「ライトノベル作品の完成度は全然違う」(秋田)

――お２人が初めて会ったのはいつ頃のことでしょうか？ ――秋田さんがデビューしたのが1991年。そして安井さんがデビューしたのが1998年。まずお伺いしたいのですが、デビューされた頃と比べて、ライトノベル業界はどのように変わったと考えていますか？ ――全体的にレベルが上がった理由とは？ ――安井さんは「なろう」作品を読まれているそうですが、秋田さんは「なろう」の作品などを読まれたりしているのでしょうか？ ――ラノベの今をお伺いしたので、ラノベのこれからもお伺いします。出版不況が叫ばれる昨今ですが、これからラノベ業界はどうなっていくと考えていますか？ ――では、まず悲観的なほうをお願いします。 ――確かに、「なろう」に投稿されている方は、プロではない方が多いですからね。 ――次に、悲観的ではないほうの考えを聞かせてください。

「いつかまた、ファンの方とお話がしたいですね」(安井)

――４月29日には書泉ブックタワーにて『ラグナロク:Re』のサイン会が開催されました。 ――担当編集曰く、「女性のお客さんの多さに驚いた」とのことでした。『オーフェン』も、やはり女性ファンがたくさん？ ――『ラグナロク:Re』に女性のファンが多い理由を、安井さんはどのように考えていますか？ ――では、『オーフェン』のほうはいかがでしょうか？ ――「文章に独特な感性がある」と『オーフェン』を読んだ安井さんは感じたようですが、秋田さんは安井さんの著作を読まれて何か印象に残っていることは？ ――『オーフェン』の制作時のスタンスとして、これだけは一切変えていない、というものはあるのでしょうか？ ――書きたいものを書くということがモチベーションにも繋がりそうですからね。ちなみに、お2人の一番筆が乗るタイミングはどういう時でしょうか？ ――お仕事と言えば、秋田さんはアニメ作品のノベライズを含めて、非常に多岐にわたって活躍をしています。今、これに挑戦してみたい！　というものはありますか？ ――プロフェッショナルですね。

「自分の書きたいものを書くのが一番」(安井)
「書き上がったものに勝るものはありません」(秋田)

――お2人とも、もう長いお付き合いになると思うのですが、お互いに何か印象に残っているエピソードはありますか？ ――安井さんはどうですか？ ――お2人の仲の良さが垣間見えますね。話は変わりますが、今ご自身の中で、何かマイブームはありますか？ ――秋田さんは？ ――ありがとうございました。では最後にラノベ業界に長年携わってきた先達として、若い作家の方たちに伝えたいことがあれば、お願いいたします。では、まず安井さんから。 ――次に秋田さんもお願いいたします。 ――自信を持って、作品を書き続けてほしいと。