを超える広大な敷地に、ヨーカ堂は直営食品スーパーを核にベビー用品専門店や家電量販店、そして食品・飲食系のテナントを多く集めた「アリオ倉敷」を、三井不動産は内外のファッションブランドが在庫放出品を格安で販売する「三井アウトレットパーク倉敷」をそれぞれオープンさせる。
 開業日はアリオが11月25日、三井アウトレットパークが12月1日。混雑を予想して敢えて開業日をずらした。
 岡山県内の事情に詳しいアパレル系専門店幹部は、「岡山の人間はアウトレット好きが多く、兵庫県のアウトレットモールにまで足を伸ばしていた。地元にできればかなりの客が集まるのではないか」と予想する。
 中国地方で初の本格的なアウトレットモールだけに、三井不動産が想定する商圏はクルマで90分圏内の約335万人、年間来場者は500万人以上を見込む。
 ヨーカ堂側はアウトレット目当てで来場した客を飲食系テナントで取り込むと共に、足元商圏の日常生活ニーズを吸い上げていく。
 三井・ヨーカ堂の共同戦線に対抗するため、イオンモール倉敷は1万1000平方メートルの増床棟を新設、既存の商業棟も改装してテナント数を約1.5倍に増やして、10月28日に全館改装オープンする。
 果たして両者の戦いのゆくえはどうなるのか。前出の専門店幹部は「すでに地元にしっかり浸透しているイオンモールの優位は揺らがないのではないか」と見ている。
 ただ、岡山市方面からイオンモール倉敷に向かう国道は週末ともなると慢性的な渋滞で、その途中に三井・ヨーカ堂連合のSCが誕生する。やはり一定の客を奪われるのは避けられそうにない。
 年末商戦で両陣営がどれほどの集客力を見せるかが見物だ。

イオンモールが岡山駅前の一等地を取得
ヨーカドーと天満屋に深刻な打撃か
 倉敷駅と岡山駅は電車に乗ればわずか18分の距離。その岡山駅近くでイオンモールは先ごろ、4万6000平方メートルの土地を取得する契約を結んだ。糖質「トレハロース」や抗がん剤「インターフェロン」の生産で知られる地元大手企業、林原グループの所有地だが、会社更生手続き中の同社が資産整理のため売却を決めたものだ。
 イオンモールは2012年1月以降に土地の引き渡しを受け、早ければ13年中にも大型SCを開業する計画。
 倉敷とは攻守ところを変えて迎え撃つのはヨーカ堂。「イトーヨーカドー岡山店」がアミューズメント施設などを備えたSC「ジョイフルタウン岡山」の核店舗として出店しているのだ。
 ジョイフルタウンは岡山駅から南に約800メートルの場所にあるが、駅からの中間地点にイオンモールが取得する林原の土地がある。「イオンが新たなSCを作ったら、ヨーカ堂は大きな打撃を受けるだろう」というのが地元小売業関係者の見方だ。
 ヨーカドー岡山店はオーソドックスな総合スーパーで、「岡山市民にとっては別にめずらしくもない」。これまで週末になれば岡山市内からイオンモール倉敷までわざわざ出かけていたが、「岡山駅前にイオンモールができれば、地元では大歓迎されるだろう」というのだ。
 ただ、4万6000平方メートルという敷地面積はイオンモール倉敷の3分の1の規模で、大型SCを作るには十分ではない。さらにイオンモール側にとって悩ましいのは、岡山市がこの土地にコンベンションセンターを併設する意向を示していることだ。
 高谷茂男市長は、「(林原の土地は)岡山の玄関口ともいえる位置にあり」、売却先が決まり次第、「土地の一部にコンベンション施設を市が整備することを働きかけたい」と記者会見で言明している。
 市は第三セクター方式で岡山駅西口にもコンベンション施設を運営しているが、「閑古鳥が鳴いている状況」(地元関係者)。駅を挟んだ至近距離に新たなコンベンション施設を市費で作ることには地元でも疑問の声が多いが、SC開発においてさまざまな許認可権を持つ市の意向をイオンモールは無視することもできない。
 もともと広くない敷地であるうえに、コンベンション施設を抱え込まされたのでは、イオンモールとしては満足なSC開発ができず、頭の痛いところだろう。
 じつは、ヨーカ堂以上にイオンモールのSC開発に神経を尖らせている企業がある。地元百貨店の天満屋だ。天満屋岡山店がある表町は岡山駅から1キロメートル余り離れた繁華街だが、最近では商業地としての地盤沈下が著しい。
 天満屋と接する表町商店街にあった映画館はすべて閉鎖され、商店も歯抜けが目立つ。若者を中心として買い物客は、高島屋やファッションビル「ビブレ」などがある駅前に流れている。
 イオンモールのSC新設で駅前の商業集積度がさらに高まれば、地方百貨店の中では優良企業といわれる天満屋も存亡に関わるほどの深刻な打撃を受けかねない。
“地方百貨店キラー”として成長してきたイオンモール。同社の岡山駅前進出は、イオンvs.ヨーカ堂という構図と同時に、イオン対地方百貨店の雄という二重の意味で、その動向が注目される。
(「週刊ダイヤモンド」委嘱記者 田原 寛)

 おそらく旭川の西武百貨店はアリオ旭川にして、大半を専門店と食品ストア、ブランド店の集積体にするのではないか。
 だが、マルカツとフィール旭川にはそんなことは無理だ。だからこそ、私は言う。地元の意向をきちんと踏まえた開発が必要なのだと。失敗して空きビルになったケースだってあるのだ。例えば空きビルにならずに済んだケースとして石巻にあったさくら野百貨店を取り上げたい。もともとはマイカルグループだったが、民事再生法申請で独立を果たし高島屋の指導下で経営再建を果たしたのだが、仙台本店と青森店、弘前店、八戸店、北上店だけにさくら野は経営資源を集中させた。石巻店は閉店にしたが、石巻市に寄付して市役所にした。
 だが、なかなか後継テナントが見つからなかったケースもある。福島店である。ようやくダイユーエイトがテナントとなったがそれでどれだけの時間が無駄になったのか。もう少し考えて欲しい。地域の人口が減少しているのに無理に新店舗を立ち上げればそれだけ歪みはそのままの過剰供給になる。
 それでいいのだろうか、私には理解しがたい。




 井出らはこんなひどい言い逃れに終始している。

 これも何もかも自民党の悪政の結果そのままが通っていいと思い込んでいるのだろう。

 こんな体たらくでは、堀江貴文にもJR西日本の社長が務まると自白しているに等しい。


JR福知山線脱線:JR西・歴代3「社長」に無罪 3被告の談話

毎日新聞 2013年09月27日 大阪夕刊

 3被告の談話(要旨)は次の通り。
 ◇井手正敬元会長という名前の詐欺師1号

 この事故でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りし、おわび申し上げます。
 ◇南谷昌二郎元会長という名前の詐欺師2号

 事故を引き起こしたことにつきまして、事故当時の経営責任者の一人として誠に申し訳なく思っております。
 ◇垣内剛元社長という名前の詐欺師3号

 事故で多数のお客様のお命を奪い、またおけがをさせてしまいましたことにつきまして、当時の社長としておわび申し上げます。

 私が井出らにいえる事は唯一つ。

 「ハシゲらを道連れにビルマで死ぬまで贖罪の日々を過ごしなさい!当然、全私産は遺族や被害者に無償で渡しなさい!!」

 むろん、混雑時の酷い傲慢乗車は許せない。

 JRの場合特にひどく、混雑時の遅延がひどい。それなのにもかかわらず、発車ベルをちゃんと流す酷さ。

 普通だったら10秒でも長すぎるというのが乗客の感覚だ。

 だがこれで怒っていたらまだ甘い。ラッシュ時になるともっとひどい。ちゃんと並んでいる乗客の背中を突き飛ばす老婆がいるから驚く。

 私はそのひどさに怒りで駅員に怒鳴り込んだほどである。

 そもそも、経営者はリスクプレミアムを含めて高給取りが許される。

 この4つ(山崎正夫自称元社長という詐欺師4号も含めて)にはそうした覚悟もないくせして、でかい給料をもらう傲慢ぶりを発揮している。

 私はこういう連中が高給取りというのには驚くし呆れる。

 では、JR西日本の非正規労働者はどれぐらいいるのか。契約社員ではあるが1600人いるというのだ。

 おかしいではないか。無条件で正規雇用すべきなのは明らかだ。

 こういう実態だから、サービスがおかしくなり、目先の効率化に走るのだ。

 こうして今日も、ゆがんだ電車は日本中を駆け巡る。

 一刻も早くあるべきサービスの基本に戻って欲しい。

 新幹線やセレブ向けの車両や特急を圧倒的多数の顧客は求めていない。

 足元の基本を守った鉄道に戻って欲しいのである。 

2013年9月25日水曜日

いかなるハラスメントに反対します

<ニーメラーの警句>

ナチ党が共産主義を攻撃したとき、
私は自分が多少不安だったが、
共産主義者でなかったから何もしなかった。

ついでナチ党は社会主義者を攻撃した。
私は前よりも不安だったが、
社会主義者ではなかったから何もしなかった。


ついで学校が、
新聞が、
ユダヤ人等々が攻撃された。

私はずっと不安だったが、
まだ何もしなかった。

ナチ党はついに教会を攻撃した。
私は牧師だったから行動した
―しかし、それは遅すぎた。
マルティン・ニーメラー(1892―1984)

 1945年秋、妻とともにダッハウを訪れた彼は、「ここで33年から45年までに238756名の人間が殺された」と書かれた掲示を見て、「自分はもう他人の罪について云々することはできないと感じた」といい、罪の自覚の上に、西ドイツの再軍備や核兵器に反対していきます。

 1946年1月、ゲッチンゲンでの説教では次のように語っています。

 「私には罪がある。なぜなら私は1933年になっても、ヒトラーに投票したし、また正式な裁判なしに多くの共産党員が逮捕され投獄された時にも、沈黙を守っていました。そうです。私は強制収容所においても罪を犯しました。なぜなら、多くの人が火葬場にひきずられて行った時、私は抗議の声をあげませんでした」(喜)

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-04-27/20060427faq12_01_0.html より引用


 2013年9月23日(月)
あらゆる差別やめよう
差別撤廃東京大行進
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-09-23/2013092301_03_1.html
 あらゆる差別への抗議と多様性を持つ社会のすばらしさを日本政府や社会にアピールする「差別撤廃東京大行進」(主催・People’s  Front of Anti-Racism)が22日、東京都内で行われ、約2800人が参加しました。人種差別撤廃条約の誠実な履行を、政府に求める決議文を採択しました。

 黒人差別の解消を求めた「ワシントン大行進」を模した黒いスーツの集団が力強く先頭を行進。マーチングバンドや性的マイノリティーなどの隊列が続き、参加者は「差別をやめよう」とコールしながら歩きました。

 東京都内にすむ2人で参加した女性は「『韓国人は殺せ』と言うようなヘイトスピーチ(憎悪表現)がまかり通るような状況は怖いし、悲しい」「いろいろな差別につながっているこの問題を同世代にも知ってほしい」と話しました。

 3歳と1歳の子どもと参加した女性(39)=東京都内=は「差別をする側の人も仕事がなかったり、貧困層だったり抑圧されているのだと思います。でも怒りの矛先が間違っている。一緒に歩こうというメッセージを届けたい」。

 コリアンタウンのある新大久保も行進。韓国料理店の店先から手を振っていた韓国人男性(28)は「いままで差別を(助長)するデモしか見たことがなかったが、きょうは、国境を越えて一緒に歩んで行けるという、新しい可能性を感じた」と笑顔で語りました。

 大阪で行われた「仲良くしようぜパレード」の運営に携わった男性(28)は「感動しました。歴史の一ページに『差別をやめよう』と書き込めたと思う」と話しました。

 日本共産党の小池晃副委員長・参院議員、徳留道信都議、新宿区議5人も参加しました。


 今回のムーブメントで危惧すべきことがありました。
 レイシストしばき隊と 「ヘイトスピーチに反対する会」の対立です。彼らは思想が違いますが、差別を何とかしたいという思いでは一致しています。要するに中核派と民族右翼の対立なのでしょう。しかし、今はそんな問題ではありません。
 このヘイトスピーチはもはや日韓外交問題になっているほか、世界中にも問題になっています。しかも女性レイシストへのセクハラ発言が見られるなど問題は深刻となっております。私はブログ運営者の一人としまして、いかなるハラスメントに反対します。
 性的差別や障がい者差別、民族差別など出生に基づく差別やセクハラ、パワハラ、モラハラなどを絶対に受け入れるわけにはいきません。そうしたものに断固としてNoを突き付けることを私は宣言します。
 最後にユニリーバ・ジャパンがいいCMを流していましたので引用いたします。これは女性という部分をマイノリティに置き換えてもいいのです。



2013年9月23日月曜日

障がい者を見世物にするのではいじめを支援するようなものだ

 これはmixiつぶやきをベースにしたコラムである。

mixiつぶやきから

NHKで学習障害当事者の人が取り上げられていた。 http://goo.gl/SLT3j(06月16日)

だが精神疾患当事者と健常者には目に見えない壁がある。差別と偏見だ。一部の疾患を全てに当てはめたりしているかのような言動には苛立つ。(08月20日)

精神障害は時間をかけて治せるものとそうではないものがある。そうでないものは理解と改善で対応するしかない。 http://goo.gl/LoyYRa(08月07日)

ちなみに適応障害も発達障害のひとつである。皇太子夫人・雅子さんもその当事者であるがメディア産業はありもしない皇室のあり方とやらを振り回して苦しめている。(08月06日)

しかし、ハローワークの対応は追いついていない。http://www.chiba-job.com/job/ こうした軽いハローワークでは障害者向けの雇用支援は期待できない。本体でやった方がいい。(08月04日)

ハローワークも障がい者雇用には力を入れているがまだまだ追いついていない。ブラック企業への行政指導とサービス残業規制法・過労死への厳罰と海外への雇用流出規制を導入することが雇用への入り口だ。(08月03日)

東京しごとセンターがやっている障がい者委託訓練は茨城県が対象外だ。本当にひどい。茨城県は障害者に対して冷たい。 http://goo.gl/3QzHX(07月15日)

茨城の場合は発達障がいへの取り組みが特にひどい。本気で取り組んでいないのは県内の企業が正規雇用したがらないことで見えている。 http://goo.gl/3LKaY http://goo.gl/0rOgY(07月15日)

千葉県で行っている発達障碍者支援も、県外の人を受け入れないことに問題がある。こうした障がいは県境を越えて取り組むべき問題だ。 http://goo.gl/RnS8v(07月15日)

できないから嘆いていても発達障がいは改善できない。できるようにするためには前もった努力も必要なのだ。私はちなみに就職がゴールとは思っていないしスタートラインだと思っている。 http://goo.gl/s4ewc(08月04日)

聾の形という週刊少年マガジンで掲載されている作品を否定するつもりはないが、独り歩きされることは恐ろしい。五体不満足と同じ過ちを犯すことにもなりかねない。議論があった事が頷ける。それでも支持はできる。(09月04日)

だが障がいは個性に過ぎない。問題はどんな価値を社会にもたらすかだ。私はならば数段努力を重ねたい。(08月22日)

だが障がい当事者にとって一人の突出した個性が独り歩きしたらその個に合わさなければならないまでになる。だから難しい。乙武某の問題はそこだ。(08月22日)

『アタル』というテレビドラマが嫌なのは発達障がい当事者を見せ物にして、単なるエンターテイメントに終わらせている事だ。考えてナンボだろう。ギャハハで終わったら意味はない。(08月30日)

『アルジャーノンに花束を』と『アタル』では前者の絶望が考える機会を与えている。物真似大好きの日本テレビは今すぐ、『アルジャーノンに花束を』のアスペルガー症候群版(もしくは精神疾患当事者版)を創るべき。(08月30日)

ただし、脳機能障がい当事者や精神疾患当事者を物笑いにするなら私は許さない。立場の向上が必要だからだ。(08月30日)

アスペルガー症候群当事者を負け犬みたいに扱うのはまさに差別だ。将来はそうしたモノも個性と受け止められる時代にしてほしい。(08月15日)

発達障がい当事者には絶望だけではない。見えない可能性がある。過活動を逆に生かす働き方だってある筈だ。(08月11日)

目に見えない障がいは理解されにくいが、気にすることなく受け入れてくれる人ならそれはそれでいい。私はそういう人たちの希望の光になりたい。(07月26日)

いろいろな障がいがあっても諦めてはいけない。諦めたら人生はそこでゲームセットだから。(06月09日)


金権野球部「優勝」について

 セントラル・リーグにおける正統順位をここに公表いたします。

1位 阪神タイガーズ
2位 広島東洋カープ
3位 中日ドラゴンズ
4位 東京ヤクルトスワローズ

 なお、5位及び6位は存在しないものとみなします。
 理由は読売新聞の金権野球部およびその一体組織であることが分かったためです。
 彼らには厳しいNOを突き付けることをここで表明します。

 昨日、その金権野球部が「優勝」しましたが、私は相手にしていませんでした。
 ご哀愁様、地域を踏みにじっている連中に私は興味なんて最初からありませんでした。
 ネットでは金権野球部は北朝鮮がふさわしいだのという妄言もありましたが私は最初から存在していないとみなしていましたので無視していましたよ。

 私はこうつぶやきました。

  9月20日
無責任な加藤自称コミッショナーよりも早く野茂秀雄氏をコミッショナーに据え、日本国憲法とJリーグ、メジャーリーグを手本とする日本プロ野球の改革を急がないとプロ野球は韓国にも置いてけぼりになってしまう。いっそのこと日韓共同リーグにするつもりか。


2013年9月22日日曜日

日本ハムは間違っている

 今年の「プロ野球」は不正で始まり、不正で終わろうとしている。
 セリーグと称するアマチュアリーグでは「巨人」と称する金権野球部が極悪非道の連続だ。まさにファン不在のから騒ぎの連続である。
 そしてセリーグ。不正な手段で選手をだまし取った日本ハムがひどい。

2012年11月30日
北海道ファイターズよ、いい加減に諦めよ
ハム、大谷入団へ奥の手!! 将来のポスティング容認へ
2012年11月23日 中日スポーツ

 ポスティング容認の切り札も投入へ-。日本ハム・栗山英樹監督(51)が22日、ドラフト1位で指名した花巻東高・大谷翔平投手(18)に入団後の将来的なメジャー挑戦を認めるとの姿勢を示した。日本ハムで活躍してからポスティングシステム(入札制度)でメジャーに進むのは、レンジャーズ・ダルビッシュと同じ道筋。自ら出馬する26日の入団交渉では、夢をかなえるためまず日本で活躍してほしいと訴えていく。
 何が何でも大谷を口説きたい。日本ハムが大谷との交渉に、暗にポスティング容認というカードを用意する。この日、栗山監督は新入団発表に出席し、6人のルーキーと対面したが、残された最大の仕事は大谷との交渉。入団発表終了後に報道陣に囲まれた指揮官は熱い言葉で、その思いを口にした。
 「あの夢をつかむためどのステップがいいのかを理論的に説明させてもらう。(全面的な)翻意をさせようとは思っていない。実現の形として何が一番いいのかと説明させてもらうよ」
 “あの夢”とはもちろん、大谷が表明したメジャー挑戦のこと。決断への尊敬の念を持つ指揮官に、将来のメジャー挑戦を門前払いする気は毛頭ない。野球協約の新人選手選択会議規約第14条(契約制限)では、他の球団に契約を譲渡することを条件として選手契約を締結することを禁止している。とはいえ、適切なステップを踏んだうえで、将来的なポスティングを容認する構えだ。
 いい例がある。昨オフにレンジャーズへポスティング移籍したダルビッシュ。05年に入団して7年で93勝。文句なしの成績を残し、堂々と海を渡った。球団には一定の成績を残せばメジャー移籍を認める姿勢がある。ならば、大谷も夢への第一歩を日本ハムで…。ダルビッシュと同じ道を歩むことこそが、指揮官はもちろん球団の総意。
 「まずは日本でやるというのが基礎」。最後はこう言葉を締めた栗山監督は、26日も同じ思いを大谷に訴える。果たして熱い思いは、意中の恋人に通じるのかどうか。指揮官は、自らの熱意が大谷の心を解きほぐすはずと信じ、26日の出馬の時を待つ。 (川越亮太)

 もう、悪あがきは断念すべきだ。
 山田某を名指し批判した際に私のこの件についての見解ははっきり示した。本人が自己責任において自分の夢を追いかけたいというのならそれを受け入れるのが大人の知恵というものだ。親や周囲が決めるものではない。大谷投手はおそらく直接あって入団を辞退することは確実だ。
 今回のオフ、北海道ファイターズは指導陣を大幅に刷新した。これに関しておかしいと私は思わざるをえない。成果を上げたコーチ陣を刷新する理由はどこにあるのだろうか。指導者の度量の無さを逆に露呈しただけではないか。今回の事実上の日本一にしても、梨田前監督の遺産を活用したのにすぎないのではないか。
 ネガティブキャンペーンで入団を迫るやり方は自身の指導力の無さを自ら証明しているのだ。いい加減にしろと言いたい。大人ならぐっと諦める潔さもあって然るべきなのだ。

2013年02月17日
日本ハムには社会的責任を取る義務がある
 去年のドラフトでメジャー希望だった花巻東高校の大谷翔平投手に対し、埼玉西武、福岡ソフトバンク、広島などは潔く大谷投手の獲得を断念した。
 そうした強豪がないことを悪用し、北海道日本ハムファイターズは大谷投手の単独獲得指名を強行し、両親の不安に付け込んだ卑劣なネガティブキャンペーンを行い、新興宗教まがいの手法で大谷投手を強奪した。これを人は姑息な手法で強奪する泥棒猫そのものというのである。
 2002年8月に発覚した日本ハム牛肉偽装事件で問われた法令順守が全然できていないことを今回の違法強奪ははっきりあらわにした。牛肉偽造事件は狂牛病対策から始まった牛肉買取制度を悪用したもので日本ハム子会社の日本フード(社長は東平八郎日本ハム副社長)の愛媛、徳島、姫路の3営業部で、2001年10月から11月にかけて、輸入牛肉約4.3トンを国産に偽装、親会社の日本ハムを通じて申請した約14トンの中に紛れ込ませて、業界団体の日本ハム・ソーセージ工業協同組合に買い取らせ、1010万円の仮払金を詐取していたことが判明した。
 しかも創業者にべらぼうに甘い処分だった。大社義規同社会長(87)が経営の第一線から退くものの、「名誉」会長職に就くとするなど大甘なもの。ひはんをうけて会長は完全撤退することに改められたものの養子の啓二が専務に降格というのだからあきれた代物である。
 こうした甘い体質が今回の暴挙につながったのだろう。私は日本ハムが嫌いになった。

Shohei Otani pitcher for Hanamaki Higashi High School was major hope in the draft last year, Saitama Seibu, Softbank Fukuoka, Hiroshima pitcher gave up the acquisition of Otani gracefully.
Exploit that there is no giants such, the Hokkaido Nippon Ham Fighters to force a nomination winning single pitcher Otani, engage in a negative campaign sneaky took advantage anxiety of parents, we were robbed of the pitcher Otani technique mock new religion. That person is the cat itself thief to snatch a palliative approach this.
Illegal usurpation of this time I was clearly reveals that it is not possible at all regulatory compliance was questioned in the incident Nippon Ham beef impersonation was discovered in August 2002. In section 3 business Ehime, Tokushima, of Himeji, Japan's food case beef counterfeit subsidiary Nippon Ham (President and Vice President, East Ham Heihachiro) '10 2001 in what was to exploit the beef buyback program began with mad cow disease measures from May to November, disguised as a domestic 4.3 tons of imported beef, let slip in 14 tons was applied through the Nippon Ham Fighters of the parent company, so buy the Japan Ham and Sausage Processors Cooperative Association of industry associations, \ 10.1 million I've found that had been defrauded of the Advances.
It was a sweet disposition confounded addition to founder. Although (87) is retired from the front line of management chairman Yoshinori Taisha company, such as a large sweet things and assume the office of chairman "honor". It is scandalous that stuff because they say Keiji adoptive demoted to managing director but was changed to be president to withdraw completely subject to criticism.
These sweet constitution might have been led to this outrage. I came to hate the Nippon Ham.

지난해 신인 드래프트에서 메이저 희망이었다 마키 동쪽 고등학교 오오타니 쇼헤이 투수에게 사이타마 세이부, 후쿠오카 소프트 뱅크, 히로시마 등은 깨끗하게 오오타니 투수 영입했다.
그러한 강호가없는 것을 악용 해, 홋카이도 니혼 햄 파이터스는 오오타니 투수 단독 획득 지명을 강행하고 부모의 불안 틈타이다 비열한 네거티브 캠페인을하고 신흥 종교 まがい 방법으로 오오타니 투수를 강탈했다. 이 사람은 고식적 인 방법으로 강탈하는 도둑 고양이 자체라는 것이다.
2002 년 8 월에 발각 된 니혼 햄 쇠고기 위장 사건에서 제기 된 법령 준수가 전혀되어 있지 않다는 것을 이번 불법 날치기는 명확하게 드러냈다. 쇠고기 위조 사건은 광우병 대책부터 시작된 쇠고기 매입 제도를 악용 한 것으로 일본 햄 자회사의 일본 식품 (사장은 동쪽 헤이하치 햄 부사장)의 에히메, 도쿠시마, 히메지 3 영업부에서 2001 년 10 월부터 11 월까지 수입 쇠고기 약 4.3 톤을 국산으로 위장, 모회사의 니혼 햄 통해 신청 한 약 14 톤에 紛れ込ま하고 업계 단체의 일본 햄 ・ 소시지 공업 협동 조합에 매입하고 1010 만엔 의 가불금을 사취하고 있었던 것이 밝혀졌다.
게다가 창업자에 엄청나게 달콤한 처분했다. 대사 요시노리 회사 회장 (87)이 경영 일선에서 물러나 있지만, "명예"회장직에 취임하는 등 큰 단맛 것. 비판을 받아 회장은 완전 철수하게 재생산했지만 입양 케이지가 전무로 강등 하니까 황당한 물건이다.
이러한 달콤한 체질이 이번 폭동으로 이어진 것이다. 나는 니혼 햄이 싫어졌다.

2013年03月04日
ファン不在のプロ野球に警告する
ダルビッシュ有「糸井さんトレードとか、ありえん。彼の何を知ってますか?」
2013/1/24 08:43 J-Castニュース
 米大リーグ、テキサス・レンジャーズに所属するダルビッシュ有投手(26)は古巣の日本ハムファイターズが1月23日(2013年)に発表した大型トレードは納得できないツイッターで話している。
 トレードは日ハムから2012年のベストナインにも選ばれた糸井嘉男(31)、八木智哉投手(29)の2選手と、オリックスバファローズの木佐貫洋投手(32)と大引啓次内野手(28)、赤田将吾外野手(32)3選手の間で行われる。このトレードに対し、ダルビッシュは「糸井さんトレードとか、ありえん」という。日ハム時代、一緒にトレーニングをする仲だったという同僚の移籍に驚いたようだ。また糸井を批判するツイートには「糸井さんの何を知ってますか?」と怒っている。

 このトレードの背景には糸井選手がメジャー移籍を志願していたことにある。


電撃移籍の糸井、メジャー志向も…オリ「ポスティング考えてない」
デイリースポーツ
2013年1月24日 7:00
 日本ハム・糸井嘉男外野手(31)、八木智哉投手(29)と、オリックス・大引啓次内野手(28)、木佐貫洋投手(32)、赤田将吾外野手(32)の2対3のトレードが23日に成立し、両球団から発表された。双方の補強ポイントが合致した形だが、WBC日本代表候補でもある糸井の放出は衝撃的。前日本ハムのレンジャーズ・ダルビッシュ有投手(26)は驚きの心境をツイッターに表した。
 オリックスがチームの選手会長を務める大引に加え木佐貫、赤田を交換要員に、日本ハムから糸井と八木の獲得に成功した。交渉に当たったオリックス・村山良雄球団本部長は「何年ぶりかの大型トレード。大変いい選手が2人来てくれる」と満面に笑みを浮かべた。
 「クリーンアップが打てて走れて、守れる。三拍子そろった外野手がぜひとも欲しく、あちこち(の球団)にお願いしていた」と明かした。4年連続打率3割、2年連続で最高出塁率のタイトルを獲得。守りでも4年連続ゴールデングラブ賞の糸井の加入は、最下位からの浮上を目指すチームにとって、これ以上望むべくもない補強だ。
 一方で日本ハムは田中が抜けて手薄な内野陣の補強が急務で、次に吉川と斎藤が故障を抱える先発陣の強化が懸案事項だった。日本ハム・山田正雄GMは「チーム戦略上、大きな意義があるトレードと判断した。安定感のあるローテ投手と実績ある野手2人を獲得できたことは非常に価値がある」と利点を強調した。
 ただ、昨季も攻守の要としてチームをリーグ優勝に導いた糸井の放出は衝撃的。11年まで日本ハムに在籍したダルビッシュはこの日自身のツイッターを更新。「糸井さんトレードとか、ありえん」とつぶやいた。
 メジャー志向の強い糸井だが、海外FA権の取得は早くても17年シーズン。「まだ先の話。まずはうちの球団でてっぺん(日本一)を目指してほしい」と村山本部長。ポスティング移籍を希望する可能性もあるが、来オフについては「常識的に考えてない」と話した。
 糸井は球団を通じて「今はさびしい気持ちでいっぱいですが、この世界では当たり前のこと」とコメント。新天地に向かう決意を表明した。
 

 はっきり言って、超弩級馬鹿としか言いようのないオリックスと日本ハムのフロントに軽蔑を表明する。
 おそらく糸井選手はポスティングで法廷闘争を行うことは確実だ。オリックスはそんなリスクを背負ってまで糸井選手を獲得する必要はあったのか?私には疑問である。放出の狙いがずるい手段で強奪したドラフト1位・大谷翔平投手(18)=花巻東=を「ポスト糸井」として、右翼で起用するプランという商業狙いなら野球をなめているとしか言いようがない。
 ポスティングシステムでのメジャー移籍を希望している糸井選手を慰留して、今年だけでなく来年も海外移籍を認めないとオリックスの愚か者どもはほざいているが、誰もオリックスの対応に納得しない。非常識も甚だしいと指摘されて反論できない。また小さな不信感がここまで大きな不信感につながった以上、日本ハムは本当の意味で自滅へ一直線だと断言せざるを得ない。
 こんなようでは日本のプロ野球はガラパゴス同然だと指摘されていいのではないか。メジャー関係者は高校野球の段階で日本の高校生の視察を行っている。かなりの戦力がアメリカにわたる可能性がある。そんなやり方でいいのだろうか?ファン不在のやり方がいいのだろうか?
 私には不信感しかなくなったということである。

メディアは自壊していく



 メディアがゆがむ時というのは大体パターンがある。
 権力に媚びる時だ。
 今回はお蔵入りにしていたコラム集から引用する。

2012年07月22日
発言の主導権を民衆に取り戻せ
 USTで「午前0時の映画祭」-パブリックドメインの名作を無料配信
(2012年07月11日) http://www.shibukei.com/headline/8659/

 神宮前にある38席のマイクロシアターを拠点にユーストリーム配信なども行うKINEATTIC(渋谷区神宮前2)が、パブリックドメイン(著作権保護期間切れ)の名作映画をユーストリームで無料配信する「午前0時の映画祭」を始める。
 オープニング企画として7月12日~14日、オーソン・ウェルズのデビュー作で監督・製作・脚本・主演を務めた「市民ケーン」(日本語字幕)を配信する。
 新聞王ケーンが「薔薇のつぼみ」という謎の言葉を残して死んだ。その言葉の意味を探ろうと新聞記者のトンプソンは取材を進めていくが…。当時、新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハーストの生涯をスキャンダラスに描いて物議を醸した。1941年度のアカデミー賞で作品賞を含む9部門でノミネートされ、そのうち脚本賞を受賞した。
 配信開始は各日午前0時(=11日・12日・13日の24時)。第2弾作品は14日配信後に発表予定。
 http://0eiga.com/

 この動きを支持する。
 この動きが現実化すると言う事は、今までの日本のタブーによって不当に公開されてこなかった映画を公開する絶好の機会を得た事を意味する。「南京!南京!」「ジョン・ラーベ」という、南京大虐殺を描いた映画を日本の極右どもが上映させないようにヘイトスピーチやヘイトアタックを繰り返してきた(これらは国際法で言う憎悪扇動罪)。
 テロリストにもそれなりの動機はあり、公平に伝えられるべきなのは言うまでもないのだが力任せに実力で相手をねじ伏せる事はあってはならない。商業主義ではないNPOが運営する映画館が独自に映画の上映を行なえるように著作権法も改正する必要がある。そうすることで、売らんかいなの商業主義にけん制をかける事になる。「制作費が安いからアニメにしよう」「お笑いにしよう」じゃ意味はない。
 そこにはどんな思想があるのかを問わねばならない。

この記事へのコメント
この映画は、中国のチャン・イー・モウ監督の作品でしたっけ?。 この映画は政治色は薄く、映像美が優れた人間愛を描いたもので国際的にも評価の高いものだそうですよ…、わたしも凄く楽しみにしていたんですよ…。しかし、右翼の馬鹿どもの蛮行は断じて許せませんね。やはり、日本でもヘイトクライム禁止法を即刻制定し、極右団体や在特会などの差別暴力集団を厳しく取り締まるべきですね…、奴らは国際的にみても我が国の恥部としか言い様がありませんね…、奴らこそが“売国奴”だと、わたしは断言したい!!!。
Posted by 青い鳥 at 2012年07月23日 21:57

 青い鳥さんからのコメントに回答させていただきます。
 陸川(りく せん、ルー・チュアン)監督の作品が「南京!南京!」です。「ジョン・ラーベ」はフローリアン・ガレンベルガー監督ですけど、角度は異なります。それでも、国際的な評価は極めて高いです。それに引き換え日本では「俺は君のために死にに行く」(ポルポト石原の屑作品)だの、「プライド」だの、戦争責任を不当にごまかす屑作品ばかりが目立っています(北野武程度の屑が大手を振っていられる時代ですからなおさらですが)。
 憎悪扇動罪は日本が今すぐ導入すべき刑罰の一つで、児童ポルノ規制強化より優先されるべきでしょう。在特会や極右団体、極左団体を絶対に私は許せません。多様な意見を踏みにじる彼らのような連中には困ったものですね。
 じっくり構えてお互いに自分を磨き上げていけると幸いですね。

2013年04月11日
アカデミー賞はアメリカの戦争ビジネスの象徴に過ぎない
 2012年度アカデミー賞最有力作品といわれていた映画『ムーンライズ・キングダム』よりもイランでのアメリカ大使救出作戦が描かれた「アルゴ」が選ばれたというニュースを知って、思ったことはハリウッドが戦争ビジネスの一環に過ぎないということだ。
 ハリウッドを利用しアメリカ政府は戦争映画を作ってきた。2001年9月11日の同時多発テロに対しアメリカ政府はハリウッドへ戦争協力要請をし、ハリウッドは承諾。公開を延期していた激しい戦闘シーンのある戦争映画の公開を早め、さらにはアメリカ国民の気概を高めることをめざした短編映画を無料で公開した。一時期はやったジャパンバッシングで言えば悪名高い映画で知られる「ライジングサン」がそうだ。
 そうして仮想敵を絶えずでっち上げ、自国の問題点から目を反らし続けてきたではないか。その付けがアメリカの深刻な赤字につながっているではないか。それでいいのだろうか。私にはいいとは思えない。そうして絶えず仮想敵を作り上げ、不幸のどん底に国民をおとしいれ、「強いアメリカ」という愚かな幻想をばらまいた罪は大きい。
 イランでは案の定反発している。私でさえ対立をあおるような作品がなぜアカデミー賞なのかと思ったほどだ。エドワード・サイードの『オリエンタリズム』(1978年)がここで生きてくる。彼は西洋におけるアジアや中東への誤った、またはロマンチックに飾り立てられたイメージの長い伝統が、ヨーロッパやアメリカの植民地主義的・帝国主義的な野望の隠れた正当化として作用してきたと指摘し、オリエンタリズムの理論を打ち立てるとともにポストコロニアル理論を確立した。
 ハリウッドにはサイードがいない。いたとしても「商業的にもうからない」という理由で追い出される。そこにこの問題の深刻さがある。


 こうしてメディアはどんどん加速するように歪んでいくのである。
 ギャンブルへの意識が甘いと言わざるを得ないのも目先の金欲しさ故なのだろう。

2011年12月06日
おきるべくしておきて当然だ
 大王製紙前会長、特別背任容疑で逮捕…子会社に損害32億円


 東京地検特捜部は22日、いわき大王製紙など子会社4社から計32億円を借り入れ、損害を与えたとして、会社法の特別背任の疑いで大王製紙の前会長井川意高容疑者(47)を逮捕した。
 関係者によると、井川容疑者は、特捜部の調べに対し、逮捕容疑を認めた上で、使途について「借入金はすべてカジノにつぎ込んだ」と説明しているという。
 特捜部は同日、都内や愛媛県内の関係先などを家宅捜索。今後、借り入れの際の認識や使途などを捜査し、巨額借り入れの全容解明を進める。
 逮捕容疑は、今年7月から9月にかけ、子会社に指示し、本人名義の銀行口座などに7回にわたり、計32億円を振り込ませ、4社に損害を与えた疑い。
 大王製紙が設置した特別調査委員会の報告では、昨年5月から今年9月にかけ、7社から計106億8千万円を振り込ませていたことが判明。貸し付けはいずれも無担保で、取締役会の事前決議も経ていなかった。
 大王製紙は井川容疑者が現金で返済した21億円を除いた85億8千万円分について告発しており、特捜部は今後、残りの約50億円についても捜査を進める。
 また、これ以外にも大王製紙のファミリー企業から計5億3千万円を借りていたことが既に分かっている。特捜部はさらに借入額が膨らむ可能性もあるとみて全体像の把握を急ぐ。
 今回の事件で大王製紙は上場廃止の恐れがあると投資家に注意を促す「監理銘柄」に指定されている。来月14日までに決算を発表できなければ上場廃止となる。
[ 2011年11月22日 11:25

創業家との決別打ち出せず…大王製紙社長「今も尊敬している」
大王製紙前会長逮捕
 億単位の入金を要求し、一部はカジノ運営会社の口座に直接振り込みを指示していた。常識を超えた「創業家への絶対的服従」を求めた末、会社法の特別背任容疑で逮捕された大王製紙前会長の井川意高容疑者(47)。だが事件発覚後も現経営陣は「今も尊敬している」と創業家支配からの決別を打ち出せずにいる。
 同社が設置した特別調査委員会も、意高容疑者と父の高雄元社長による会社支配について「社員は会社でなく、井川父子に対する帰属意識を持つ」と指摘。「彼らに絶対的に服従するという企業風土」を事件の背景と断じ、創業家支配を薄めるよう訴えた。
 にもかかわらず、佐光正義社長は10月28日の会見で「井川家を今も尊敬しており、悪いという考え方はまったく持っていない」「決別は一切考えていない」と擁護に終始。報道陣から「改革に真剣に取り組む気持ちが伝わってこない」と批判を浴びた。
 神奈川大経営学部の小島大徳准教授(企業統治論)は「スピードある判断や優れた創業家への求心力など、同族経営にも良い面はある」としながらも、「能力のない人がトップになると機能しなくなってしまう」と指摘。井川父子について「何十年も続く同族経営で、会社を“思い通りになる家族”のように思っていたのではないか」と分析する。
[ 2011年11月22日 11:27 ]

特別だった「お坊ちゃん」小学校時代は飛行機で東京の塾通い
大王製紙前会長逮捕
 起業した祖父、事業を拡大させた父親に続く、創業家の3代目。会社法の特別背任容疑で22日、東京地検に逮捕された大王製紙前会長の井川意高容疑者(47)。業界3位の総合製紙メーカーで若くして社長の座を約束され、周囲からは特別な存在の「お坊ちゃん」だった。
 「明日までに自分の口座に振り込むように」。子会社役員に対し、目的や使い道を説明せず、担保もない貸し付けを指示。振り込みは昨年5月から今年9月まで26回、計106億8千万円に上った。
 だが子会社役員は「前会長には逆らえなかった」。返済の可能性は検討されず、取締役会に諮られることもなかった。
 「小学生の時から週末ごとに飛行機で東京の塾に通い、東大卒の社員が家庭教師をしていた」。子どものころを知る愛媛県の住民は、派手な“英才教育”を振り返る。
 らつ腕経営者とされ、厳しいことで知られた父高雄元社長も「意高氏には甘かった」と20年以上同社に勤務した男性は話す。受験に合格したときのことを、社内会議でうれしそうに自慢していたのが印象に残っているという。
 現役で東大に合格。大学時代の友人は「明るく快活な人柄で、頭も良かった」と評した。このころ、政官財の有力者から芸能界まで幅広い人脈を培っていったという。
 1987年に入社するとわずか4年で取締役に就任し、98年には副社長に昇格。同社OBの男性は「口数は少なかった。ただ立場が役員だろうがなんだろうが(意高氏は)ジュニアとして特別な存在だった」と話す。一方で、同社関係者は「お坊ちゃんだから周囲も触れたがらない。孤独な感じだった」とも打ち明けた。
 2007年、社長に就任した際には「社員と問題意識を共有する企業風土に改めたい」と述べていた。
 元役員の70代男性は「なんでこんなことになったのか…。立派な父親から会社を引き継いだプレッシャーがあったのかもしれない」と言葉少なに話した。
[ 2011年11月22日 11:28

 いずれもスポニチより引用。

 驚くに値しない。
 私は大昭和製紙のワンマンだった斎藤了英を知っている。関連会社の大昭和愛鷹によるゴルフ場開発に反対した市民の圧倒的多数の支持を得ていた市長を金権選挙で不当に落選させたり人妻を強奪して愛人にしたとんでもない悪魔人間なのだが、1990年5月15日にニューヨークのオークションでゴッホの「ガシェ博士の肖像」を絵画史上最高の約125億円で落札、ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」を約119億円で購入、ゴッホの「アイリス」を83億円で購入し、「死んだら一緒に燃やしてくれ」と発言し、非難された。ちなみにそんな彼を持ち上げたのが北野武だったとだけ言って置こう。
 その彼は長男で現社長の公紀を学生時代、ホテルニュージャパンのスウィートルームに住まわせ、そこから通わせていたという。バカでも何でも息子に跡を継がせるんだといっていたのだから私には驚きもない。私はギャンブルやカジノの類を全く嫌うのはそうしたこともある。そもそもあぶく銭にすぎないのであって、それらを得て幸せになったと言う話を私はてんで聞いたことはない。
 ちなみに韓国ではパチンコは禁止である。それはギャンブルにより生活がおかしくなると言うこともある。これについては過去のコラムを引用する。


だからギャンブルは嫌いだ(小野哲)
テーマ:ブログ
2010-05-05 05:51:57
 日本ではパチンコやオートレースなど、ギャンブルがやかましい。
 中にはギャンブルで文字通り一攫千金を勝ち得た輩が話題になる。だが、なぜか隣の韓国が下した勇断を取り上げていない。韓国ではパチンコに似た遊戯機器であるメタルチギという機械がある。
 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から引用すると、遊戯にパチンコ球ではなくメダルを使用する以外は日本のパチンコと同じなんだそうだ。遊び方は、台にメダルを投入するとまずそのメダルが発射される。このメダルが入賞口に入ると今度は盤面にある液晶で(日本のパチンコ機とほぼ同様の)抽選が行われ、この抽選に当選すると「大当たり」となる仕組みだ。「大当たり」となると台から景品用商品券(通常の商品券とは異なる、メダルチギ景品用の商品券)が払い出される。通常、店舗付近に設置された両替店で、景品用商品券を換金することになる。この際、10パーセント前後(店舗により異なる)の手数料が引かれる。なお最近ではメダルを使用せず、台の横にある紙幣投入口に紙幣を投入すると台のクレジットが増え、スタートボタンを押すと100ウォンずつクレジットを消費して台上部の液晶パネルで第1段階の抽選を行うことでメダルの発射の代わりとしている台が多い。パチンコと異なり、技術介入要素は排除されている。
 だが、韓国では違法化されている。このことについては作家の若宮健氏のレポートを引用させていただきたい。


 6月末に韓国のパチンコを取材したくて韓国へ飛んだ。驚いたことに、昨年暮に韓国ではパチンコが法律で禁止されていた。パチンコ屋はすべて撤去されていて看板も残っていなかった。日本のマスコミは韓国のパチンコ禁止を何故か報道していない。不思議である。
 韓国でもパチンコの被害は大きかったと言う。それにしても、政府の判断でパチンコを禁止したのは素晴らしい決断である。日本とは大違いで、日本ではパチンコの被害が益々増えているのに放置されている。
 韓国でも、パチンコ絡みの事件が絶えることがなかったと言う。判決が下りた事件を少し紹介してみる。熱くなり易い国民性を持っているので、パチンコの弊害は大きかった。
 忠州市に住むチャン容疑者は今年(〇6年)3月4日、同ゲームで1日150万ウオン(日本円15万円)を失ったことに腹を立て、ガソリンを持ってきてゲーム場に火をつけた。チャン容疑者には懲役3年6ヶ月の実刑が宣告された。
 果物の露天商を営んでいたチョン容疑者(47)は同ゲームで96万ウオン勝った後、一瞬でそのすべてを失った。腹が立ったチョン容疑者は兇器と工業用のアンモニア水でゲーム場の従業員を脅し「300万ウオン出せ。これをまけば全員死ぬ」と脅迫した。ゲーム場の主人の通報により捕まったチョン容疑者は懲役2年に執行猶予3年が宣告された。(後略)

 実際はゲームコーナーで事実上換金されるようになっているので、規制は空文化されているようだが私はこの韓国の取り組みに賛同している。置き去りになって子供が熱中症で亡くなったケースもあるし、犯罪に巻き込まれて死ぬケースもある。
 同じギャンブルなら、こっちのほうが前向きだ。

「脱ぐシーンばかり、話題にする日本はオカシイ。ヨーロッパではそういうことはないのに」
「賞は頂いた時点で過去のモノになる」

 この名言を発したのは女優の寺島しのぶ氏。ベルリン映画祭で銀熊賞に輝いたことはつい最近のニュースである。2010年3月5日(金)のNHKニュースウオッチ9の『寺島しのぶさん生出演 銀熊賞、演じること その素顔に迫ります』でキャスターの田口五朗氏に答えた内容の一部である。
 ヨーロッパは実力だけが問われる。有名無名に関わらず演技力が厳しく問われる。寺島氏は歌舞伎の名門に生まれながら、それこそ体当たりの演技で有名になった実力派である。ジャニーズだのバーニングだのの七光でやっているひ弱な芸人とは訳が違う。彼女は体当たりの演技を選んだのも一種のギャンブルである。失うものも多いが得るものも多い。
 下半身が一人歩きする事への懸念を寺島氏は持っており、上記のコメントになって現れる。「生活の一部として裸になることだってあるから」というから裸のシーンもやっているそうだ。これを、性の商業化で稼いでいる人たちは何と思うだろうか。何も言えなくなってぎゃふんとなるだけだろう。
 ゲームコーナーでのパチンコには口を出すつもりはない。なぜなら、換金できないのだからだ。だが、換金できるとなれば熱くなるのは自然である。ギャンブルはだから私には苦手である(ただ、寺島氏の前向きなギャンブルには拍手を送るが)。

今回参考にした文章の一部
http://www.wakamiyaken.jp/topics/topics.cgi
若宮健リポート 2007/07/17 


 ちなみにソフトバンクの創業者の孫正義氏の父君で現在はソウルに在住されている三憲氏はかつてパチンコ店の経営に携わっていたが、パチンコは客が必ず負けるものであるので好きではないと佐野眞一氏に述べているそうだ。
 私はパチンコをしないのはかつてパワハラ加害者がパチンコに狂い借金を闇金融からし始めてそこからクレームに繋がっていったことへの戒めがある。そのバカどもに私は人生を狂わされたのだから碇を未だに強く持っている。
 
 また私は人生論でもピンボケのメディアを批判している。
 ここまで言わないといけないのかと私は呆れる限りだ。

2012年04月02日
努力論 頑張らなくたっていいんだよ
 今回、NEWSポストセブンより引用する。

解任された横浜FC監督 「試合中も観客とほぼ同じ反応」の評
2012.03.22 16:00

 キング・カズこと三浦知良(45)の所属する、J2横浜FCの岸野靖之監督(53)が、18日付で解任され、後任監督には元日本代表MF・山口素弘氏(43)が就任する。開幕からわずか3試合(1分2敗)でのフロントの決断に、「(解任は)早過ぎる」の声もある一方で、一部サポーターからは「遅すぎる」とも指摘されている。あるスポーツライターはこう解説する。
「昨年、20チーム中18位になった時点で解雇されて当然。昨シーズン途中で首を切るべきだった。GMと監督を兼任させたのが、そもそもの間違い。自分の子飼いの選手をたくさん連れてきたが、ほとんど機能しなかった」
 昨季終了時点で、GM職は剥奪され、監督としての権限は残ったが、選手からもあまり信頼されていなかったという。
「試合中、『上がれ』とか『戻れ』とか状況を観て単純なことを叫ぶだけで、なにひとつ具体的な指示がない。監督なのに、ほとんど観客の反応と同じだった。ベンチサイドにきた選手も、監督ではなくコーチに意見を求めていることが多く見受けられ、戦術らしきものを感じることもできず、選手もシラけていた」(同前)
 2006年には、開幕1試合で当時の足達勇輔監督を解任し、“アジアの大砲”こと高木琢也氏をコーチから監督に昇格させ、優勝を果たし、念願のJ1行きを決めた過去もある横浜FC。山口新監督のもとでどんなプレーをみせてくれるのか。

 この岸野、以前監督をしていたサガン鳥栖からかなりの選手を引き抜いてそれだけ生え抜きの選手を追い出した。そのほかにも以前鳥栖に所属していた選手も引き抜いたのだが、まったく効果がなかった上に生え抜きの選手や引き抜いた選手の一人である藤田祥史選手がジェフ千葉に移籍した上開幕戦で活躍する皮肉である。そもそも、鳥栖でも評価は賛否両論あったほどだ。解任に関しては以下の記事が詳しい。

横浜FC監督解任(開幕直後)のウラにカネ
日刊ゲンダイ 3月24日(土)10時0分配信
 横浜FCが18日に岸野監督(53)を解任した。岸野体制1年目の10年は6位と健闘。しかし、昨季は18位に落ち込み、今季も1分け2敗で最下位に低迷。後任には98年仏W杯日本代表で、07年に現役を引退した山口素弘(43)の名前が取りざたされている。
「チームと本人は合意済み。一両日中に正式発表される」(マスコミ関係者)ともっぱらである。
 勝てないチームを引き締め、選手にカツを入れるための指揮官交代はサッカー界では常套(じょうとう)手段とはいえ、第3節でのスピード解任は早過ぎないか? 「カラクリがあった」と某サッカー記者が続ける。
「岸野前監督は3年契約を結んでいた。たとえば昨季終了時に解任された場合、3年目の今季分も年俸を支払わなければならない。しかし、シーズン途中の成績不振が理由の解任だった場合、年俸の月割り分しか払わなくていいのです。もともと横浜FCは岸野前監督を昨季限りでクビにする考えもあった。でも、今季分の年俸を丸々払いたくない。とりあえず今季も指揮を執らせ、出だしにつまずいたら解任することにしていた。次期監督内定の山口素弘とはオフから接触。開幕後に前向きな返答が届いたこともあり、それで第3節での岸野解任となった」
 横浜FCは20日、地元で東京Vと対戦してスコアレスドロー。采配を振ったのは、暫定監督の田口ヘッドコーチだったが、早ければ25日の次節・甲府戦で「山口新監督」のお披露目となる。

(日刊ゲンダイ2012年3月21日掲載)

 このことは脇においておこう。
 何故引用したかといえばこの岸野と言う男は精神力に依存した指導に終始していたのだ。そう、次のニュースでもそうだ。

G大阪・呂比須氏の発言に「ダメだこりゃ」の声
【社会ニュース】 2012/03/22(木) 10:38
 20日のACL(アジア・チャンピオンズリーグ)1次リーグにて、アデレードに0-2で完敗したG大阪。その試合後、敗因を尋ねられた呂比須ワグナー・ヘッドコーチのコメントが物議をかもしている。
 呂比須ヘッドコーチは敗因について「簡単には言えないが、私は気持ちの問題だと思っています」とコメント。4試合で10失点という守備の崩壊の理由を、選手のメンタルに求めた。
 しかし昨季まで強豪としてリーグの覇を競ったG大阪が開幕から4試合未勝利である現状を、「選手の気持ち」だけに原因を求めるのはやや無理がある。
 インターネット上では、この発言に対して「ダメだこりゃ」「その気持ちも含めてマネジメントするのがおまえらの役目だろとw」「ブラジル人は気持ちが好きだなw」「根性論最高や!」「何でも精神論で片付けられるのならコーチや監督は要らないだろうが^^;」と、失笑にも似た声が飛び交っている。
(情報提供:Sports Watch)

 精神力に依存しているようでは何もできない。
 以前私は精神力で自殺が減るかと皮肉った。 http://tetsuono123.seesaa.net/article/239796834.html
 同じことは介護福祉にも言える。今の介護福祉は弱者にばかり負担が集中している。彼らは雪隠詰め動揺に追い詰められてしまう。その最悪の結末を私たちは知っている。

ニッポン密着:清水由貴子さん自殺 「シングル介護」悲劇 懸命に母支え、疲れ…(毎日新聞) [2009年05月04日(Mon)]
2009(平成21)年05月04日(月・祝)
毎日新聞 東京朝刊
トップ>ライフスタイル>健康>福祉・介護

ニッポン密着:清水由貴子さん自殺
「シングル介護」悲劇 懸命に母支え、疲れ…
http://mainichi.jp/life/health/fukushi/news/20090504ddm041040117000c.html

 女優や歌手として活躍した清水由貴子さん(49)が4月20日、静岡県小山町の墓地で自殺した。翌日見つかるまで傍らには、車いすに座った認知症の母(78)が残されていた。
 芸能界から引退、母の介護を独身の身で引き受けていた清水さん。父の墓前で命を絶つまで笑顔を絶やさなかった。介護保険制度が始まって9年。その死は、独身者を含む家族が担う在宅介護の難しさを改めて浮き彫りにした。
 東京・浅草寺に近い下町で育った。小学3年のころ、父が急死。体の弱い母が内職で清水さんと7歳下の妹を育てた。
 「ユキちゃんは窓を開けて、澄んだ歌声を響かせていた」。
 当時を知る人は振り返る。
 「通学定期券で選考会場に行ける」。
 77年の歌手デビューのきっかけとなったテレビ番組「スター誕生!」の応募理由だ。
 弾き語りに使ったギターは、母が生活費を切りつめて買ってくれた。
 「家族を助けるため歌手になった。みんなの家を建てたい」。
 母への感謝を胸に身を粉にして働いた。東京都武蔵野市に一軒家を新築したのは94年のことだ。



 「食事は?」
 「寝る時間だよ」
 「戸締まりは?」。
 仕事の合間に電話をかけては母を気遣った。持病の糖尿病を軽くしようと食事療法を研究した。
 母は05年ごろから近くのデイサービス施設へ通い始めた。娘のヒット曲「お元気ですか」を歌った時期もあるが、次第に視力が悪化。外出が困難になり、清水さんは06年、所属事務所を辞めた。「介護しながら花を扱う仕事をしたい」と話していたが、実際は電話オペレーターのパートで介護と家計を支えた。引退後も連絡しあったデビュー当時からのマネジャー、富士原光男さん(56)は泣き言を聞いたことがない。ただ、こんなつぶやきが耳に残る。
 「車いすになったら大変だな」
 昨年8月、母は自宅で転倒して骨折し、要介護度は「5」に。車いす生活が現実となり、認知症も進んだ。介護関係者は、ヘルパー派遣やショートステイの利用を勧めたが、清水さんは「私が見ます」とこだわった。
 月約36万円(1割は自己負担)の介護サービスのうち使ったのは25万円程度。同居の妹には「家のことは気にせず老後のために貯金しなさい」と、独りで抱え込んだ。「負けず嫌いだから。引くに引けなくなったのかな」。富士原さんは思いやった。



 独身の子供が親を介護する「シングル介護」が増えている。厚生労働省の調査によると、65歳以上がいる世帯のうち「親と未婚の子だけ」は、86年の11・1%から07年は17・7%になった。介護などで離職や転職する人も多く、総務省の就業構造基本調査では年間約14万4800人(06年10月~07年9月)に達する。立命館大の津止正敏教授(地域福祉論)は
 「親の介護が影を落とし、結婚できない人が増えているのではないか」と指摘。
 「介護離職者は収入が減るのに介護支出が増え、貧困に直結する。介護者の支援プログラムが必要」と提言する。
 厚労省の研究班が05年に実施した調査では、在宅介護者の4人に1人は抑うつ状態だった。
 介護問題に詳しいノンフィクション作家、沖藤典子さんは「介護保険には、思いを聞くなど介護者をケアする仕組みがない。追い詰められる人は大勢いる」と語る。毎日新聞が報道した06~08年の介護殺人・無理心中(既遂)は97件。年平均(約32件)は介護保険導入前の99年(21件)を上回る。


 「すぐ帰ってくるね」。
 先月20日、清水さんは妹に言い家を出た。通所介護の予約日だったという。
 JR御殿場駅からタクシーで冨士霊園へ。運転手に
 「往復で」
 と告げたが、降車の際は
 「時間がかかるので帰ってください」
 と言い直した。現場に
 「母を連れて行きます」
 と書かれた遺書があった。だが、硫化水素を吸ったのは清水さんだけ。
 ともに人生を切り開いた母を道連れにすることをためらい、心は揺れ動いたのか。
 「お花がきれいに咲いてるよ」。
 近所の女性は、自宅玄関前で、車いすの母にやさしく語りかける清水さんの姿が忘れられない。【山本将克、佐藤 浩】

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■ことば
◇介護保険制度
 寝たきりや認知症などで日常生活に手助けが必要になった高齢者を社会全体で支える社会保障制度。00年4月にスタートした。
 市区町村が運営し、介護サービス費用の9割を給付する。40歳以上が保険料を払い、原則65歳以上がサービスを受ける。介護が必要かを示す要介護認定は最も軽い「要支援1」から、日常生活に介護が必要な最重度の「要介護5」まで7段階あり、利用限度額に差がある。
 少子高齢化の進展に伴い、介護保険の総費用(介護給付費と自己負担額の合計)は3・6兆円(00年度実績)から7・4兆円(08年度予算)に倍増し、利用者も約150万人から約380万人に増えた。

毎日新聞 2009年05月04日 東京朝刊

 精神論で何とかなるわけではない。
 周辺の人たちに言いたい。「一人で抱え込まないでいいんだ」「頑張らなくたっていいんだ」という声をかける必要があるのではないか。たとえば、ゴールを決めるにはいくつかのプロセスがある。相手の反則を誘うプレイもそうだしサイドからのオーバーラップ、シュートなどもそうだ。それを無理に一つしかないと言うのがハシゲやポルポト石原に過ぎないのである。
 何度も私は言いたい。頑張らなくたっていい。休んだっていいじゃないか。人と比較して足りなくてもいい、ただそれだけ努力する必要はあるけど、それを認める人だっている。

 それに、政治一つとってもここまで不信感を招いているのである。
 これでいいのだろうか。

2012年04月26日
この政治の停滞を前に進むために
<虚偽記載事件>小沢一郎元代表に無罪判決…東京地裁
毎日新聞 4月26日(木)10時3分配信
 資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡り、政治資金規正法違反(虚偽記載)で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の判決で、東京地裁は26日、無罪(求刑・禁錮3年)を言い渡した。大善文男裁判長は、東京第5検察審査会の起訴議決を有効と判断し、元秘書たちが作成した陸山会の政治資金収支報告書が虚偽記載にあたると認定。元代表の一定の関与も認めたが「元代表は違法性の根拠となる具体的事情まで認識していなかった可能性を否定できず共謀を認めて刑事責任を問うことはできない」と結論づけた。
 政界実力者が検察審査会の議決で罪に問われた異例の公判。無罪となったことで政界に多大な影響を与えるとともに、検察審制度の在り方を巡る議論にも波及しそうだ。
 判決は、元代表が土地購入時に提供した4億円は陸山会への貸し付けにあたると判断。陸山会事務担当の元秘書で衆院議員、石川知裕被告(38)=1審有罪、控訴中=は借り入れを04年分報告書に記載せずに同額の銀行融資を記載し、土地購入についても05年分報告書にずらして記載したと認定した。その動機については「4億円提供が対外的に明らかになって(元代表が)マスコミなどから追及され政治的な不利益(になること)を避けるため」と指摘した。
 さらに判決は、土地購入の記載を先送りしたことや4億円を記載しないことについて、「元代表が石川議員から報告を受けるなどし、了承・承知していた」と関与を認定。こうした虚偽内容が含まれる収支報告書についても、元代表が石川議員のほか、後任事務担当だった元秘書の池田光智被告(34)=同=から「改めて報告を受けて認識し、了承していた」と指摘した。だが、共謀の成立に必要な要件である「(虚偽記載をしようという)故意」を欠くと結論づけた。
 公判では、東京第5検察審が議決の根拠の一つとした、石川議員の聴取状況をまとめた田代政弘検事(45)作成の捜査報告書に実際にはないやりとりが記載された問題も判明。弁護側は「検察は意図的に検察審に誤った判断をさせており、議決は無効」とも訴えたが、判決は「審査手続きの瑕疵(かし)とは別問題」だと指摘。議決を有効とした。【和田武士、鈴木一生、山本将克】

 ◇「公正さに敬意」小沢元代表がコメント
 民主党の小沢一郎元代表は26日午後、無罪判決についてコメントを発表した。内容は次の通り。
 本日の判決は、「虚偽記載について共謀したことは断じてない」というかねてからの私の主張に沿うものである。裁判所の良識と公正さを示していただいたことに敬意を表するとともに、今日までご支援いただいた同志と全国のみなさんに感謝を申し上げたい。

 ◇小沢元代表の強制起訴内容
 小沢元代表は(1)陸山会の会計責任者だった元公設第1秘書の大久保隆規被告や、事務担当の秘書だった衆院議員、石川知裕被告と共謀。04年10月12日ごろ、4億円を陸山会に提供して同会が同29日までに東京都世田谷区の土地の購入費として約3億5200万円を支払うなどしたのに、04年分政治資金収支報告書に記載せず(2)大久保元秘書や、石川議員の後任の秘書だった池田光智被告と共謀し、土地購入を05年1月7日と偽って05年分報告書に記載し--それぞれ各年度末に総務相に提出した。

 ◇陸山会事件
 小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体「陸山会」が04年10月、元代表提供の4億円を元に土地を購入しながら同年分の政治資金収支報告書に記載せず、購入の事実だけを翌05年分にずらして記載したとされる政治資金規正法違反(虚偽記載)事件。10年に東京地検特捜部が石川知裕衆院議員ら元秘書3人を逮捕、起訴(1審有罪、控訴中)し、元代表は不起訴とされたが、一般市民で構成する東京第5検察審査会は「起訴すべきだ」と2度議決。検察官役の指定弁護士が11年1月、同法違反で元代表を強制起訴した。

 陸山会事件についてはとりあえずの結論が出たわけで、このことについてはコメントは差し控える。
 しかし、小沢氏にはこの資金の動きについて説明する義務がある。ニコニコ動画に出て説明するだけではなく、週刊金曜日やしんぶん赤旗に出て説明するべきだろう。そうすることで、小沢氏への支持が回復するばかりか、誤解が解ける可能性が一気に高まる。
 「新自由主義から社会民主主義的政策への転換」「官僚支配の打破」「米国偏重外交からの脱却」という、民主党を中心にした連立内閣の精神を護憲保守・中道・革新勢力によって構成した日本版「オリーブの木」連合の実現を小沢氏にはして欲しい。小沢氏が尊敬しているチャーチルはナチスドイツを倒すためにソ連と手を組んだように、小沢氏は日本共産党と手を組み、新党きづな・社民党・自民党護憲保守派新党と共闘してもらわねばならない。
 絶対にハシゲやポルポト石原、愚か者のネオコン・ネオリベとは手を組んではいけない。石原など、こんな馬鹿なことをしている。

バカバカしい!「尖閣」の値段 3億~350億円で大騒ぎ
【政治・経済】
日刊ゲンダイ
2012年4月23日 掲載
どんな思惑があるのか
 東京都の石原知事が買い取りをブチ上げ、政府もメディアも「尖閣諸島」問題で大騒ぎだ。地権者の弟がインタビューにバンバン登場し、仲介者の自民党・山東参院議員も経緯を説明。中国が毎度のごとくヒステリックに反応し、民主党の前原政調会長は「買うなら国が」と踏み込んだ。
 ひと口に「尖閣」といっても、5つの小島からなり、今回買い取りの対象になっているのは、最も面積が大きく西端にある魚釣島とその周辺にある南小島と北小島の3島。さいたま市在住の所有者は、この3島を国に貸していて、年間の賃借料は合計2450万7600円だ。
 都と国のどちらが買うにしろ、その財源は税金だ。石原が購入価格について「言えない。そんなに高くない」と隠すから、ワイドショーなどでは相場予想もかまびすしい。国の年間賃料から推測して3億~5億円という見方もあれば、10億~15億円とハジいた大学教授もいた。そんな中で、ギョッとする価格を口にしたのが、当の地権者の弟である。テレビや新聞の直撃に「外国資本が350億円で買いたいと言ってきたこともある」と明かしたのである。
 これには、尖閣問題を取材してきたジャーナリストがいぶかしがる。
 「わざわざ350億円と明かしたのは、価格を吊り上げようとしているんじゃないか。石原知事によって、ナショナリズムがあおられ、島の価値が上がっていく。それに、地権者本人は出てこないで、弟がスポークスマン役なのも不思議です」
 「国益を守る」という大義名分の下、言い値を支払わされることになったら、たまったもんじゃない。

 このバカ騒ぎでアジアがまたしても憤慨している。台湾がすでにこの動きをけん制している。
 国際法ですでに日本の領土であることは明らかなので、このことでガアガア言うバカどもは相手にする必要はない。資源がそんなに欲しいのなら、日本が主導権を握る形で共同開発を提案し、相手の先をしのぐ形で封じ込めればいいのである。
 中国の独裁政権が感情的な態度を取れば取るほどハシゲなどのファシストどもは喜ぶ始末だ。なぜなら、アジアよりもアメリカと仲良くしたいのが本音なのだから。しかし、アメリカはそんなに甘くはない。さらに東日本大震災で苦しんでいた日本を救ったのは韓国と台湾であり、彼らとの友好関係をさらに前に進めるべきなのは言うまでもない。そうすることで中国の独裁政権に緩やかな圧力をかけられるメリットがある。
 小沢氏はそうしたことを念頭において、反TPP、アジアとの関係の密着化を中心にしてもらいたい。そこで共産党とは共闘できるはずだ。

 そしてメディアはこんなくだらない小娘どもに現を抜かす。
 本当にばかばかしいの一言に尽きる。

2012年06月06日
短い人生は時間の浪費によっていっそう短くなる。(サミュエル・ジョンソン)
 AKB総選挙:フジテレビが開票特番! 「L字画面」で全ての選挙結果生中継
2012年05月16日
 6月6日に日本武道館で行われる「第4回AKB48選抜総選挙20+件」の開票イベントをフジテレビが生中継することになった。
 AKB史上初の“選挙特番”で、午後7時から全ての選挙結果が出るまで放送する。政治の選挙速報さながらのゴールデンタイムでの生放送決定は、選抜総選挙20+件が国民的関心事になってきたことを証明した。
 特番は「AKB48第4回選抜総選挙20+件 生放送SP(仮)」(後7・00)と題し、東京・台場のフジテレビ本社特設スタジオから生中継。昨年は日本テレビ「なるほど!ハイスクール」の放送内で中継したものの、1~3分間の短い映像が3回ほど流れたのみだった。
 前半1時間は総選挙の見どころを紹介。同局のアナウンサーが進行役を務め、卒業発表により不出馬を表明した前田敦子(20)の心境、総合プロデューサー秋元康氏(56)の思い、AKB48ファンのタレントらによる順位予想などを中心に伝える。
 午後8時台から会場の日本武道館と中継を結び、発表の模様を放送。イベントの開始時間はまだ公表されていないが、過去3回は午後6時からスタート。政治の選挙特番さながらに「L字テロップ」を使い、中継前に発表された順位も含めて速報していく予定だ。舞台裏にもカメラが密着し、メンバーの会場入りする表情やスタッフの動きなどを追いかける。
 放送終了時間は未定。昨年は午後9時ごろに最終結果が発表されており、同局は「1位の発表まで中継する予定です」とコメント。番組の濱野貴敏プロデューサーも「武道館の興奮をお伝えしながら、64位から1位の発表まで全順位を網羅する」と力が入っている。
 今回は通算27枚目のシングル(8月発売予定)を歌うメンバーをファン投票で選ぶイベント。姉妹グループ含め過去最多となる237人が参加する。昨年までは40位以内が発表対象だったが、今回は64位に拡大。前回1位の前田の不出馬により、センターが誰になるのか大きな関心を集めている。(スポニチ)

 一言で言って、歌を歌うためだけに総選挙なる人気投票とは情けない。
 私はアホくさくて相手にする必要はないと思っている。シビアな批判を早速日刊現代がしていたのでここに引用する(ただ、見ている読者層もかなり甘いので人の事は言えないのだが)。

AKB総選挙狂騒曲のなんとも異様な舞台裏
【芸能】
2012年6月6日 掲載
テレビ局、芸能プロ、マスコミがお互いにチャチャを入れず一体となって神輿を担ぎ…
<一喜一憂はファンだけじゃない>
 6日、注目のAKB総選挙1 件が日本武道館で行われる。立派な社会現象である。
 4回目となる今回は、フジテレビが国政などの選挙さながらに開票速報を「選抜総選挙生放送SP」として独占中継する。普通なら他局が裏に強力な番組をブツケてくるが、ワケあって横やりはなし。開票速報一本かぶりになりそうな雲行きである。そこで、テレビマンの間では視聴率予想が盛り上がっているという。
「TBSはロンドン五輪の男子バレーボールですが、女子と違って人気は高くない。他は通常編成です。速報は演出にもよりますが、10%台後半は堅いとか、20%超え、25%超えといった声もあります」(テレビ局スタッフ)
 また、スポーツ新聞や雑誌では事前の順位予想が花盛り。AKBバッシングなど批判的論調は皆無で、芸能界、テレビ局、マスコミが一丸となってAKBという“お神輿”を「わっしょい、わっしょい」と担いでいる印象だ。実はAKBを盛り上げるのは芸能界全体の総意のようなものだという。
「景気が冷え込んで、AKBの他に芸能界では『嵐』もの以外、ヒットしている企画がないためです。全体を仕切っているのは電通。セブン―イレブンやグーグルなど大企業がスポンサードしていて、巨額の“AKBマネー”が芸能プロ、テレビ局、マスコミに流れて潤している構造です。すでによく知られていますが、AKBは大小さまざまな芸能プロに所属するアイドルの集合体。モー娘のブームの時のように、特定の事務所だけが儲かるという構図ではない。“お神輿”を担いでいればどこもそれなりの“御利益”にもあずかれるシステムなのです」(広告代理店関係者)
 普段はライバルのはずの民放同士や新聞各社が一緒になってお祭り騒ぎを繰り広げ、よそがやっていることにチャチャを入れたりもしない。なんとも異様な状況になっているのだ。これで視聴率が取れないなんてありえない話。ダメならAKBブームもそろそろ……ということだろう。総選挙の結果に一喜一憂しているのはファンだけじゃないようだ。

 噺家の桂南光氏はAKB総選挙を「言うたら悪いけど、 ひっどい商売するなと思ってね。これね、宗教とかねいろんな商売とかそんなんをひっくるめた一つのやり方やで。いやこれごっつひどい」と批判した。だが、この批判をメディアは隠している。
 さらにナインティンナインの岡村隆史氏も2011年6月10日、ラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』で、以下のように「AKB48総選挙」などのアイドルグループとその商法を疑問視するコメントを発した。
 
「総選挙いうてますけど、パッケージが総選挙やからいいんですけど、これ逆ホストですよ」
「逆ホストクラブ。あなたをこのお店でナンバー1にしてあげるわっていうのと同じことやと思うんですよ」
「僕だけでしょうか? ゾッとしているのは」
「こういうのが普通になってきてCDぎょうさん買ってね、選挙でこの人が1位になってセンターになって、しかもオサワリなんて握手くらいなもんでしょう?」

 全く同感だ。
 そんな事で騒いでいるのなら、原発問題やハシゲの独裁を厳しく追及してみろと挑発したいほどだ。桂氏や岡村氏の批判を真っ向から受け止めて見やがれといいたい。こんな馬鹿な事ばかりするから、著作権がどんどん闇の世界に消えていってしまうのだ。
 タレントは商売道具ではない、芸術を世の中に商売し、価値で評価されるアーチストである。人を道具にする今のメディアのあり方に私たちは疑問を感じざるを得ない。

 更に国家財政が破たんしたギリシア問題でも日本のメディアはピンボケ報道に終始した。
 本当に腹立たしい。情けないではないか。

2012年06月19日
カジノ経済なんかに頼るから破綻する
 
【話題のニュース】

ボーナス貯蓄1万5千円アップ 今夏の想定、消費に慎重
2012年6月16日 16時52分
 ボーナスから貯金に回すお金は昨年より1万5千円アップ―。電通総研が実施した今年夏のボーナスの使い道調査によると、支給額が抑制されるなか消費に一段と慎重になり、貯蓄を優先する家庭の姿があらためて浮き彫りになった。
 ボーナスの想定額は、世帯平均で昨年に比べて1万1千円少ない59万6千円。預金や貯金に振り向ける金額は1万5千円増えて27万7千円となる一方、消費に充てる金額は15万5千円と8千円少なくなった。
 各世帯が使い道として検討しているのは「国内旅行」(30・0%)が昨年に続き首位で、「ぜいたくな外食」(11・2%)が続いた。
(共同・中日新聞社)

 最初にこのニュースを示したと言う事はどれだけ不景気なのかと言う事を実感してもらうためのニュースである。

【国際】
ギリシャ、緊縮支持派で連立政権発足へ 
2012年6月18日 12時46分

 【アテネ=有賀信彦】ギリシャ議会(定数300)の再選挙は17日に即日開票され、内務省の中間集計(開票率99・8%)によると、財政緊縮策推進派の新民主主義党が第1党となる129議席、全ギリシャ社会主義運動が33議席を獲得し、旧与党の両党で過半数を確保した。緊縮推進派が勝利を収めたことで、ギリシャのユーロ圏離脱の危機は当面回避された。
 反緊縮派の急進左派連合は第2党の71議席にとどまった。急進左派連合が勝った場合、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)の金融支援が停止され、ギリシャがユーロ圏離脱に追い込まれるとの見方もあった。
 新民主主義党(ND)のサマラス党首は17日夜、「国民がユーロ圏残留を望んでいることを示した。これは欧州全体の勝利だ」と勝利宣言し、全政党による挙国一致内閣の樹立を呼び掛けた。一方、急進左派連合のツィプラス党首は敗北を認めた上で「引き続き反緊縮の立場で戦っていく」と連立入りを拒否した。
 サマラス党首は18日にもパプリアス大統領の要請を受け、組閣作業に入る。全ギリシャ社会主義運動は連立参加の意向を示しており、両党を軸に連立政権が発足する見通し。
 中間集計によると、新民主主義党の得票率は29・7%で、急進左派連合の26・9%とわずかな差しかないが、ギリシャの選挙制度では第1党に50議席のボーナスが与えられるため、大差となった。
(中日新聞)

 サマラス自称党首は傲慢なものの言い方をしているようだが、最初にきっぱり言っておかねばならない。
 ギリシャをめちゃくちゃにしたのは賄賂文化でありそれにのっかかったND、PASOKの罪は際立って深い。国民はこんな選択をした。

議会定数300
ND 129議席(得票率29.7%)
反緊縮派 急進左派連合 71議席(同26.9%)
全ギリシャ社会主義運動(PASOK) 33議席(同12.3%)
「独立ギリシャ人」党 20議席 ND造反議員
極右政党・黄金の夜明け党 18議席
「民主左派」 穏健反緊縮派 17議席
ギリシャ共産党 12議席

 ギリシャの経営破たんに関しては唯一きちんとした問題指摘をしているのが日本共産党だけと言うのは非常に情けない。
 
2010年7月2日(金)「しんぶん赤旗」
ギリシャと日本ココが違う 「即破たん」根拠なし

専門家が指摘
 菅直人首相は「このままいったら1年か2年でギリシャのようになってしまう」(参院選第一声)と脅して消費税増税を持ち出しています。日本がすぐ財政破綻(はたん)するという主張には根拠がないとの指摘が専門家から相次いでいます。

資金は日本国内
 識者が共通して指摘しているのは国の借金=国債の約7割を海外投資家が買っているギリシャと、9割以上が国内の資金で買われている日本との違いです。
 経済ジャーナリストの荻原博子さんは自身のブログでギリシャについて「ちょっと危ないとなればすぐに資金を回収にまわる消費者金融(海外)から借りている」とたとえました。日本については「お父さん(国)がお母さん(国民)に借金をしている」と言い、「国内でもたれている分には、即座に破綻してしまう危険性は少ない」と書いています。
 毎日新聞社が発行する経済週刊誌『エコノミスト』は6月29日号で「国債暴落の“ウソ”これだけあるギリシャとの違い」の特集を組みました。そこで国際通貨基金(IMF)アジア太平洋局エコノミストの徳岡喜一氏はこう述べています。
 「ゆうちょ銀行、その他の銀行、保険会社などを通じた間接保有も含めると、少なくとも国債残高の半分を、家計がその巨額の金融資産をもってファイナンスしていると解釈することができる」

外資左右できず
 英国の経済紙、フィナンシャル・タイムズ2月8日付は「日本の債務危機は誇張されている」との論評で「日本の債務は国の保有分を差し引けば国内総生産(GDP)の100%以下」「日本の債務の95%は国内で消化されている。気まぐれな外国人が左右することはできない」と論じています。

2012年6月15日(金)
ギリシャ再選挙 ユーロ圏残留 富裕層に増税 注目集める急進左翼
 17日に迫ったギリシャ議会の再選挙で、5月の総選挙で議席第2党に大躍進した急進左翼連合の伸張が世界の関心を集めています。同党は、融資と緊縮に関するギリシャと欧州連合(EU)との合意の廃棄と同時に、ユーロ圏残留を主張。しかし「急進左翼が政権をとれば国が破産しユーロ離脱となる」と批判を受けています。同党はこれを「脅し」ととらえ、「希望」を対置してたたかっています。 (アテネ=小玉純一 写真も)
 小学校の授業。教師がユーロ圏の国名を次々読み上げると、児童が質問します。「ギリシャは?」。沈黙する教師―。
 これは選挙に向けた新民主主義党のテレビスポット。世論調査では国民の8割がユーロ圏残留支持です。
 「ギリシャが救済計画(EU合意)をキャンセルすれば欧州の厄介者だ」「これはユーロ離脱となる」―新民主主義党のサマラス党首は13日、会見でこう述べました。
 同党は今年2月、ギリシャに一層の緊縮を押し付けるEU合意を容認。5月の選挙で議席は第1党となったものの、得票を大幅に減らしました。その後の世論調査でしばしば急進左翼に支持率トップを奪われています。
 サマラス党首の発言に対し急進左翼は13日、「貸し手による脅しの繰り返しだ」と批判する声明を発表しました。
 “貸し手”であるEUと国際通貨基金(IMF)はギリシャに対し、合意を堅持してユーロ圏に残留するよう繰り返し要求。オランド仏大統領も13日、ギリシャのユーロ圏残留には「信頼関係が必要だ」と述べ、合意の堅持を求めました。
 急進左翼の候補者の一人、イリオプラス氏(30)は、こう語ります。「EU合意で賃下げ、公務員削減などを決めた。100万人以上が失業、若者の半分が失業している。EU合意を廃棄すれば破産するというが、人々はすでに破産している」
 急進左翼は、ギリシャ経済を悪化させるEU合意を廃棄し、債務返済に関しEUと交渉する方針。「貸し手にけんかを売るのではない。説得するのだ」―ツィプラス党首は12日、会見でこう強調して、「急進左翼が勝利すれば新しい政治の時代が到来する」と語りました。
 同氏は各地の演説で、「最低賃金、失業手当、年金を元の水準に戻し、富裕層に課税し、汚職をなくす」と述べ、こう語っています。「他党は恐怖の言葉を語っている」「われわれは希望の言葉を話す」

 今回の選挙は事実上急進左翼の勝利と私はみなさせてもらう。
 既存政党は既存勢力に甘い顔をして庶民には傲慢な税制を課す。その結果、こんなとんでもない事態になった。CNNより引用する。

緊縮財政のギリシャで自殺者が急増、抗議の焼身も
2012.04.09 Mon posted at: 16:27 JST
緊縮財政を進めるギリシャでは自殺者の数が急増しているという
(CNN) 銀行に面会を拒まれたアポストロス・ポリゾニスさん(55)は、絶望と怒りに身を任せるほかなかったという。事業が破綻(はたん)して、当時の所持金はわずか10ユーロ。昨年9月、その金でガソリンを買い、ギリシャ2 件北部テッサロニキの銀行前で焼身自殺を図った。
 3児の父親でもあるポリゾニスさんは、銀行に融資を撤回されて苦境に陥り、「生きている価値はないと思った。自由なギリシャ人でいる権利を失った」と振り返る。幸い、警察に助けられて病院で生死の境をさまよった末に回復したが、債務危機が悪化する中、このニュースは大きな注目を集めた。
 欧州連合(EU)統計局によれば、ギリシャの昨年の失業者は5人に1人の割合に達し、年金や給与のカットにあえぐ人も増加。緊縮策に対する抗議デモが続く首都アテネでは、4日にも77歳の男性が抗議の遺書を残して、銃で頭部を撃って自殺した。
 当局の統計によれば、同国の2011年1~5月の自殺者は、前年同期に比べて約40%急増した。自殺防止ヘルプラインを運営する非政府組織には、1日あたり100件あまりの相談が寄せられ、4人中3人が経済問題で悩んでいるという。景気後退に陥る前の相談件数は1日10件足らずだった。「ギリシャの社会的枠組みが、ひずみを生み出す原因となっている。社会の病的な状況の表れの一つが自殺だ」と同組織の関係者は言う。

ギリシャ緊縮策に70代男性が抗議の自殺、生活苦訴える遺書
2012.04.05 Thu posted at: 12:11 JST
アテネ(CNN) ギリシャの首都アテネ中心部にある議事堂前で4日、元薬剤師のギリシャ男性77歳が通勤時間帯に自殺した。政府の緊縮策に抗議したとみられる。警察が4日に明らかにした。
 警察によると、男性は現地時間の同日午前9時ごろに自殺し、付近から銃が見つかった。周辺には抗議行動を行っている人たちがほかにもいたという。男性は子ども達に負債を残したくないと叫んだという。
 国営テレビによると、死亡したのは70代半ばの男性で、「年金を35年も払ったにもかかわらず政府のせいで生きていけなくなった。ゴミ箱から食べ物をあさる前に、死ぬ以外にまともな方法を見つけられなかった政府のせいで生活できなくなった」とする内容の遺書を残していた。遺書は男性の娘がマスコミに届けたとされるが、警察では中身を確認していないとした。
 パパディモス首相は哀悼の談話を発表し、「われわれの社会が難局にある中で、国そして国民のすべてが、絶望の中にいる隣人を支えなければならない」と指摘した。
 政府報道官は記者団に対し、男性の死は「悲劇」だとしながらも、死に至った状況は分かっていないと述べ、政治論議に影響が及ぶことはないとの認識を示した。

 こんな人間とは思えない冷血なギリシャ政府に我々は拒否を示さねばならない。
 ギリシャから他の国に移住していくケースも出てくるだろうし、その逆にアジアからギリシャへ移住する外国人も出てくる。その中で問題なのは既存のギリシャ人との衝突である。それらはギリシャに大きな破滅をもたらす危険性が高い。
 私はギリシャを厳しく見続ける。自称政府には拒絶の声を容赦なく上げ続けると明言する。

 そして、既得権力者と成り下がったメディアはここまで腐敗する。

2012年08月09日
オンライン電子図書・メディアとどう向き合うか(6)


戦時中の検閲国家に逆戻り! こっそり進む悪法ACTAを止められるか?
 2012年8月6日 15:00 

外注の検閲法が参院で可決
 マスコミ報道がロンドンオリンピックで塗りつぶされる中、悪法の批准がこっそり進められている。「模倣品・海賊版拡散防止条約」通称「ACTA」と呼ばれる条約だ。批准が決まると、日本は戦時中と同じ検閲国家に逆戻りする。

発端は中国コピー商品対策
 同条約はもともと2003年に日本が提唱したもの。中国からのコピー商品に悩む小泉政権が中国政府に対するけん制として起草に取り組んだ。
 ただ、その後の起草過程はいっさい公開されず、条約案は徹底した秘密主義のもとで作成された。同条約案についての報道がいっさいなかったため、2008年にウィキリークスが審議過程を暴露するまで、審議されていることすら知られていなかった。
 提唱したのが日本であるにもかかわらず、日本語訳はない。外務省は「仮訳は存在しない。作る予定もない」と冷ややかな対応をみせる。

まるで戦時中! 検閲国家を実現する条約
 内容的にもさまざまな問題がある。個人のブログなどに、わずかでも著作権を抵触する恐れがある表現が盛り込まれた場合、ただちに接続を遮断されることもありうる。
 著作権法の詳細には曖昧な点が多く、現在でもさまざまな裁判で争われているほどだ。法律家でも判断が難しいが、それを100%クリアしていなければ、どんな情報も国家の判断で遮断できることになる。
 ブログやFacebook、Twitterなどでは常に双方向のやりとりがおこなわれており、著作権を侵害する意図がなくても、同法に問われない状態を常時保つことは、ほとんど不可能である。
 また表向きは著作権侵害を見張るため、としてプロバイダーに対して情報の監視義務を負わせている。
 たとえば現在、金曜日ごとに多くの人が集まる官邸前デモについて情報発信しているサイトを狙い撃ちして、「著作権法違反」の言いがかりをつければ、大手マスコミがほとんど報じない中、簡単に情報統制をおこなうことができる。

欧州議会では圧倒的多数で否決
 言論封殺にもつながる危険性が高いため、欧州議会では7月4日に開かれた本会議で、賛成39、反対478、棄権165と、圧倒的多数の反対によって否決された。
 日本では7月31日、まったく反対意見などが出されないまま、参議院外交防衛委員会にて、あっさり可決された。衆議院外務委員会が賛成すれば、正式に批准が決まる。
 欧州では欧州委員会(EC)が署名した条約を欧州議会が否決した。今回初めてのケースだというが、実現させたのは280万人分の「ACTA反対」請願署名だった。日本でもあきらめてはならない、として急ピッチで署名が集められている。

 私はこの自称国際法に断固反対する。
 問題点があまりに多すぎる。偽物や著作権法違反を取り締まるというのなら、著作権教育を小学校の段階から行うべきなのに最初から力尽くで行うのだから問題だ。これでまともな言論者は死滅しかねない。あろうがことかあの日本共産党まで賛成したというのだから事は深刻だ。
 私はこの法律もどきの提出を恥ずかしいことに知らなかった。村野瀬玲奈さんのエントリーで知って大至急調べて内容を把握し、直ちに批判すべきだと判断した。反対署名に既にサインをさせてもらったが、日本はこの数年間で危険なまでに戦争ができる「普通の国」になりつつある。だが、それは決してあってはならない。
 イギリスではアメリカ政府による国策捜査によってイギリス人学生が不当に逮捕された。そんなことが日本でも日常茶飯事になることは目に見えている。この動きに国際的ハッカー集団・アノニマスが既に反対している。可決されれば確実に危険な情報テロが行われる危険性が高い。
 そうなれば逆にかえって国民の危険性を増やす結果になってしまうのだ。
http://wired.jp/2012/07/12/richard-odwyer/

 更にアメリカべったりの日本のメディアはここまで堕落する。
 この国をゆがませたいのかと深い怒りを覚える。

2012年12月14日
孤独死・日本のアメリカ化を回避するべきだ
大さんのシニア・リポート~第6回 あなたは"孤独死予備軍"ですか?
社会 2012年11月19日 13:26 NETIBニュース
* http://www.data-max.co.jp/2012/11/19/post_16449_oh_1.html
* http://www.data-max.co.jp/2012/11/20/post_16449_oh_1.html

 「ハナ肇とクレージーキャッツ」の桜井センリさんが亡くなった。孤独死だという。そういえば飯島愛、大原麗子、山口美江という女優やタレントも孤独死だった。人は誰でも死を迎えることを知ってはいても、人生の最期が誰にも看取られることなく逝くというのは、いかにも悲しい。しかしながら、孤独死から完全に逃れる術を誰も持つことはできない。孤独死の現状を報告してみる。

 2008年7月、フジテレビ「報道2001」にゲストコメンテーターとして出演したときのこと、レギュラーコメンテーターのひとり、評論家の西部邁(すすむ)さんが、「人間生まれたときも一人、死ぬときも一人」という内容のことを話された。「シリーズ老人漂流」のコーナーで、拙著『団地が死んでいく』をベースに、「集合住宅での孤独死」について話を進めていたときのことだった。

 「西部さん、一人で死ぬのは勝手ですが、遺体の処理は大変なんですよ.」と話した。生放送終了後のことである。孤独死の場合、当然検視が入り、その後「特殊清掃業者」によって遺体は処理されることになる。一般の葬祭業者ではない。名前の通り、「特殊」なのである。日にちの過ぎた遺体は痛み、その処理は困難を極めるという。具体的な処理法には言及しないが、想像に難くないだろう。このことを話すと、西部さんは「これじゃ、1人で死ねないね」と苦笑された。

 孤独死という言葉は、1995年の阪神淡路大震災のとき、仮設住宅内で起こった独居高齢者の自死や病死のことを、神戸新聞をはじめとするマスコミが「孤独死」と表記したことにはじまる。厚労省はかたくなに「孤立死」を譲らないが、「孤独死」と「孤立死」とでは意味が微妙に違う。

 その孤独死を本格的に世間に知らしめたのは、千葉県松戸市にある常磐平団地である。1960年竣工。167棟、総戸数5,359、団地人口2万4,000人(現在1万9,000人)、築52年の超オールド団地である。2000年、その団地に孤独死が起きた。家賃が3カ月振り込まれなかったため、催促にきたUR(都市再生機構)の職員が白骨化した遺体を発見した。死後3年がたっていた。家賃が自動引き落としだったため、預金が底をつくまで誰も彼の死に気づかなかったのである。

 自治会長だった中沢卓実さんは、団地の恥と決断して、その孤独死に積極的に対峙した。マスコミが注目したことで「孤独死」という言葉が一気に世間の耳目を集めた。加えて「孤独死は高齢者の専売特許」という概念をよそに、40代、50代の働き盛りの孤独死者も含まれていたことで、問題を多面化させた。

 中沢さんは団地内に「松戸孤独死予防センター」を開設。高齢者を中心とした生活相談の場を提供。合わせて「いきいきサロン」という高齢者の居場所を設けた。利用料は1回100円。コーヒーなどの飲み物がふるまわれる。1年362日オープン。1日30人が訪れるという盛況ぶりだ。同時期に独居高齢者の見守りをスタートさせている。その後、NPO法人「孤独死ゼロ研究会」を立ち上げ、盤石の態勢を敷いた。

 常盤平団地は家賃値上げ、建て替え反対運動を通して住民の意識を喚起し、絆を深めたという歴史的背景を持つ。これに「孤独死ゼロ作戦」を展開させたことで、UR賃貸の空室状況を一変させることになったのである。松戸市も「孤独死ゼロ作戦」に協力するという姿勢を見せたため、松戸市は福祉にやさしい町としてのイメージを一気にアップさせた。常盤平団地は空室ゼロで、周辺のUR賃貸住宅の苦戦をよそに、入居待ち状態が続いている。

 興味深い事実がある。2年ほど前、東京都板橋区にある大規模団地の管理組合から、「孤独死に関して、管理組合としてどのように対応すればいいのか。良策があれば指摘願いたい」という依頼を受けた。いわゆるアドバイザ-として助言を求められたことがあった。

 マンションは個人所有である。そこに孤独死が発生すると、持ち主はその事実を隠して販売しようと目論む。資産価値が下がると判断したためである。わたしは松戸市の常盤平団地の実情を説明し、「孤独死は隠さない」ことを提案した。

 管理組合というのは基本的にマンション全体の管理(修理や営繕等の計画と実施。諸経費の徴収など)を行なうのが常である。部屋の売買に関して管理組合が直接関わることはない。
 買い手は築年数、間取り、交通の便、セキュリティなどを考慮する。最近ではマンション全体の管理状況とともに、管理組合自体が、マンション全体としての「将来のあるべき姿」にまで踏み込んだ管理・運営の仕方を明示するマンションを選択する。マンションを"終の棲家"として考えざるを得ない住民が増えたためである。
 そのなかに孤独死に対する管理組合としての取り組みが含まれている。「孤独死を放置しない管理組合」ということが結局は資産価値を高めていることに、管理組合(売り手)も買い手も気づきはじめたからだ。管理組合の総意として「孤独死を隠すのではなく、積極的に表に出して対応する」。これが「安心してマンションライフを楽しむトレンド」なのである。


備軍"ですか?(後)
社会2012年11月20日 07:00

 阪神・淡路大震災のとき、仮設住宅内で「クリニック希望」を開設し、住民の健康を心身共にバックアップしてきた医師の額田勲さんは、著書『孤独死』の中で、「"孤独死"とは、単なる『独居死』ではない。貧困の極みにある一人暮らしの慢性疾患罹病者(アルコール依存症も含めて)が、病苦によって就業不能に追いやられ、次いで失職により生活崩壊という悪性の生活サイクルに陥り、最終的には持病の悪化、もしくは新たな疾病の合併が引き金となって、死に追いやられるケースがあまりにも多い」「"孤独死"というのは、いかにも突然死のように世間から受け止められがちだが、実際は自殺など例外を除けば、慢性疾患によって長い期間苦しみ続けた帰結である場合が圧倒的である」とし、孤独死を「緩慢な自殺」と表現している。

 常磐平団地自治会長の中沢卓実さんも、「孤独死には"予備軍"というのが存在している。それは"ナイナイづくし"から発生する」と述べている。"ナイナイづくし"とは、「挨拶ができナイ」「ゴミ出しができナイ」「友達が作れナイ」「他人を思いやれナイ」人のことである。自ら閉じこもり、世間の風に当たろうとしない人たちのことを指す。思い当たる人は少なからずいるはずである。

 もっとも、どう生きるかは「個人の勝手」なのである。他人にとやかく言われる筋合いのものではないことも理解できる。ただし、"孤独死予備軍"は、結局人生の最期に至っても他人に迷惑をかけてこの世から消えるのである。それでいいのなら、もちろんそうすればいい。現実には、前出の西部さんの「これじゃ、一人で死ねないね」なのである。

 最近になって蜜月だった常磐平団地とUR(都市再生機構)との間がしっくりいっていない。理由は「孤独死の定義」。どういう状況を孤独死というのか、という定義付けである。内閣府は「誰にも看取られることなく、息を引き取り、その後、相当期間放置されるような孤立死」として期間の明示を避けた。自治会長の中沢さんは、再三にわたり厚労省に「孤独死の定義づけ」を迫ったものの、なしのつぶて状態だ。

 突然、団地の大家であるUR側が孤独死を「一週間を超えて発見されなかった事故」と定義付けたことで事態が急変した。理由は「発見時の死後経過にかかわらず、すべて孤独死とすることに異論がある」「家族で連絡を取ったり、クラブ活動に参加する基本サイクルがおおむね一週間」を論拠に挙げた。これに対し、新井康友・中部学院大講師(社会福祉学)は、「『社会的孤立をした果ての死』を孤独死と考える立場からは、発見時の死後経過で区切る意味はなく、一週間とする根拠もあいまい」(「東京新聞」11・12・28)と疑問を投げかける。URにとって、孤独死は「より多くの新規入居者募集」という思惑がある以上、迷惑な言葉なのだろう。「孤独死者の数をできるだけ少なく見積もりたい」「URの賃貸物件には孤独死は発生しにくい」が本音だろう。

 URの定義では、孤独死を「不浄な、できれば伏せておきたい死」と考えるマンションのオーナーや自治体の関係部署にとっては朗報だろう。「孤独死隠し」にも拍車がかかることが予想される。「孤独死ゼロ作戦」に真摯に取り組んでいる常磐平団地では、UR側に対して猛反発。公開質問状を提出して対抗した。しかし、納得できる返答が届いていない。UR側の定義は中沢さんたちの進める孤独死対策運動に逆行する。「孤独死を隠さない」「住民を孤独死から救う」ことで、UR常磐平団地の資産価値を高め、入居希望者が後を絶たない実情を、URは認識していないことになる。

 そういえば、わたしが住む団地の裏にそびえるUR賃貸住宅は空き室だらけだ。URは空き室対策として「家賃の減額」を実施しているものの、改善の兆しすら見あたらない。住民のコミュニティを考慮するうえで欠かせない「自治会の創設」に微妙な圧力をかける。「自治会を通して住民が注文をつける」という妄想が、未だにURのトップの頭を占めているのだろう。古い体質が、実はそこに住む住民を孤立化させ、やがて孤独死につながるという発想を持つことができないでいる。

 この団地にも"孤独死予備軍"と思われるSがいる。今春に愛妻が脳溢血で入院。意識の戻らぬ絶望的状態が続いている。Sは'絶望'を肴に朝から酒を飲み、2Fの通路から日がな一日'下界'を見つめている。その目はいつもうつろだ。最近、その姿を見かけなくなった。おそらく救急搬送されたのだろう。家族はこうして崩壊していく。あなたは"孤独死予備軍"ではありませんよね。


 今回取り上げるのは孤独死問題である。
 最近では30代、40代、ひとりでいるのが心地いい世代が旅先などで病死して官報に載って引き取り手を待つ〈行旅死亡人〉をたどる例も出てきている。彼らの魁というのがあの『イントゥ・ザ・ワイルド』のクリストファー・マッカンドレス氏だとすればなんとも残酷なものだ。
 買い物はコンビニ、食うのはファストフード。他人とのつながりはネット、ケータイ。そして収入はぎりぎり。誰も訪ねて来ないから、部屋は踏み場もないごみの山。精神崩壊してしまうのも目に見えている。問題なのはそうした人たちがネウヨなど歪んだつながりに人間関係を依存していき、政治をハチャメチャにすることだ。
 ハシゲというのはそのシンボルにすぎない。それで社会は良くなるのだろうか?むしろ歪む方向へ突き進むだけだ。日本は変な意味でアメリカ化しつつある。雇用でもそうだ、報道でもだ。何から何までアメリカの51番目の州に成り下がらせようとふざけた勢力による国の精度改悪でめちゃくちゃにされた。その結果はあの創造学園大学だったではないか。歪んだ規制緩和に寄って勘違いした経営者たちが大学を作ったり短大を大学に変えたりしたがいずれも無残だったではないか。
 その大学のキャンバス跡地を朝鮮大学校や朝鮮高級学校、中学校にしてしまえば効率がいい(私は政治的なことについては現在の北朝鮮に対して不信感があるが、朝鮮人との和解はやるべきだという考えだ)。むしろこうした提案を率先してなぜネウヨたちはしないのだろうか?在日コリアンを物のように扱って当然と思い込んでいるのだろうか。
 それではまわりまわって己らを侮辱し、まともな保守派や我々日本人を侮蔑したことになるのだ。日本のアメリカ化を回避するには、日本人の精神的な自立は待ったなしだ。そのためには共産党だの保守主義だの思想はどうでもいい。共闘してこそ、この国の危機を乗り越えられるのだ。

 最後に、今年亡くなったマーガレット・サッチャーについての報道を読み解く。
 政治家として評価は複雑であることは確かだ。信念はある事だけ私は認めるが、方法が間違っていた。

 
2013年04月14日
マーガレット・サッチャーの闇
サッチャー元英首相の死去で「祝宴」集会
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5306570.html

 先週死去したイギリスのマーガレット・サッチャー元首相への評価が割れています。ロンドンでは「祝宴」と称して、大規模な集会が行われました。
 「マギー、マギー、マギー、死んだ、死んだ、死んだ」
 この集会は、およそ20年前、サッチャー氏の首相退任後に呼びかけられたもので、千人以上が集まりました。サッチャー氏は低迷する経済を改革した一方、福祉の削減などによって貧富の差は広がりました。今にまで続く問題の下地を作ったとの批判は根強く、国葬級の葬儀に疑問の声も出ています。
 「彼女は徹底的に社会を粉砕したんです」(参加者)
 葬儀当日も抗議活動が予想され、警察は大規模な警備体制を敷くとしています。(2013年4月14日09:58 TBS)


英音楽チャート1位に「悪い魔女は死んだ」、サッチャー氏死去で
2013年04月11日 19:18 発信地:ロンドン/英国
【4月11日 AFP】「鐘を鳴らせ!悪い魔女は死んだ(Ding Dong! The witch is dead)」――。米映画『オズの魔法使い(The Wizard of Oz)』のこの挿入歌が、マーガレット・サッチャー(Margaret Thatcher)元英首相の死去後、英音楽ダウンロードチャートのトップに躍り出た。
 映画の中で主演のジュディ・ガーランド(Judy Garland)たちが合唱するこの歌は、1939年にリリースされたもの。9日、英国内における米アマゾン(Amazon)の音楽配信サービスで突如、ダウンロード数1位に上がった。
 ジャズ歌手エラ・フィッツジェラルド(Ella Fitzgerald)によるカバー・バージョンも、アマゾンで4位につけたほか、米アップルの音楽配信サービス「iTunes」では英国内のボーカル曲部門の販売数トップになった。
 脳卒中のため8日に87歳で死去したサッチャー元首相が英国社会に残した「遺産」に対し、音楽ファンたちが下した「裁き」がチャートに反映された形だ。背景には、米SNSフェイスブック(Facebook)上で「英国を分断した元首相の死を祝おう」という呼び掛けが広がったことがある。
 全英の音楽販売データをまとめるオフィシャル・チャーツ・カンパニー(Official Charts Company)は、「英国の音楽ファンの悪趣味なユーモアセンス」に後押しされてこの勢いが続けば、「鐘を鳴らせ!悪い魔女は死んだ」は8日~14日の週間チャートでもトップ40入りするだろうとの予測を示している。(c)AFP

 マーガレット・サッチャー女史の死去については様々な声がある。
 私個人の見解は政治家としての信念は認めるが、政策には不満があるということだ。東京新聞の社説をここに掲載し、考えてみたい。


【社説】
サッチャー氏死去 保守革命が遺した宿題
2013年4月10日

 「英国病」を克服し、保守革命を通して一九八〇年代の国際社会を先導したサッチャー元首相が死去した。国益を最優先に強い指導者像を全うしたが、新保守主義的手法が遺(のこ)した課題もまた大きい。
 英国初の女性首相に選出された際、サッチャー氏がアッシジの聖フランシスコを引用し「いさかいのある所に調和を」と述べたのは有名だ。実際の政治手法は徹底して闘争的だった。
 戦後政府の手厚い保護政策で活力を失っていた英国経済を受け継いだサッチャー首相は、国有企業の民営化、労働組合の解体、規制緩和を大胆に敢行。同時に英国が優位を保つ金融立国化を大胆に進め、英国像を一新した。
 既存権益と激しく対立しながらも、マルビナス戦争の勝利後は支持率が安定、同時期に保守革命を進めたレーガン米大統領とともに新保守主義の旗手として、一九八〇年代の国際秩序の先導役を担った。
 社会民主主義、社会福祉、社会市場経済と、独仏など大陸欧州が重視する社会的価値観と徹底的に闘った十一年間だった。回顧録では「社会はそれを構成する人間と遊離した抽象的なものではない」と記しているものの、在任中の「社会なんていうものはない」という発言は「サッチャー革命」のキーワードたる自助努力、自己責任の精神の象徴となっている。
 メルケル独首相、クリントン前米国務長官ら、国際政治の指導的立場への女性進出を促す役割を担った功績も特筆されよう。三者には敬虔(けいけん)なプロテスタントの家庭に育った経験も共通している。
 冷戦終結に大きな役割を果たしながら、ドイツ再統一には最後まで抵抗した。第二次大戦を経験した英国の拭えないドイツ観が反映されているのだろう。
 首相辞任説が伝えられたのは一九九〇年、全欧安保協力会議(CSCE)首脳会議のためパリに滞在している時だった。冷戦終結直後の象徴的な退任劇だった。
 冷戦後の欧州は、国家を再生させる使命を帯びる指導者と、国家主権の一部を共有して超国家的な組織を指導する役目を担う指導者が交錯する時代に入っているといえる。
 サッチャー氏は一方の指導者像は示したかもしれない。しかし、欧米主導の金融市場が危機に瀕(ひん)し、欧米の影響力が低下するグローバル時代に求められるもう一方の指導者像は、次世代の政治家の課題として残されたままだ。

 そのサッチャー女史は取り返しのつかない大きな罪を犯している。


サッチャー元首相死去に苦い感慨、英国と戦ったアルゼンチンの人々
2013年04月09日 17:01 発信地:ブエノスアイレス/アルゼンチン
【4月9日 AFP】英国のマーガレット・サッチャー(Margaret Thatcher)元首相の死去を受けて、フォークランド諸島(Falkland Islands、アルゼンチン名:マルビナス諸島、Islas Malvinas)の領有権をめぐってサッチャー首相時代の英国と戦火を交えたアルゼンチンの人々は、苦い感慨を抱いている。
 1982年のフォークランド紛争(以降マルビナス戦争と拙ブログでは表記)に従軍したアルゼンチンの退役軍人の中には、喜びをもってサッチャー氏の訃報を聞いた人もいる。ある退役軍人(71)は「あの憎たらしい女が死んだこの日に神の祝福を」と言う。「あの女は本当に嫌な人間だよ。英国内の選挙に勝ちたいがために戦争を始めたんだ」
 一方、マルビナス退役軍人センターのマリオ・ボルペ(Mario Volpe)氏は、マルビナス戦争に関してサッチャー氏が罰を受けることも法の裁きを受けることもないまま死去したことに不満をもらす。ボルペ氏は、サッチャー元首相が当時のアルゼンチンの軍事政権と和平交渉を行う機会を無視して、英軍にアルゼンチン海軍の巡洋艦ヘネラル・ベルグラノ(General Belgrano)の撃沈を許可したことを批判する。
 1982年5月2日のベルグラノ撃沈に先立ち、米国と中南米諸国などが加盟する米州機構(Organization of American States、OAS)は英国とアルゼンチンに和平案を提示していた。「彼女は平和に貢献した人物として記憶されるべきではない。停戦の機会が提示されたのに彼女は受け入れなかった。それどころか攻撃を激化させたのだ」とボルペ氏は言う。

■「冷酷」だった「鉄の女」
 ベルグラノの撃沈ではアルゼンチン海軍の323人が死亡した。これは74日間続いたマルビナス戦争におけるアルゼンチン側の戦死者649人の半数近くを占める。一方、同紛争での英国側の戦死者は255人だった。ボルペ氏は、肺と肩に重傷を負ってマルビナス戦争から帰還した。
 当時、アルゼンチンはレオポルド・ガルティエリ(Leopoldo Galtieri)大統領が軍事政権を率いていた。ボルペ氏は「ベルグラノを撃沈することによって戦いを継続させると決断したサッチャーは、ガルティエリと同程度に成り下がったということだ」と断じる。ガルティエリ大統領は、国民から支持を得る目的でフォークランド諸島への侵攻を決断したとされている。
 学校に入った最初の日からあの諸島は自国領だと教えられるアルゼンチン人の多くはそれを事実だと信じているが、だからといってマルビナス戦争に至った軍事政権の判断を支持しているとは限らない。
 マルビナス戦争が始まった1982年4月2日に生まれたカルロス・ディアス(Carlos Diaz)さん(31)は、「まず、アルゼンチンを必要のない戦いに導き、ろくに訓練も受けていない少年たちの生命を危機にさらしたことについて、わが国の指導者たちは正式に謝罪すべきだ」と言う。
 一方、サッチャー元英首相については、「国際法上はアルゼンチン側に理があると知りながら、軍事力で劣るアルゼンチンとの戦争を積極的に選んだ」と批判する。「彼女は冷酷さをもって紛争に対処し、あの諸島の石油資源と英国人住民を守ったんだ」(c)AFP/Daniel Merolla

 そのほかにも、サッチャー女史は大きな罪を犯している。内橋克人氏が厳しく批判しているのでその一文を引用したい。

 1997年、18年ぶりに政権を奪還したイギリス労働党は、地方自治体の「課税自主権」を復活することから手をつけざる を得なかった。ブレア政権に先立つサッチャー政権は、財政において「小さな政府」を標榜しながら、その実、中央の掌握する権力においては比類なき「大きな政府」をめざすものだったからだ。
 サッチャー政権は地方税の少なからぬ部分を国税化した結果、地方においては歳入に占める自主財源の割合が、80年代の55%から20%以下へと劇的に減衰した。自治体予算の上限を中央政府が決定する手法の導入で地方自治体の自由と活力は奪われた。
 中央政府による地方支配は盤石のものとなっていく。他方、 財政において「小さな政府」を演じるため、「公共の企業化」(公共サービスの民営化・規制緩和)をあらゆる領域で強引に進めた。その一つ、強制競争入札制度は各領域で深刻な弊害を生み出した。自治体による住民サービスは劣悪なものとなった。
 こうして政治と市民の距離は遠くなり、人びとは民主主義を支える投票行動からも離れていった。「地方自治の母国」イギリスは荒廃した。
 政権交代後のブレア労働党政権は、サッチャリズムの壮大な「負の遺産」を清算するため、 地方税の徴収額を住民投票によって決める新たな制度を創設し、同時に自治体予算の上限を国が決定するというような、中央政府による地方支配のあり方も見直した。
 こうした政策の延長上にスコットランドやウェールズでの分権が可能となり、前者ではパーラメントが、後者ではアッセンブリー(ともに地方議会)が、住民投票によって設置され、国防と外交を除く内政分野で、自治体自らが立法権、課税自主権(3%まで所得税の上乗せが可能)をもつことができるようになった。
 ブレア政権にとってサッチャ リズムの「負の遺産」は大きいものだった。
 貧富の差に関係なく、ひとたび健康を失えば、だれでも個人負担ゼロでケアを受けることができた「ナショナル・ヘルス・ センター」(NHS)は、「ゆりかごから墓場まで」を象徴する福祉の砦だった。サッチャー政権は財政負担削減のためNHS解体に乗り出す。
 アラン・エントホーフェンという名の経済学者がアメリカから招聘された。米本国では、マクナマラ国防長官に仕え、ベトナム戦争下、「いかに効率的にベトコンを殺害するか」に知恵を絞った経済学者だ。ベトコン一人を殺害するコストを最小化する、その学名を彼はキル・レイシオ(kill-ratio)と呼んだ。
 招聘に応えてイギリスに渡ったエントホーフェンは、今度はいかにコスト安く病人、老人に死んで頂くか、に専心し、これをデス・レイシオ(death-ratio)と名付けた。60歳超の慢性腎臓病患者には人工透析を禁じたのもその一つだ。戦時のキル・レイシオ(殺害効率)、平時のデス・レイシオ(死に至らしむる効率)である。(注)
http://www.zck.or.jp/article/uchihashi/

 そのほかにもこのような言葉がある。

「忘れないで欲しい。マーガレット・サッチャーは、南アのマンデラをテロリストと呼び、拷問者で殺人者であるチリのピノチェトとお茶を飲んでいたことを。」(ケン・ローチ監督)
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-68b3.html
マスコミに乗らない海外記事より

 この現実を私達は厳しく受け止め、中曽根新保守主義や小泉「構造改革」という名前の社会崩壊、さらにアベノミクスというその場しのぎの対策にNoを突き付ける必要がある。経済だけが暴走するのではいけない、経済と道徳は厳しく両立しなければならないのだ。


この記事へのコメント
>国葬級の葬儀に疑問の声も出ています。

・・・そもそも彼女を国葬扱いすること自体、間違っているのです。

村野瀬玲奈さんのサイトにも、掲載されていましたが

ケン・ローチ氏は

「どのように彼女を讃えるべきか。彼女の葬儀を民営化しよう!そして、競争入札に出し最安値で競り落とそう。それが彼女の最も望んだことである。」

とコメントされています。
同じことをアーヴィン・ウェルシュも発言しております
「国葬だ?ふざけんな、税金使わず民間でやれがあいつのやり口だろ」

私も全く同感です。あれほど「小さな政府」「新自由主義」を標榜しておきながら、葬式は国の税金で行ってもらうなんて自家撞着も甚だしい、遺言か何かで「私が死んでも国葬は不要」と生前に表明しておくべきでした。

私に言わせれば、サッチャーは政治家としての信念も中途半端でいい加減な人物としか言いようがありませんね。
Posted by 1zxcvb at 2013年04月21日 17:22

2013年04月21日
コメント回答 2013年4月13日
 「マーガレット・サッチャーの闇」に今回1zxcvbさんからコメントを寄せていただきました。
 まず、このコメントに感謝します。あの石橋湛山氏も山県有朋が死んだ時、『死もまた社会奉仕』と喝破しています。ケン・ローチ氏の発言は知っていましたが、アーヴィン・ウェルシュ氏も同様の発言をされておられたのですか。初耳です。
 サッチャー女史の保身だったのでしょう。彼女の起こした行動による教訓を私達は歴史に反映し後に続く世代にその過ちを受け継がせてはいけませんね。政治家としての信念も中途半端でいい加減だったという評にはかなり手厳しいものがありますが、それだけいい意味でも悪い意味でも彼女のもたらした影響は大きすぎたのでしょう。
 イギリスはあの「改革」によって貧富の格差が拡大してしまいました。そのためにも世界が今こそ一つになって法人税・所得税をフランス・ドイツレベルに増税し、消費税の減税を行うべきだと思います。
 世界銀行やIMFはこのことも視野に入れるべきですね。

【経済】
最貧困層を総人口の3%に削減 世銀新目標
中日新聞 2013年4月21日 11時02分
 【ワシントン共同】世界銀行と国際通貨基金(IMF)の合同開発委員会は20日、1日1・25ドル未満で生活する最貧困層を2030年までに世界の総人口の3%に減らす新たな目標を策定した。今年秋の次回会合で目標達成に向けた具体的な道筋の議論を始める。
 開発委が発表した声明は「この目標の達成には、発展途上国全体の力強い成長とともに、低所得国で成長を貧困削減に結び付けることがこれまで以上に必要」と指摘。インフラや農業生産性向上のための投資の重要性を強調した。

 サッチャー女史の負の教訓を私達は研究する必要がありますね。
 そして、ゆがんだ思想を乗り越えるべく議論を重ねる必要がありますね。今後ともコメント感謝します。 

悪意無き悪意ほど始末に負えないものはない

 今回はいじめ加害者の心理を私のできる範囲で解析したい。
 これが加害者心理だというならまだほんの末端にすぎないのである。



2013年03月17日
悪意無き偽善を問う
 AKBの某メンバーの合コン・お泊り騒動に関してははっきり言って興味がない。
 彼女たちの芸に果たして売るだけの芸はあるのか?単に物珍しさだけが続いているだけだ。そのことに気が付かないネウヨには思わず失笑した。サムスンの商品をボイコットするとネウヨ達は言うが、問題はその中身だ。
 たとえばパナソニックの商品はどこがいいのか?NTTドコモだって馬鹿じゃない、多くのテストを重ねてギャラクシーSの採用を決めたのにすぎない。そのことにも気が付かないのはある意味、悪意無き偽善である。だが、これは誰にもこうしたことが起こり得る事なのだ。
 たとえば筒井康隆氏と日本てんかん協会の紛争はその典型例だった。「無人警察」という筒井氏のSSを角川書店が教科書に掲載したのだが内容に一部てんかん当事者を侮辱するような書き込みがあったとしててんかん協会が教科書の回収と過去の作品の回収を求めたのだ。
 私は教科書に載せた事には大いに問題があると思う。載せる際にはてんかんなどの見えない障がいに関してきちんと教えるべきだと考える。だが、過去の作品にまで回収を求めるのは言語道断ではないか。その結果筒井氏の断筆宣言となり結果としててんかん協会への不理解につながったのだ。その結果は、てんかん当事者による交通事故に対するヘイトスピーチになったではないか。
 さらに踏み込んでいうなら、差別用語に関して「使わさなければいい」という目先の対策に終始するマスコミだ。そうして差別の醜い実態をひた隠しして、ごまかし続ける。そして事なかれ主義により何もかもなあまあになってしまう。
 私はネウヨに対しては「いかなるヘイトスピーチは許さない」という当然の思想ゆえに戦うが、汚れたものにふたをするかのような言論は納得できない。だが、何気なく発したセリフで傷ついたとすれば詫びるべきは詫びる姿勢だ。それでも言われた方は納得できない。
 普通の雑談の中で傷ついたというのなら、私は何もコミュニケーションが取れなくなる。そこで、私が考えたのがパソコンに向かって作業するという特性を生かしたアイデアだ。ヒーリング系の音楽をUSBメモリーにぶち込んで、それを聞き続けるという簡単なことだ。そうすることでコミュニケーションで気遣う必要はない。

 皆さんはどういう考えであろうか。このことを考えて向き合うべきだ。

この記事へのコメント
そうですね、「ただ差別語を使わさなければいい」という、マスコミや出版社の姿勢は、それでいいのかどうなのかと言われれば、それは、マスコミや出版社としては「おおむね」自分の役割を果たしているのではないかと、言わざるを得ませんで、その中には「看護師」とか「客室乗務員」というような、「なにもそこまで」的な、やり過ぎ考え過ぎの部分も、含まれるわけですが、というのはこの問題は本質的には「日本社会の問題」に帰するというふうに、私は考えているからです。
差別発言についての本質的な日本社会の問題とは何かといえば、それは「貧困なる人権教育」と「人権に関していうならばまことに貧困なる法体系」であろうと思います。
そうしますと、これらを担うべきなのは本来は国家であり、つまりは最終的には立法府なのであり、また、行政府も相応の責任を免れないことでしょう。
ですが、政治家を選んでいるのは国民であり、さまざまに政治参加をしたり、意見表明をすることがおおむね可能な社会において、「政治家が悪いせい」とか、「役人が悪いせい」というふうにして、国民が責任を免れ得るかというと、もちろんそうではありません。
世論を形成するのは国民であり、このような貧困なレベルの「人権小国」であり続けることをよしとする、またはそれに疑問を抱かないという、国民の民度の問題であるということは間違いありません。
日本の人権意識が低いことの原因はいろいろありますが、欧米と比べた場合には、大きくいえば2つであって、宗教の関与の度合い、もうひとつは「与えられた人権」であるからということがいえます。
自分が「人権」を持っているということをおぼろげに知っていたとしても、それが「戦って勝ち取った人権」ではない場合には、それを維持したり、研鑚するということに対して、人は努力をしなくなります。
宗教的な背景については、おおむね(現在の韓国を除いては)東アジア全般にいえることですが、キリスト教の影響が少ないという意味あいにおいてです。
あえてもうひとついえば、日本政府がこれまで認識してきたように、「日本では激しい人種差別というものが発生しにくい人口構成にあるから」というのがあります。
右を向いても左を向いてもほとんどが「黄色人種」しかいないから、自分の国には「差別」の問題はそんなに起こらない、起こるはずがない、というふうに、「自認している」ということです。
ですが実際には、民族差別・部落差別・アイヌ差別などの「黄色人種間の激しい差別」というものが存在してきたわけですが、それが黄色人種間におけるものであるために、これらについては「非黄色人種社会」主に言えば、人権意識の進んだ欧米の国々の理解は得られにくいものと言えますし、「そういう深刻な差別がある」ということについての、認識すらなかなか持ってもらえないというふうに言えるでしょう。
ですので在特会のような、およそ先進国には有り得ない「差別団体」が、何年間も存在を許され、活動を続けるという、とんでもないことになっているわけです。
在特会の存在を許しているのは、その1万2千人のサポーターではなく、基本的には「それ以外の無関心な日本人たちすべて」なのです。
これらのことはすべて、人権小国であり続けてきた日本という国のツケなのです。
そして、「ただ差別語を使わなければよい」ではなくて、「なぜ差別語を使ってはいけないのか」ということを「理解」したうえで「使わない」ようになるということが、最終的には理想の形なのであり、それは欧米並みの法整備と人権教育によってしか、もたらされないものでありましょう。
Posted by パブロン中毒 at 2013年03月17日 18:51

2013年05月16日
パブロン中毒さんからのコメント


 本記事とはあまり関係のないことで申し訳ないのですが、私ごとを、少々報告させていただきたいと思います。
 実は最近、ある英文サイトで、偶然中国人男性と知り合いまして、それから、多少の交流を、させていただいているところです。小野哲さんも、私の翻訳を通じて、彼とのやりとりをなさっておられます。
 なお、その英文サイトはどうやら、現政権与党が外国向けの世論工作として、運営しているもののようでして、それは、私が2度も書き込み禁止を食らったことや、その中国人の方も数回追い出されていることや、なぜか私や彼の過去コメントが全部削除されていることや、その他その他の、説明のつかないおかしな事象の数々からしまして、最終的に結論したところなのですが、私はどうやら、それと知らずに、そういうスピンコントロールの場所に、平気で靖国や安倍や麻生の批判を、手厳しく書いてしまっていたという、そういうことのようです。まあ、そのサイトでのおかしな出来事の詳細を書くとキリがないので、やめておきます。なお、私は2回目の出入り禁止からは、書き込みを諦めています。
 このようなサイトが、スピンコントロールの一環であるということをほとんど知られずに、平気でまかり通っているということも、非常に呆れたことであるなあと、感じます。ですが私には、それを広く知らしめる方法が、ありません。

 さて、その中国人の方との触れあいを通じて、学んだことはいろいろございますが、今も学んでいる最中ですが、彼が私を通して、日本人全体に対して行った感動的なスピーチについては、拙記事やコメント欄を、どうぞごらんいただきたいと思います。主要なものについては、和訳を施しております。
 この人は、どうやら私の思うところでは、お父さんがジャーナリストだったということでして、中国の知識人階層の、中流以上の家庭の出身者のようです。
 そういう人と付き合うには、日本人としてはいったいどういうふうにするのが最もよいのか、お互いに、よいのだろうかということは、何もわからないままに、私はひたすら手探りで、行ってきました。
 そして今のところ、「この方法がよいであろう」というものは、なんとか見つけましたが、それについてご説明したいと思います。
 この人の抱いている「中華意識」というのが、中国人全体の中で「どの程度強いのか弱いのか」ということは、私にはよくわかりませんがたぶん、「普通よりもちょっと上」くらいなのではないかなあと、いう感じです。
 なにしろ、彼らは「中華意識」というものを、文化として背負っているのであって、それが個々人によって強いか弱いかという、違いなのではなかろうかという気がします。
 そして、それを「背負っている」という人は、「中華な動機」で、行動します。
 これは、それを「背負っている」ということにおいては、中国人でなくても、たとえば北朝鮮の指導者においても、同じはずです。
 そして、われわれ日本人は、今ではほとんどそれを、「背負っていない」というふうに考えたほうがよいのであって、歴史の中では確かにそれを「背負っていた」ころもあるのですが、今では、そうではありません。「中華意識」がどういうものであるのかさえ、ほとんどの人が知りません。
 それでまあ、程度の違いはあれ、「中華な人」というのはどうやら、まずは「礼儀と敬意」というものを、一番に大切にするという、そういう人たちのようです。
 「トクか損か」ということでは、「話はつかない」のです。
 それが重要なのでして、トクな話でも、相手に敬意が欠けていると思えば、納得はしません。「尊敬が必要だ」というふうに言ってきます。
 また、中華な人というのは、こちらが礼を尽くして、約束を守っていると認識すれば、自分も礼儀を守ろうとし、決して「信頼関係」を壊そうとはしません。
 自分からそれをすれば、「自分は礼儀に欠けている」ということになってしまい、そもそもが「中華な自分は、中華でない相手よりも、礼儀作法において長けていて、格上であるはずである」という自負がありますから、そのプリンシプルが、彼らに「礼儀を失していない相手への攻撃」というものを、許さないのです。
 中華な人と付き合う際には、そのような「ルール」があるということや、それを守ってさえいれば、大きな混乱は避けられるということを、日本人は認識する必要があるでしょう。
 なお、こちらが礼を尽くしているというふうに相手に認識させ、なおかつ「朝貢しているわけではない」「対等である」というふうな姿勢を取るということは、なかなかバランスが必要な作業ですが、これについては、「何かをしてもらったら、最低でも相手がしてくれたのと同じくらいのことをしてあげる」ということです。
 「してくれた以上のことをする」でもいいのですが、それをやり過ぎたり、やり方を間違えれば、「朝貢してきている」というふうに、へつらっているというふうに取られかねません。ですが、今回のように、「こちらがすでに非礼をしているという認識がある」つまり、「日中共同声明を何度も無視している」という状態である場合には、そのようなマイナスを最初から抱えて出会っているわけですので、こちらが「してもらった以
上のことをする」をしても、やり方を間違えなければ、よいわけです。
 また、中華な相手というのは、こちらの非礼に対しては、叱責はしてきますが、それに対しては、あまり「自分は悪くないんだという言い訳」を、しないほうがよいようです。
 それよりも有効なのは、「そうです、それについては、本当にバカでした、どうしてそういうことをしてしまったんでしょう、いったいどうしたらいいんでしょう、どうしてこんなバカがいるんでしょう、隣国との付き合い方を忘れてしまったんです、やり方を教えてもらえるといいのですが」というふうにするのが、私と彼の間では、有効でした。
 これはどういうやりとりの中で出てきた答えかといいますと、麻生のインド発言に怒り狂っている彼に対し、

私「麻生はただのバカです、それに日本は中国とトラブルを起こす能力はありません」
彼「隣国との付き合いには尊敬が必要です(つまり、できないからしないのではなく、尊敬が足りなすぎることが気に入らないと言っている)」
私「上記のひたすら困りました発言」

 これで、なぜかこの件については、わりと上手くおさまったわけです。
 私は麻生の発言についても、日中共同声明の無視についても、一度も個人的に謝罪をしたことはありません。そんなことをしてもそもそも無駄ですし、それをするのが私にとって適当だというふうには、思っていないからです。
 ですが、それなのに彼は先日、「昨年の中国デモについて、日本のみなさんにお詫びしたいと思う」というコメントを、純粋に自発的に書きました。
 私が何一つ謝っていないのにです。
 彼からそのような重大な発言が出るまでには、私との間での、いろいろなやりとりを経たわけですが、彼からそのような発言をもらえたということは、「中華な相手」に対して私がやってきた方法が、それほど間違いではなかったのではないかと、そういうふうに思っています。

 日本のネトウヨボーイは、人並み以上に怖がりです。
 逆にいえば、「普通よりも感覚が鋭敏で、なおかつ無力感を感じていて、他人の悪意を重大なものと受け止めやすく、トラウマ化しやすい」という個人が、ネトウヨ化するのです。
 それらの若い男性たちは、日本の地上波TVで繰り返し放送される、「白目をむいて日の丸を焼いている中国人男性」の姿ばかりを見て、大いに恐怖を覚えます。
 「中国人」といえばもう、その姿しか思い浮かばなくなり、そして、「怖い」からこそ、「憎み返す」ということになるのです。
 彼らが「中国人は嫌いだ」という場合には、それは「中国人は怖い、何をされるかわからない、そうなったら、自分はとても対処できないだろう」を意味しています。

 本来は、「怖い」「対処できない」と思う相手に対しては、「どうやったら対処できるのか、そういう相手と上手く付き合う方法は、何か見つからないのだろうか」ということを、より、考えるべきなのです。「怖いと思っていない相手」以上に、です。

「Awesomeさんから日本のみなさんへのメッセージ」
http://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-11528399094.html
http://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-11530389329.html

 なお、私が日本語のブログをやめ、英語の活動にほぼ絞ることにしましたのには、その理由のひとつには、ある狙いがありました。
 それは、「自分が枠を広げることで、ネトウヨを相対化し、ネトウヨを小さくする」という意味あいの狙いです。
 ほとんどのネトウヨは、日本のウェブ上で、日本語のできる人を相手に、日本語でネトウヨ活動をすることしか知りません。それを当然だと思っています。ほかの発想はありません。
 アンチネトウヨの私が英語で活動をすることは、その「固定観念」を破り、「枠そのもの」を広げ、結果的に「ネトウヨの存在を小さくする」または、「自分たちがいかに小さなことしかしていないかということを認識させる」につながるのではないかと、そういう狙いもありました。
 それはまだまだ、成果を出したというふうには、とても言えません。

この記事へのコメント
さてまたこちらを少々お借りして、日韓の間に根深く横たわるヘイト感情、それを最も露骨に表現しているネトウヨへの対策について、私見を述べさせていただこうかと思います。
前述のように、私は最近、個人的に中国の方との交流をさせていただいておりますが、まだまだわかったことは少ないとはいえますが、この体験によって、日韓の間のヘイトとネトウヨについて、新たな可能性といいますか、方向性を、感じたところでございます。
可能性とか方向性が、どの程度私の思うように存在するのかとか、なっていくのかということは、また別の話ではあるのですが。
まず、認識を新たにしなければならないと思いましたのは、
①日韓の両者は、あらゆる意味において世界中で互いに最も似ているために、近親憎悪で憎みあう。
②日本と朝鮮半島の関係は、過去において、一対一の関係で衝突していたということは、最近の約60年間を除いては、存在しなかった。
という2つの事実です。
①のほうからいいますと、これは疑いようのない事実で、身体的にも、言語的にも、文化的にも、両者は世界中で最も似ていて近いわけです。近いからこそ、負けたくなくて、競争をしようとしますし、少しでも相手に優ろうとするわけです。
それで②になるわけですが、私は②こそ、最も見落とされている、本来は見落としてはならない事柄ではないのかと、思ったわけです。
日本と朝鮮半島の関係は、常に中国という、いわゆる中原に成立している国家という巨大な存在なくしては、成立していなかったのです。
日本と朝鮮半島の間だけで、親交を結んでいたとか、逆に争っていたとか、そういうことは、一度たりとも、なかったのです。
ということは、両者の関係におけるパワーバランスというものは、長い間、「中国ありき」で、よいときにも、悪いときにも、営まれていたわけです。
そして、20世紀前半からの数十年間というものは、一見して、支配ー被支配の「一対一の関係」になっていたかのようでありますが、本当のパワーバランスは、そうではありませんでした。
ロシアーソ連の脅威というものはもちろんありましたが、それは日本にとってみれば朝鮮半島に関与を続けるにあたっては、2番目に考慮すべき事項です。
日本にとっては、「その準備さえできれば、いつでも中国が朝鮮半島を取り返しに来る」というふうな圧力を、常に感じながら、朝鮮半島を支配していたというのが、たぶん本当のところです。これは逆から見れば、朝鮮の人たちは、「中国が優勢になれば、そのうちに助けに来るだろう、決して自分たちを見捨てないだろう」という、そういう期待感ということになるわけです。両者間には、そのような歴史があるからです。
ですので、その数十年間においても、日本と朝鮮半島の関係というものは、決して「一対一」であったわけではありません。
三者関係、ないしはロシアーソ連を含めれば四者関係でした。
そして、敗戦と植民地の放棄から朝鮮戦争の停戦を経て、日本と朝鮮半島の関係は、これまでの歴史の中では経験したことのないような、その意味においてのみいえば、「異様な」関係になったのです。
一見すると、アメリカが、これまでの中原国家に代わる存在になったかのようでありますが、そして今でも、そういうふうに見えているでしょうが、そこには、「文化」「アジア」という、日本と朝鮮半島の関係にとって外せない決定的なマターが、ありませんでした。
アメリカは、かつての中原国家の代わりを、韓国に対して果たすことはできていません。
できていないから、日韓の一部が憎みあっています。
もちろん私は、冊封体制が手放しで良かったとか、そういう話をしているのではありません。日本と朝鮮半島の関係における、第三国が果たすべき「機能」の話です。
つまり、ここでは話の都合上、韓国に絞りますが、日韓の関係というものは、一対一で向き合うという経験がないままに、いつのまにか「アメリカをはさんで」いるという錯覚のもとに、実際には一対一で向き合ってみたら、似ているものどうしで、けっこう憎みあっていたと、そういうことなのではないだろうかと思います。
もちろん、日本における朝鮮人蔑視が、江戸時代からあっただろうということは、いえますが、今のように激しく憎みあい、ことあれば争うという状態では、ありませんでした。
もちろん江戸時代と今の間には、植民地支配などのもろもろをはさみますが、今のようにひどくなったのは、いったい、そのせいなのでしょうか。そのせいがあるとして、ほかには重要な要因はないのでしょうか。
それは私は、中原国家が日韓の間におよぼす、文化的、軍事的な影響力だと思います。
アメリカには、文化的な影響力をおよぼす能力が、そもそもないわけです。それは当然のことです。「同じアジアの民ではないか」というふうに、モメている両者に呼びかけるということは、できないのです。また、中国は朝鮮半島から見れば、ほぼ永遠に近い時間を、親分と仰いできた相手であり、日本にとっても、「子分になりたくない」という意向を持ちつつ、文化を分けてもらって、都合よく付き合ってきた相手です。
第三国による軍事的な影響力が、あったほうがいいのかないほうがいいのかといえば、それはここでは詳しくは追求しませんが、なにしろ「これまでの歴史の中では、常にその2つ(文化的な、軍事的な)が、日韓両国に向かって、良くも悪くも重大な影響を及ぼしていて、何をするにしても、憎みあうにも、親しくするにも、それが関係した」ということです。
日韓が、ここ60年ほどを除いては、「一対一で向き合ったことがなかった」というのは、そういう意味です。
ですから歴史的に見れば、今の「タイマン」状態というのは、「異例の事態」というべきものです。それが「いい」のか「悪い」のかという評価は、ひとまず置くべきです。
たぶん、日本人のほとんどが気がつかないだけであって、中国の知識人から見れば、日韓が憎みあっている様子というのは、「ああ、ああ、やっぱりオレがいないと、こういうことになっちゃって」「オレがいないと、あいつらだけじゃ上手く行くわけがないよ」というような、そんな景色なのではないかと、思います。
中国の外交方針は、相互内政不干渉と、なおかつ友好国との間では、「遠交近攻」を決して画策しないようにするということにあるそうです。これは日中共同声明にも明記されているとおりです。
つまり、日本がインドと軍事的または経済的な協力関係を、「中国を包囲するため」に結ぶということは、容認されません。実際にはそうではなくても、麻生太郎がインドで「中国とはずっと上手く行ってない」などと言えば、中国人が激怒するのは、そのためです。
ですから、インドと仲良くしたいのであれば、「これは決して、中国を包囲するためではありません」ということを、じゅうぶんに見せつつやらなければ、ならないのです。
麻生のやったようなことは、その意味では最低最悪なのです。
そして、中国は内政不干渉なので、相手の国内状況には口を出さず、自分のところにも口出しをされたくないのです。
ですので今のところは、日韓が憎みあっていることについて、中国が間に入るということは、なかなか考えにくい状況ではあります。
ですが、最もよいのは、「一対一」ではなく、「三角関係になる」ということではないかと、私は思うようになりました。
そのもう一角は、中国でなくてはなりません。その理由は、前述したとおりです。
影響力のある第三者が三角形に加わることこそが、一対一でぶつかりあい、憎みあう力を分散し、日韓の憎みあいを、なんとかする唯一の方法なのではないかと、そういう気がしています。
私はアメリカとの軍事同盟をやめろとか、中国の傘の下に入れとか、また朝貢すればいいんじゃないかとか、そういう話をしているのではありません。
なにしろ、アメリカでは、かつての中国が及ぼした、日本と朝鮮半島の間の憎しみ合いを調停するような力を持てないということなので、それをアメリカに期待することはできない以上、昔から慣れている「中国との三角形」に持ち込むしかないのではないかと、そういう話です。
朝貢なしで、軍事同盟なしで、そして中国での反日感情が、一部の労働者などから噴出している中で、なおかつ日本のネトウヨが、中国人に対しても、朝鮮人に対するほどではないにしてもかなり憎み始めている中で、なんとか「三角形」を、作れないものだろうかと、思うのです。
中国は、日本の10倍の人口があり、20倍の面積があり、朝鮮半島の人口のおよそ20倍くらいの人口があり、そして、それだけの人数がいれば、知識人階級の人たちと、デモをする労働者の人たちは、まるで別物のように違います。違うはずです。
上海などの発達した都市部と、農村部では、生活が全く違います。
日本でも、ネトウヨと、インテリでは、別物なのですが、たぶん日本のネトウヨとインテり以上のスケールで、彼らの階層間には、差があるようです。
もともと中国は、農民、官僚、王皇族という階級社会でしたが、そして、「そもそも上と下の間に中間組織がない」ということが、今に至る問題であるようですが、それは近現代の日本の場合には、中間組織が常にあった、あるわけで、しかし今はけっこうそれが崩壊しかけていますが、なにしろ上と下との差が、日本以上にとてもあり、なおかつスケールが大きいということです。
そして、私が交流をしているような、インテリ層の人というのは、母国語でなくても英語を自由に操り、政府の基本方針を正確に理解・把握していて、外国人と話をする際には、決して政府の方針から外れたり、国益を損ねる発言をしません。中国の歴史はもちろんですが、有職故実にもある程度通じていなければならず、同じアジアの漢字圏である日本人との会話では、それらを引っ張り出して、「自分はちゃんとした中国人であって、その文化を身に着けていますよ」ということを、アピールします。たぶん、そうせずにはいられないのでしょう。
西洋人に対しては、彼はそういうことをしません。どうせ漢字も読めないからしても無駄だということと、「する必要を感じない」のでしょう。
アジア人に対しては、特に日韓のどちらかに対しては、「自分はまっとうな中華の人間である」ということを、アイデンティファイせずにはいられないのです。
国家の形態や、国が採用している主義思想などによって、3000年間存在した「それ」が、彼らからすっかり失われるというわけがないのです。良し悪しは別としてです。
なおかつ、「自分ひとりでも中華」なので、外国人が礼儀正しくしていれば、ある時点で「お返し・または褒美」を与えることもします。
ですから、このような人であれば、たとえば、私と韓国人の誰かが憎みあい、モメていたとしたならば、必ず間に入って、いつも彼が言うように、「同じアジア人ではないか」「日中韓は、真の意味で融合しなければならない」というふうに、とても鷹揚に、「中華らしく」仲裁をするはずだと思うのです。問題はそれが、「国と国レベル」でも行えるのかどうかと、いうことなのだろうと思います。
Posted by パブロン中毒 at 2013年05月20日 21:17


2013年9月21日土曜日

拙ブログのルールをここに定めます



 当サイトの運営規定をここに公開します。
 当サイトにおける書き込み基準について、ここに明確化させていただくことにしました。
 なお、この運営方針は予告なく適宜見直される事があります。その際にはご了解頂ますようお願い申し上げます。ここでいうサイトはSNSおよびブログを指します。

当サイトの設立目的
 当サイトの設立目的は以下のとおりです。
 1 マスコミが取り上げないマイノリティ問題を主に取り上げる。
 2 日本の民主主義の具体化・発展の為に国際法の観点から管理人及びコメンテイターによる意見と提言を述べる場所である事。左右問わず公平に真実に基づき、意見を述べる場所でもあります。
 3 国際法に基づく公平・公正・公明の観点から日本の民主主義を論じ、日本を発展させる一翼を僅かではあるが担う事。
 4 メディア産業が独占する情報社会に大きな風穴を開け、歪んだメディアを厳しく正す事。
 5 日本の民主主義を発展させるべく多方面からの情報を提供・普及し、議論する場所とする。
 以上の方針によって運営しております。また、前ブログ「新生活日記 TETSUONO」「日々格闘記 TETSUONO」、mixiやTwitterからのデータも現在、移設しているため、制裁も継続している事をこの場を借りて明言させていただきます。


当サイトの投稿規程および書き込み基準
 当サイトの運営管理者は小野哲です。よってサイトにおける著作権は小野が保有しております。著作権者たる小野は、建設的かつ正当な立場に基づく問題提起に対してのみ誠実にお答えする用意があります。また、コメント内容に対するコメントは各自書き込んだ方に基本的に著作権が保有されます。なお過去のコラムでのコメントについては引用する形でコメントをそのまま掲載しますが、著作権はコメントを述べた方にあります。
 ですが、当サイトの設立目的に反するもしくは公序良俗に反するコメントを行った場合はその規則は無効となります。また、コメントとして採用しない場合は以下の通りです。
 1 管理人の主張を一通り理解しないでコメントすること。この場合はほぼ承認されませんので、ご了解ください。一方的な主張もコミュニケーション不足と判定されて承認されないと思ってください。禁止事項に抵触したコメントならなおさらです。
 2 単なる粗探し・イチャモンをつけた程度のコメント。これは全く論外です。私は合理主義者ですので、コメントとしては採用しません。
 3 コメントした者同士の議論については議論提供の観点から基本的に開放します。ただ、激論にならないようお願い申し上げます。また、建設的な議論ならばなおさら独立したスペースを提供する用意があります。
 4 これらの方針に異議があるのなら、自身でブログを立ち上げてもらって結構です。ただ、管理人はできうる限り一人一人のコメントを見ています。例えばネトウヨと言われる方でも建設的な反論や提言をされるのなら歓迎しますので、その点ご了解ください。
 5 当サイトは当面コメントは受け付けませんが将来的にはコメント・トラックバックについては事後承認制を採用する方向で検討しています。これは不当な荒らし投稿や公序良俗に反するトラックバックをはねつける為のやむをえない対応です。投稿者には申し訳ないのですがその点ご了承いただきますようお願い申し上げます。また、投稿の際にはメールアドレス必須とさせていただいておりますが、これは反社会的投稿を阻止する為のやむをえない制限措置です。ご了解いただけますようお願いします。また、投稿時にメールアドレスの必須記入を求めているのは荒らし投稿を抑えるための規制です。当サイトではそこで知り得たメールアドレスの公表はしません。
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引用に際して
 正当な理由があって記事コメントを他のブログに転用する場合、必ず当サイトから引用した旨を明白にすると同時に、著作権者の許可を得るようお願いします。
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 また、匿名掲示板における引用は無条件で禁止します。そのためにアクセスができない設定になっております。また、携帯電話からのコメント書き込みは禁止となっているほか、ネットカフェなどからの書き込みも禁止とさせていただいております。
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 例えば、こんなお間抜けなメールアドレスを使った愚か者がいました。すぐにばれましたけどね。
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 8 コメントに際しては揶揄・罵倒、無礼な暴言などの感情的な批判は厳粛に慎むようようお願いします。メールで問い合わせた際にも同様の言葉を使えばその段階で退場処分となります。
 9 正当なき理由で当サイトの記事を無断引用することは禁止します。
 10 メディアスクラムならぬコメントスクラムに対しては厳罰で対処します。
 11 記事の内容から外れた話題や持論を長々と展開すること。これについては警告を行った上で退場を言い渡す刑罰に処します。
 12 個別具体的に行う管理人の指示に従わない場合、書込み禁止処分を言い渡します。
 13 当ブログでは明確に犯罪なのにもかかわらず無罪になった場合は関係者の実名を公表し、社会制裁を行います。また、犯罪報道については原則として匿名報道にさせてもらっています。その際には実名を公表する事のないように配慮を願います。それに対して不満があるなら、反論するブログを立ち上げて結構です。
 14 わいせつ物などを使って宣伝をする行為も禁止します。男児女児問わず児童ポルノを含めた明らかなセックスビジネスについては断固とした措置を取ります。
 15 ネチケットを守らない行為を全面禁止します。
 16 男尊女卑的な発言はもちろんその逆も当サイトでは固く禁止させていただきます。
 17 偽物商品を販売する企業からの無断リンクや非承諾広告を禁止します。
 18 憎悪先導を目的とする犯罪ヘイトブログからの無断リンクも禁止します。発覚した際には取りうるあらゆる手段で対処します。
 19 当サイトでは精神疾患者も見ていますので。あからさまな差別用語を使ってののしる行為を禁止します。動揺にセクハラなどのハラスメント行為も禁止します。
 20 ハラスメント行為の禁止。
 *ここで言うハラスメントはパワーハラスメント、セクシャルハラスメント、マザーハラスメント、アカデミックハラスメント、出生ゆえの差別など嫌がらせ行為を示します。
 *拙ブログは問題ある書き込みを行った場合は皆さんも御存知のようにプロバイダーへの通報を行った上で書き込み禁止を行いますので、はっきり言って無駄です。今までこの種のひどい書き込みを行ったヘイトコメンターがプロバイダーからことごとく処分されてきたことを皆さんご存知かと思われます。
 *また、少数民族などの社会的弱者へのハラスメントも禁止します。具体的には以下の行為です。
 ・他人を在日認定している
 ・一度でもシナ、チョン、チャンコロ、朝鮮野郎というような差別語を侮辱的意味合いで使った場合

サイトへの参加条件
 1 参加者は、差別主義者との親和的な交際をしていないこと(つまり、自分は差別主義者ではないけれども、差別主義者が来たらほのぼのと世間話をしてしまうというような人は、認めない)。
 2 参加者内での批判は「名指し」で行い、「こういうことを言っている人もいますが…」とかいう、「比喩」や「あてこすり」的な発言をしないこと。
 3 名指しで批判をされた人は、もしも「反論をしない」のであれば、「反論をしない旨」と「その理由」についてリプライをすること。
 4 このサイト内での出来事についてのあてこすりや批判を、このサイト外の場所で行わないこと。批判はサイト内で行うこと。
 5 禁止事項に違反する行為を継続して行うことを禁止します。

 管理人に対して
 管理人の内証に介入する行為はやめてください。日本国憲法の思想の自由に明白に反しております。
 行った場合、書込み禁止処分を行います。ただし、これらについてはメール内容や書き込み内容については公表しません。また、当ブログからの強制的なアクセス強要および要請は法令に基づき一切行いません。
 また、質問等がございましたらメールフォームを通じてお願いします。できるだけ回答はブログ上で行います。ただ、部落解放同盟などのプロ市民からの話し合い要求には一切応じません。建設的な立場での改善要請には応じる用意はありますが強圧的な態度には応じませんので予めご了解ください。

 当サイトの法令基本
 国際法を優先しつつ、日本国憲法、民法、刑法に基づいております。そのため、記事引用に際しては必ず引用元を明確化しております。なお、盗聴法、住基ネット法など日本国憲法に違反した法律については国際法に基づき断固として拒絶する権利を有しております。
 また、当サイトを見て行動した結果の損害については民法に基づき当サイトは一切関与しません。損害賠償には一切応じませんのであくまで自己責任で考えて行動をお願いします。

 制裁内容
 なお、禁止事項に抵触したコメント書き込みおよびトラックバックなどを投稿した場合でも当サイトが設定したNGワードや事後承認制により却下されます。これらを発見した場合即削除の上、個人情報に配慮した上で著作権の管理者への強制没収のうえ、著作権管理者はそのコメントを引用した上で批判を行う権利を有しております。
 以下の方針で対処しますのであしからず。
1.IPドメインからプロバイダーを割り出し、アクセスログと同時に運営するプロバイダーに抗議させてもらいます。
2.IPドメインを公開すると同時に以下の手続きに沿って対応します。
 1.コメント発覚後、IPアドレス及びログ記録を一切保存し、該当プロバイダーへ即座に通報します。
 2.コメントについては公開禁止及びコメント禁止にし、その間釈明期間を与えます。
 3.釈明機関の際には以下の方針でメールフォームから謝罪をしてもらいます。
  実名、住所、電話番号、電子メール、職業を公開した上で、このような悪事を行った背景と今後行わないためにどのような行動を行うのかを明記した上で謝罪してもらいます。拙ブログでは実名と住所の一部、悪事の背景や今後の行動と謝罪を公開する権利を有しています。
  もし、これらを拒んだ場合は忍者バリアによって締め出す制裁を実施します。プロバイダーからの叱責処分などもあります。
3.管理人は実名と住所の一部を公開した上で、謝罪文を掲載すると同時にIPドメインについては公開を中止します。一定の期間までになければアクセス禁止措置に踏み切ります。
4.民事上の責任を制裁対象者は果たす義務があります。
 コメントスクラムや度重なる荒らし投稿を行うなど悪質な場合はアクセス元を公表しIPアクセス検索サイトへ通報の上でアクセスを永久停止します。また、当ブログと読者登録しているブログでも同様の行為があれば予防対応として即時に制裁を課します。
 これらに対する責任は国際法、刑法および民法に基づきブログ開設時の2011年11月1日に遡り全て無条件で投稿者に帰するものです。それをすべて無条件で承諾した上で投稿したものとみなします。よって、管理人に対する名誉毀損などを行った場合、刑法により告訴する準備がありますことを付け加えて起きます。
 これらについては株式会社Seesaaおよび株式会社FC2、グーグル株式会社の約款によっても、管理者の自由裁量に委ねられております。そうした常識をわきまえない輩はこのブログの読者にならないほうが身のためになります。

 なお、規定に関しましては2012年12月5日、2013年3月23日、2013年9月21日に改定されました。
 この規定は2011年11月1日にさかのぼって適用されますことをここに宣言します。逆に、ネチケットを自ら厳守されておられる方々には問題ないようになっています。

ハラスメント罪の導入を求めます(It asks for introduction of a harassment crime. )

ハラスメント罪の導入を求めます(It asks for introduction of a harassment crime. )


 日本は今、経済の活性化ばかりを優先する政策をとっています。
 そんなことも大切なのですが、そもそもやるべき順番が間違っています。
 非正規雇用があまりにも多すぎる為、若者たちは結婚もできません。
 その上に過労死・過労自殺が企業に蔓延しています。
 激安賃金に文句を言えば解雇される、まさに前近代的な社会です。
 今こそ日本はイギリスにもあるハラスメント罪を導入し、いかなる根拠なきハラスメントを厳しく取り締まるべきなのです。
 大人のハラスメントを放置することは子供のハラスメントというべきいじめをなくすことにはなりません。
 今すぐ、ハラスメント罪を導入すべきです。
 秘密保全法という国際法違反の悪法を導入するよりはこちらが優先事項なのは言うまでもないのです。



It asks for introduction of a harassment crime.


Japan has taken the policy which gives priority only to economic activation now.
Although such a thing is also important, the turn which should be done primarily is wrong.
Since there is too much non-regular employment, young men cannot do marriage, either.
Fatigue death and suicide caused by overwork are spreading in a company on it.
It is the just premodern society which will be discharged if it complains about price-busters wages.
Just now, Japan should introduce the harassment crime also in Britain and should control harassment without what kind of basis severely.
Neglecting grown-up harassment does not become losing bullying which should be called a child's harassment.
You should introduce a harassment crime right now.
It is one needless to say this is a priority matter rather than introducing the bad law of a breach of international law called the secret preserving method.


我要求引进骚扰罪


现在,日本已经采取了一项政策,只有振兴经济的优先。
这样的事情也很重要,但摆在首位的顺序做是错误的。
对于非正规就业是太多的年轻人甚至不结婚。
过劳死,过劳自杀已经蔓延到该公司就可以了。
说起抱怨折扣工资被解雇,只是在现代社会。
日本引进了骚扰罪,这也是在英国,我应该打击骚扰没有任何依据。
这并不意味着你消除欺凌说,你离开的成人和儿童的骚扰骚扰。
随即,你应该介绍现在骚扰罪。
这里有一个优先级,这是不用说了,而不是引进坏法违反国际法秘密保护法。


성폭력 범죄의 도입을 요구합니다


일본은 지금 경제 활성화만을 우선하는 정책을 취하고 있습니다.
그런 것도 중요한 것입니다 만, 원래해야 할 순서가 잘못된 것입니다.
비정규직이 너무 너무 많아서 젊은이들은 결혼도 할 수 없습니다.
게다가 과로사 · 과로 자살이 기업에 만연하고 있습니다.
염가 임금에 불만을 말하면 해고되는 바로 전근대적 인 사회입니다.
이제 일본은 영국에있는 성폭력 범죄를 도입 어떠한 근거없는 괴롭힘을 단속해야하는 것입니다.
성인 성폭력을 방치하는 것은 아이들의 괴롭힘이라고해야 왕따를 없애기로는되지 않습니다.
지금, 성폭력 범죄를 도입해야합니다.
안보 법이라는 국제법 위반 악법을 도입하기보다는 이쪽이 우선 순위 인 것은 말할 필요도 있습니다.


Chiedo l'introduzione di molestie peccato


Ora, il Giappone ha adottato una politica che privilegia solo rilancio dell'economia.
Una cosa del genere è importante, ma l'ordine deve essere fatto, in primo luogo è sbagliato.
Per l'occupazione non regolare è troppi giovani non possono nemmeno sposarsi.
Morte da superlavoro, stress suicidio si è diffuso alla società su di esso.
Essere licenziato Parlando a lamentarsi per i salari di sconto, è la società poco prima moderna.
Giappone ha introdotto un reato le molestie, che è anche nel Regno Unito, dovrei reprimere le molestie senza alcuna base è ora.
Ciò non significa che si elimina il bullismo per dire che si lascia la molestia di adulti e vessazioni nei confronti di bambini.
Immediatamente, si dovrebbe introdurre un reato molestie ora.
Ecco una priorità E 'inutile dire che per introdurre cattiva legge violazione del diritto internazionale che segreto Sovrintendenza dei Beni Culturali.

Ik verzoek de introductie van intimidatie sin


Nu, heeft Japan een beleid dat voorrang geeft aan alleen revitalisering van de economie goedgekeurd.
Zoiets is ook belangrijk, maar de order moet worden gedaan in de eerste plaats is verkeerd.
Voor niet-reguliere arbeid is te veel jongeren kunnen niet eens trouwen.
Dood door overwerk, is overwerk zelfmoord verspreid naar het bedrijf op.
Ontslagen worden Sprekend te klagen om korting lonen, het is de maatschappij net voor moderne.
Japan introduceerde een intimidatie misdaad, die ook in het Verenigd Koninkrijk, moet ik hard op intimidatie zonder enige basis is nu.
Het betekent niet dat je te elimineren het pesten om te zeggen dat je de intimidatie van volwassen en intimidatie van kinderen te verlaten.
Onmiddellijk, moet u een intimidatie misdaad nu introduceren.
Hier is een prioriteit Het is onnodig om te zeggen dan om slechte wet schending van het internationaal recht die geheime Conservation Act introduceren.

Solicito la introducción del pecado acoso


Ahora, Japón ha adoptado una política que da prioridad a sólo revitalización de la economía.
Tal cosa también es importante, pero el fin de hacer en primer lugar es erróneo.
Para el empleo no regular es demasiado muchos jóvenes ni siquiera pueden casarse.
La muerte por exceso de trabajo, exceso de trabajo el suicidio se ha extendido a la compañía en él.
Ser despedido declaraciones a quejarse a los salarios de descuento, es la sociedad antes de moderno.
Japón presentó un delito el acoso, que es también en el Reino Unido, que debería acabar con el acoso sin ninguna base es ahora.
Esto no significa que se elimina la intimidación que decir que deje el acoso de los adultos y el acoso de los niños.
Inmediatamente, se debe introducir un delito el acoso ahora.
Aquí está una prioridad Es innecesario decir que la introducción de mala ley violación del derecho internacional que la Ley de Conservación secreto.

Ich fordere die Einführung von Belästigung sin


Nun hat Japan eine Politik, die vorrangig auf nur Wiederbelebung der Wirtschaft angenommen.
So etwas ist auch wichtig, aber die Reihenfolge, in erster Linie durchgeführt werden, ist falsch.
Für nicht reguläre Beschäftigung wird zu viele junge Menschen können nicht einmal heiraten.
Tod durch Überarbeitung, Übermüdung hat Selbstmord für das Unternehmen darauf verteilen.
Gefeuert Gespräch mit den günstigsten Löhne beschweren kann, ist es die Gesellschaft kurz vor modern.
Japan führte eine Belästigung Verbrechen, die auch in Großbritannien, den ich hart gegen Belästigung ohne jede Grundlage ist jetzt.
Es bedeutet nicht, dass Sie das Mobbing zu sagen, dass Sie die Belästigung von Erwachsenen und Belästigung von Kindern verlassen zu beseitigen.
Sofort, sollten Sie eine Belästigung Verbrechen nun einzuführen.
Hier ist eine Priorität Es ist unnötig zu sagen, als schlechtes Gesetz Verletzung des Völkerrechts, dass geheime Conservation Act einzuführen.

Peço a introdução do pecado assédio


Agora, o Japão adotou uma política que prioriza apenas a revitalização da economia.
Tal coisa também é importante, mas a fim de ser feito, em primeiro lugar está errado.
Para o emprego não-regular é muitos jovens não podem nem mesmo se casar.
Morte por excesso de trabalho, excesso de trabalho suicídio se espalhou para a empresa nele.
Ser demitido Falando para reclamar com salários de desconto, é a sociedade, pouco antes moderna.
Japão introduziu um crime de assédio, que é também no Reino Unido, que deveria reprimir o assédio sem qualquer base é agora.
Isso não significa que você eliminar o assédio moral para dizer que você deixe o assédio de adultos e assédio das crianças.
Imediatamente, você deve introduzir um crime o assédio agora.
Aqui está uma prioridade É desnecessário dizer que a introdução de lei ruim violação do direito internacional que Lei de Conservação segredo.

Я прошу введение домогательствах грех


Теперь, Япония проводит политику, которая отдает приоритет только оживление экономики.
Такие вещи тоже важны, но чтобы быть сделано в первую очередь это неправильно.
Для нерегулярных занятость слишком много молодых людей не могут даже выйти замуж.
Смерть от переутомления, переутомление самоубийства распространилась на компании на нем.
Говоря быть уволен пожаловаться скидка заработной платы, это общество как раз перед современным.
Япония представила преследования преступлений, что также в Великобритании, я должен бороться с домогательствами без всяких оснований в настоящее время.
Это не означает, что вы устраните издевательства сказать, что вы оставите преследования и притеснения взрослых детей.
Сразу же, вы должны ввести преследование преступления сейчас.
Вот приоритетом Это само собой разумеется, чем ввести плохо нарушения закона международного права, закона об охране тайной.

暮らしの中に憲法を

 今、日本国憲法についての議論もどきがひどい。
 だが、私はまだ日本国憲法の持つ本来の人権の思想が生かされていないと考える。
 ハラスメント罪(ヘイトクライム)だってこの日本国憲法でやれるし、死刑は廃止可能だ。
 暮らしの中に日本国憲法をもっと生かしていくべきだ。


2012年04月06日
公共の福祉の意味を忘れた羽生市と埼玉県へ
 以前、上田自称埼玉県知事を批判した際に取り上げた羽生総合病院のことについてここに記述する。

新病院新築移転について

羽生総合病院新築移転候補地賛同署名75,651名集約。ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます
掲載日:2012.03.30

 昨秋、埼玉医療生活協同組合理事会は、羽生総合病院の新築移転先候補地についてイオンモール羽生様西側駐車場を最適地とする議案を全会一致で可決し、賛同署名に取り組んできました。

埼玉医療生活協同組合では、イオンモール羽生様西側駐車場に病院が建設できる条件として、

①羽生市が地区計画の内容の一部を変更していただくこと。
②イオン様がご了承していただくこと。
③企業局がイオン様の進出した時のように『特例』を認めていただくこと。

以上3点を解決することで建設可能でありました。


目標を大きく上回る
 署名活動は、目標5万名と定め生協理事及び監事、総代、生協職員、病院関係業者様、市民ならびに町民各位のご協力をいただき活動を展開しました。皆様の力強いご協力で目標を大きく上回る75,651名を集約することができました。

羽生市で26,000余の署名
 病院や生協の訴えをご理解いただいた市民のご協力で羽生市内では26,000名を超える署名が集約できたことは大きな成果です。署名総数の80~90%以上が羽生総合病院をご利用いただいている地域からの署名です。羽生市のみならず周辺地域の皆様からも大きなご支援をいただいたことが明らかとなりました。

羽生市長へ署名簿を提出。回答は協力拒否
 昨年12月28日、河田羽生市長様へ署名簿を提出いたしました。本年3月14日、羽生市長名で回答がありましたが、署名簿提出前の交渉時と同じ内容でイオン様の所では協力拒否の回答でした。
県企業局へも署名簿を提出。回答はかたくなな態度で拒否
本年1月18日、地権者の埼玉県企業局へ署名簿提出のお願いに伺った後、1ケ月後の2月17日に急きょ「署名簿を受け取る」との回答で2月24日提出しました。3月1日には早速、企業局からの回答をいただきましたが、イオン様の所は全く認められないとのかたくなな内容でした。

病院は大変困惑状態です
 署名簿を集約後、昨年12月から本年3月の期間で、病院は鋭意努力し関係者と交渉してまいりましたが、現状は大変困惑している状況です。
 羽生市長は 、「イオン様の所は企業局もイオン様もダメと言っているので協力できない。しかし、病院がイオン様と交渉して了承いただければその神輿にのります。」と言っています。
 県企業局は、「イオン様が、『病院が出来ても良い』と言っても企業局は認めない(久保井部長)」と態度をかたくなにしています。
羽生市議会に対しては、昨年7月1日と12月28日の2回にわたり、病院側から移転についての説明を致したい旨を議長様に申し入れましたが2回とも拒否されています。 特に、羽生市に於いては本年1月5日、河田市長は後援会役員と協議し、病院と足並みをそろえ、一緒にイオン様の所でお願いして行くと決断しました。病院はとても喜びましたが、その2日後には決断を反故(ほご)にしてしまいました。市長が病院と足並みをそろえることに反対の人から相当強い圧力があったのでしょうか。

しばらくは現在地で医療行為を続けます
 以上のような状況から、速やかに病院の新築移転の方向が決められない状態であります。病院は羽生市に対して、しばらくは現在地で医療行為を続けたい旨をお伝えし、本年11月6日で期限となる土地の「使用貸借契約」の延長をお願いしています。  
今後は、署名をいただいた皆様の熱意を無にすることなく、幅広い見地に立って新築移転を慎重に進めてゆきたいと考えています。
http://www.fureaihosp.or.jp/hanyuhp/new.html より引用

 私は大型商業施設より病院のほうが優先度が高いと考えている。
 埼玉医療生活協同組合の主張は公共の福祉の観点からも正当性があり、埼玉県と羽生市の主張もどきと比較しても全く正しい。ここで公共の福祉について申し上げる。

第12条【自由・権利の保持の責任とその濫用の禁止】
この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。

第13条【個人の尊重、幸福追求権・公共の福祉】
すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

 大企業は「政治活動を法律上の法人として認めろ」とごり押ししたのだから、羽生総合病院の移転に応じるべきなのは明らかだろう。
 そのルールを分からない河田自称市長にはがっかりした。さらに上手のバカがいる。永沼正人なる羽生市議会議員と称する男で、日本国憲法を全く分かっていない暴言を堂々とホームページで述べているのだから私には唖然とした。まさしくモンスター政治家(村野瀬玲奈さんのいう「政治ごっこ」もしくは自称政治家)ではないか。

http://www.masato-naganuma.jp/h23siryou/h23-7-21sicyouhatugen.htm

 なぜ羽生病院がイオン駐車場への移転を求めているのかをここに述べる。

羽生市推薦の農地は困難
 さて、このような機能(今後増加傾向にあるがん患者に対して、診断から治療まで完結できる、がん診療拠点病院を目指す、多機能救急治療室や集中治療室など、救急患者に高度な医療を提供できる体制の確立、将来首都圏で起こることが予想される震災時に、災害医療の拠点病院として機能できる施設の整備、ヘリポートの整備など)を持った新病院をどこに建てるべきか、この数年間建設用地についていろいろ可能性を模索してまいりました。羽生市以外への移転も検討しましたが紆余曲折を経たのち、羽生市当局からは、当院が土地を取得することを条件に、市内の農地を候補地として推薦していただきました。
 当院はこれを真摯に受け止め専門家に調査を依頼しました。結果は地権者が多く土地の取得には数年間かかること、用途転用し、整地し建物が建てられるように整備するのに2年、病院建設に2年の合計8年から10年かかるとの見通しです。また、立地的に患者搬送のためのヘリコプター運用にも支障があることが分かっています。これでは到底受け入れられるものではないことを、皆様にはご理解いただけると思います。

イオン西側駐車場なら3年で開院可能
 今、羽生市内で病院が最も早く建てられる可能性のある場所が浮上しています。それは、イオンモール羽生の西側駐車場です。ここは、土地の所有者は埼玉県で、イオンが賃借しています。この場所なら、最短で3年以内に病院が開院できます。ただし、課題があります。まず、埼玉県から病院建設の許可をいただくことができるか否か。そして、イオンモール羽生が病院建設のためにご協力していただけるかどうか、です。
 羽生総合病院サイトより引用

 だが、この建設的提案をイオンも埼玉県も羽生市も踏みにじった。
 たかが産業団地だからと言う言い逃れはもはや通用しない。私は以下の提案を行った。

1.周辺の駐車場を立体化して4階建て*各フロア300台にする。そして空いた敷地にヘリポートを併用した新病院を建設する。
2.現敷地の所有権を無償で羽生市は埼玉医療生活協同組合に譲渡して今までの無礼な経緯を謝罪すること。
3.埼玉県および羽生市、イオンモールは羽生総合病院の増改築に対して一定の負担を担うこと。
4.徳州会は運営法人として、大きな責任を担うべく全体の5割の出資を行う。

 そこで、さらに具体的な提案に踏み込む。
1.徳州会が5割、羽生市2割、埼玉県およびイオングループが各1割で建設費をまかなう。
2.イオンの取引先の協力を得て病院の建設を行うこと。
3.羽生市は現敷地の所有権を無償で埼玉医療生活協同組合に譲渡して今までの無礼な経緯を謝罪すると同時に今後このようなことのないように改善を行うと同時に判断ミスを犯した市長をはじめとする幹部どもは全員報酬8割削減2年の処分を行う。また、埼玉県と共同でパチンコ店の建設を厳しく規制し、居抜きであっても進出を抑制し、跡地に積極的に介護福祉施設や幼稚園・保育園を進出させること。
4.イオンディライトと徳州会は総合FMSの締結を行い、立体駐車場の管理をディライトに請け負ってもらうほか省エネでもアドバイスをもらう。
5.イオンが運営するハピコムと徳州会は薬剤や医療周辺用品の共同購入で提携する。

 それぐらいはやってこそ、羽生市民の不信感を解消することはできないだろう。


2012年07月03日
「わたしにはすべてのことが許されている。しかしすべてのことが益になるわけではない」(コリント一6:12)
 今回は「わたしにはすべてのことが許されている。しかしすべてのことが益になるわけではない」(新約聖書・コリントの信徒への手紙一6:12)から引用する。
 600回目を迎えて思うに、去年10月からのブログ最下位でここまで到達するとは思わなかった。
 この言葉は日本国憲法全体に貫かれた思想ともいえる。国民には自由が許されているが、選んだ以上それに対する責任がある。私は宗教原理主義者でもなければ、教条主義でも過激派でもない。一から十まで全て同じだと言う人間はいるのだろうか。それぞれの利害関係があってそれはないのが現実だ。日本国憲法によって認められた自由を勘違いして、他人への憎悪扇動に使う愚か者が後を絶たない。
 だが、海外ではそうした行為を憎悪扇動罪で裁いている。アメリカでは人種や肌の色、宗教、国籍、性的指向やアイデンティティ、障害への憎悪扇動発言を厳しく裁いている。ドイツ憲法では、自分の意見を発する自由を保障する一方、治安を妨害するような言論の濫用を厳しく規制している。また、ナチスによるホロコーストの経験をもつドイツでは、民族集団に対する憎悪を煽動するような行為を刑法(民衆扇動罪。第130条)で特に禁止している。イギリスでは、公共秩序法によって、人種的嫌悪を煽動したものは最高7年の懲役に処される。カナダでは、肌の色や人種、宗教、民族的出自、性的嗜好によって区別される集団に対する嫌悪を煽動した者は最低でも2年、最高で14年の懲役刑となる。オーストラリアのビクトリア州では、人種的宗教的寛容法によって、人種や宗教を理由に人を嫌悪、憎悪、侮蔑、愚弄する行為に関わることが禁じられている。
 ベルギー、ブラジル、デンマーク、仏、アイスランド、印、ヨルダン、蘭、ニュージーランド、ノルウェー、ポーランド、セルビア、シンガポール、スイス、スウェーデン、タイでもあるのだ。これらはすでに立派な国際法として成り立っているのだ。
 私はいかなる差別を憎む。だが、ハシゲのように弱者を叩く事で自らへの支持を広げる犯罪者など許しがたいし、戦争責任を不当に否定して逃げる輩などとは手を組む気にはならない。それでも、脱原発と言う社会的な運動に関しては共闘したいと申し出てきた場合、私は否定する気持ちになれない。休戦協定を交わした上で共闘すると言うことだ。
 それと同時に、目的達成のためには手段を選ばないやり方は絶対に正当化できない。それで厳しく批判されているのがシーシェパードなるエコテロリストではないか。反捕鯨という目的を掲げているが単なる金稼ぎと冷笑されているのが現実だ。この前の「五十歩百歩」で指摘した愚か者はあの後議論を交わそうと努力した方へ暴言を吐いたため私をはじめとする読者から厳しく槍玉に挙げられている。私は少なくともハシゲやポルポト石原たちとの連携は絶対に断る(ブログで徹底的に批判しているからそれは分かるだろうが)。だが、野中広務氏や加藤紘一氏、河野洋平氏や植草一秀氏とは共闘できる余地はある。
 私に批判された愚か者はそうした人でも排除すると言う恐るべき独善性に満ちた人物だった。これではネウヨとどう違うのか。私には全く理解すらできなかった。あのオサマ・ビン・ラディンのような原理主義であり、ビン・ラディンを正当化できるといっているに等しい。
 そうなれば、完全なディストピアである。私は極右も極左も嫌悪すると言うのはそうした思想ゆえだ。天皇制に関して言えば縮小はしていくべきだと考えているがなくす事は無理だろうと思っている。だから、ロイヤルファミリービジネスもいいのではないかと思っている。
 参考としてイギリスを挙げる。即位60周年を迎えるエリザベス2世を筆頭とするロイヤルファミリーには、イギリス最先端のビジネスグループを率いる経営者としての顔があり、貴重な宝飾品や美術品など王室コレクションを活用してビジネス展開し、農地や高級商業地などの広大な領地からは賃料を得るだけでなく、エコ住宅の開発にも乗り出した他に、オーガニック食品の販売からガーデニンググッズなどのブランド戦略も手がけている。
 これは英国政府の厳しい財政難に直面し、ロイヤルファミリーは、新たな発想を武器に、国民に身近な王室に生まれ変わるという新たな挑戦を始めたのだ。2012年まで国会承認で王室費(内訳=スタッフの制服の一部支出、スタッフの給与、宮殿等維持費)が支払われているが、2013年からは王室費が支払われないので、伝統文化継承にかかる費用捻出の為にも財テクをして準備している。尚、以前から王室メンバーの個人収入は代々受け継がれた領地・個人資産の運用から得ている。
 財テクとまでは賛成しがたいが、実業でなら何とかなるだろう。環境に優しい商品を皇室お墨付きの商品としてライセンスシールを販売してその手数料で稼ぐと言うのも一つのアイデアだ。
 現実と理想をどのように折り合うかが、問題解決の糸口である。


2012年08月12日
いつまでも嘘を突き通せると思うな、野田佳彦!!
消費増税反対が56%
2012年8月12日 17時33分 沖縄タイムス社
 共同通信社が11、12日実施した全国電話世論調査によると、消費税増税法成立に基づく税率引き上げに反対する意向を示したのは56・1%で、賛成の42・2%を上回った。前回7月の調査とほぼ変わらず、増税反対が依然根強いことを裏付ける結果となった。
 民主、自民、公明の3党首が「近いうちに信を問う」ことで合意した衆院解散の時期については「できるだけ早い時期」が最多で35・1%、次いで「来年夏の衆参ダブル選挙」24・6%、「今年の秋から冬」22・5%の順だった。「2013年の早い時期」は10・6%。
 韓国の李明博大統領の竹島上陸をめぐる政府対応に関しては評価しないとの回答が50・4%だったのに対し、評価するは44・7%。(共同通信・沖縄タイムス社)

 これが、日本国民の圧倒的多数の民意である。
 では社会的制裁の一環として悪税増税に賛成した愚か者を次回の選挙で強制落選させるべく提案する。
 参議院でも同様に絶対に見逃してはいけない。連中を一つ残らず公職追放し、私財を全て国に戻してもらうべきだ。
 だが、同時に警告しておきたい。悪税反対を叫ぶ人たちの中身を問わねばならない。たとえばTPPに賛成していると言う段階でその時点で選択対象外にすべきなのは言うまでもない。又日本国憲法の改悪に賛同する連中もその時点でアウトだ。
 今大切なのは日本が隣国との関係を改善することである。まずは韓国との和解を急がねばならないのは言うまでもない。ロシアとの和解も待ったなしの状況だ。そのためにはまずやるべきは従軍慰安婦の問題や戦争責任の問題で日本政府が公式に責任を認め謝罪することだ。日本国内における事実を不当にごまかす愚か者どもには憎悪扇動罪で取り締まる厳しい姿勢を示すことだ。そうするだけでも韓国における反日のムードは一気に消える。
 その次にやるべきはロシアとの平和条約締結だが、全千島列島の無条件返還は待ったなしである事は言うまでもない(ネット極右はあろうがことか南樺太まで強奪しようとほざいているが論外だ)。そこにロシアからの移民を受け入れる事を条件にロシアとの大幅な軍縮条約をアメリカを巻き込む形で締結すべきだ。
 アジア(北京における独裁政権やビルマにおける独裁政権に関しては論外だが)との和解で、日本はアジアの玄関口としての地位を再び確立する事になる。それを実現するには日本国憲法の維持(天皇制の緩やかな縮小が条件なのは言うまでもない)と事実を見据えた政策の実現が必要なのだ。そうした事をしないでただ単に「金が足りない金をくれ」じゃバカにするなといいたい。






2012年10月11日
暇を持て余しているだけのチンピラに愛国心が語れるか





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 これは東京のある場所で携帯電話のカメラで撮影したものである。
  皆さんにはぼんやりして分からないと思うが、演説車に注目して欲しい。この連中、国際勝共連合なる反共団体(というより極右団体であり、日本国憲法を不当 に踏みにじるヘイトスピーチを連発する愚か者)である。だが、この連中が統一協会と関係していることは皆さんご存知だろうか。
 この連中と、アベ シンゾー、アホータロー、デブ森、エッチ山崎(おそらく復活はないのだろうが)、ヒトラー小泉(Jrも含める)をはじめとするジミントーの売国奴の愚か者 どもが手を組んでいる他、日本チキンの会こと『日本維新の会』(別名王政復古党)とも癒着関係にあるほか、減税日本の河村たかし、ミンナノトーの渡辺某と も関係は親密である。アベシンゾーは統一協会の合同結婚式に祝電を送ったことが明らかになっているが「私人としての立場で地元事務所から『官房長官』の肩 書で祝電を送付したと報告を受けた。誤解を招きかねない対応で、担当者に注意した」と釈明している。
 それでも、利用されたことは恥である。統一協会を厳しく批判すべきなのが真の愛国者ではないのか。この連中には腹が立ったのですぐに交番に駆けつけて話をして追い払ってもらったが街頭でヘイトスピーチをやることは立派な憎悪扇動罪である。
  彼らは人を騙して金を巻き上げてそこで貪り食うだけの寄生虫に過ぎない。そんなのを人は良くてチンピラという。暇を持て余しているだけのチンピラにこの国 への愛国心を語る資格などない。大好きなアメリカにでもさっさと行けと言いたい。アメリカは凄まじいまでの格差社会だ。それが怖いから日本で吠えているだ けのチキンなのだ。

 2013年03月08日
あえて耐えて対話に応じよ
 2013年1月12日の朝日新聞朝刊によると米国から北朝鮮を10日まで訪れていたリチャードソン前ニューメキシコ州知事やグーグル社のシュミット会長らの訪朝団で、副団長を務めたK・A・ナムクン氏(北朝鮮と独自のパイプを持ち、長年リチャードソン氏の顧問を務めた)が11日、朝日新聞の取材に応じ、北朝鮮が安倍政権との対話に意欲を示しているとの見方を示したという。
 ナムクン氏によると、今回の訪朝団の主な目的は、シュミット氏と北朝鮮のIT(情報技術)事情を視察することだったが、ナムクン氏自身は、団体行動の日程とは別に、北朝鮮政府関係者と日朝関係についても意見交換したという。
 だが日本と朝鮮には不幸な関係がある。拉致問題と戦争問題である。そこで、ここはあえて話し合いを行うと同時に双方が痛み分けという形でこのような提案を行う。

 朝鮮への提案
 拉致事件を起こした関係者を日本と連名で国際法廷を立ち上げていただき、きちんと裁いていただくと同時にすべての被害者を原則として日本に戻すこと。ただ韓国人も拉致されていることを考えると非常に難しいのでそのケースについては本人の意向を尊重すること。
 民主化を急ぐこと。キム体制については日本の皇室制度を参考に立憲君主制にすること。そのことで核開発やロケット問題でも信用を得られる可能性が高くなる。
 報道の自由を保障する事。ただ税制については富の再分配を徹底するため1984年レベルの日本の課税ベースを参考に所得税・法人税をきちんと納めてもらう。

 日本への提案
 現内閣と皇室が連名でアジアに対して戦争責任を認め公式に謝罪する事。
 現内閣は日本国憲法の尊重と死守を宣言する事。

 両国への提案
 核開発およびロケット開発を日本・韓国・中華・朝鮮・モンゴルの五か国で行う。そのための開発機関を平壌に立ち上げ、アメリカ政府にも協力をいただくこと。
 再生可能エネルギーの大幅導入を行う。
 共同開発で節約できた費用については日本のJAの協力を仰ぎ、農業の復活にすべてそそぐと同時に工業化については国有企業の競争入札による売却で海外企業に工場を立ち上げていただく。

 この提案では富の再分配について特に気を使っている。
 というのは資本主義を急激に導入した結果モンゴルはすさまじいまでの格差社会が生まれてしまった。その失敗を繰り返すわけにはいかない。だから、富の再分配を重視する必要がある。こうして信頼関係を構築し、やり直していかない限り双方の不信感だけが募ってしまうのである。


Original text