西武から楽天にFA移籍した浅村栄斗内野手(28)が12日、愛媛県今治市で合同自主トレを公開。冷たい雨の中、サッカーで体を温めるとキャッチボールにティー打撃、最後はロングティーで豪快なスイングを披露した。
メニューは例年同様ながら「今までと違うプレッシャーはある。昨年以上にやってやるという強い気持ち。自分の成績よりチームを勝たせる一打を意識して、楽天のためにプレーしたい」。新調したグラブ、スパイクなど全てに楽天カラーのクリムゾンレッドを使い、心は既に楽天だ。リーグVのチームから加わったからには、優勝請負人としての自負がある。「打率3割、30本塁打、100打点をクリアしたい」と目標をぶち上げた。
また2020年東京五輪への意欲ものぞかせ「代表に選ばれるためにも、成績をしっかり残したい気持ちは強い。そのためにも今年は大事」。4年に1度開催される国際大会・WBSCプレミア12では、15年の第1回で日本代表の1次候補に挙げられながら本大会で落選。今年11月には東京五輪予選を兼ねた第2回大会が日本であり、浅村にとって勝負の年となる。 (竹村和佳子)