京田「もちろんショートは俺」　根尾と初対面　ガッチリ握手

　中日・京田陽太内野手（２４）が１２日、ナゴヤ球場で根尾と初めて対面。遊撃の定位置争いをするライバルとみられるが、逆に気遣いをみせるなど、よき兄貴分として振る舞った。

　京田の前にランニングの隊列から外れた根尾が歩み寄る。互いに手袋を取り、右翼の定位置付近で握手を交わした。これが２人のファーストコンタクト。「初めて近くで見ましたけど、キリッとして男前ですね。体もがっちりしていて、落ち着いた雰囲気がありました」と京田は１８歳が持つオーラを感じ取った。

　簡単なあいさつを交わすと三塁ベンチ前にいる報道陣の方を向いてひそひそ。「みんな僕らのこと見てるねって言ったんです。２人でカメラにピースしようかと思いましたけどね」。これにはやや緊張した表情だった根尾もニッコリだ。「『よろしく。一緒に頑張ろう』と声をかけてもらいました。優しかったです」と印象を語った。

　ドラフト直後から話題となった２人の遊撃争い。この日も「負けたくない思いはあります」と根尾が言えば、京田も「ショートは京田と言われるように結果を残すだけです」ときっぱり。互いに譲るつもりはない。