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【野球】

近藤産興、勝ちは貸しません! V候補フタバ産業破り2勝目

2019年1月13日 紙面から

2失点で完投勝利を挙げた近藤産興の可知

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 前回最下位の近藤産興が4-2で連覇を目指すフタバ産業を破り2勝目(1敗)。エースの可知洸投手(29)=日本福祉大出=が強打線相手に2失点完投勝利した。GTRニッセイはイスコジャパンを下し開幕3連勝。ニデックはパナソニックデバイスSUNXに勝ち2勝1敗とした。

 緊張感に耐え抜いた。最後の打者を中飛に抑えた可知はグラブを手でパチンとたたいて喜びを表した。

 「向こうは打線がいい。集中を切らさずにいくことだけ考えた」。相手は大会屈指の強力打線。立ち上がりはボールが高めに浮いて先制された。しかし2回に味方が奮起し、上戸の2点適時打などで逆転。可知は「上戸の2点が大きかった。いつも以上に低めを丁寧に突こうと思った」と変化球を両サイドへ散らし、チェンジアップでかわしてリードを守った。

 愛知・岡崎城西高から日本福祉大へ進んだ。181センチの長身を折り曲げて投げるのが特徴。スピードはなくても正確なコントロールで勝負する。

2回裏、近藤産興2死満塁で上戸が左前に2点適時打する=パロマ瑞穂球場で(いずれも高野行正撮影)

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 昨年、この10強リーグに初出場して1勝に終わり実力差を痛感した。「フワフワしたままでした」と振り返る。1年たった今大会は「普段通りに戦えるようになりました」と自信が増した。「何んでも貸します」のキャッチコピーでよく知られる近藤産興。野球部はもう簡単に勝ちを提供することはない。 (高野行正)

 2回の近藤産興は、押し出し四球と敵失で先行した後の2死満塁から上戸が左前へ2点打。「バットを短く持ってシャープに振った。1回はバタバタしたのでここで決めようと思った」。東邦高、日大を経て加わった好打者は「3番の仕事ができました」と喜んだ。

GTRニッセイ(3勝) 020000000―2

イスコジャパン(1勝2敗) 001000000―1

フタバ産業(1勝2敗) 100010000―2

近藤産興(2勝1敗) 04000000x―4

パナSUNX(2敗1分) 000000000―0

ニデック(2勝1敗) 00010000x―1

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