フィギュアスケート男子で今季現役復帰し、昨年12月の全日本選手権で2位となった高橋大輔(32)=関大KFSC=が12日、来季の国際大会出場に意欲を見せた。同日、東京都内で開かれた、自身がコーディネートしたマンションの発表イベントに出席。「グランプリ(GP)シリーズは頭に入れてなかった。もしどこか(チャレンジャー・シリーズなどの)B級戦とか行けて、自分が行きたいと思ったら試合をやってみたい」と話した。
今年も目標とする年末の全日本選手権に向け、秋の近畿選手権から実戦を重ねていく中で、GPよりも格付けが低い国際大会に出場するというプランだ。
高橋は、全日本選手権2位の実績から選出される可能性のあった3月の世界選手権(さいたま)出場を辞退した。ただ、来季は日本スケート連盟が定める強化選手に入る可能性がある。そうなれば、今季は出場することがなかった国際大会への道が大きく広がることになる。
また、この日は今後のジャンプ構成についても言及。全日本選手権の公式練習で成功した4回転トーループをショートプログラムに入れることを明かし、「ショートとフリーで1本ずつ決められれば…。公式練習でトーループを跳んでうれしかったので、サルコーが跳べれば最高かな」と話した。 (川越亮太)