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【大リーグ】

大谷、雄星撃ちに意欲! 花巻東高同窓対決!

2019年1月12日 紙面から

「テレビ朝日ビッグスポーツ賞」の授賞式で、エンゼルスの大谷翔平(左)と並んで記念撮影する日本ハムの吉田輝星=ザ・プリンスパークタワー東京で(北田美和子撮影)

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 エンゼルスの大谷翔平選手(24)が11日、東京都内のホテルで行われた「テレビ朝日ビッグスポーツ賞」の表彰式に出席。花巻東高の先輩でポスティングシステムで西武からマリナーズに移籍した菊池雄星投手(27)について「対戦を楽しみにしながら頑張ります」と“先輩撃ち”への意欲をみせた。

 先輩、覚悟! ビッグスポーツ賞の表彰式で菊池との対戦に向けた気持ちを聞かれた大谷の表情はこう言いたげだった。花巻東高からプロに巣立った同窓生。しかし、今季からはア・リーグ西地区の敵同士。手加減する気はさらさらない。

 「マリナーズとはシーズンを通してやっていくと思うので…。安定して試合に出られれば、必ず当たるチャンスがあるんじゃないかなと思っているので、そこも楽しみにしながら頑張ります」

 日本では先輩と後輩の仲だったが、米国では立場が違う。今季の菊池がメジャー1年目なのに対して、大谷は2年目。しかも、1年目に打者として22本塁打を放ち、ア・リーグ新人王に輝いた実績がある。だからこそ先輩との直接対決でも、全く気後れしていない。

 今季は右肘の手術からの復活がかかる大谷にとって、二刀流は当分お預けだが、まずは打者での戦列復帰を見据えている。完全復活を証明するには“先輩撃ち”はピッタリ。エンゼルスとマリナーズは同じア・リーグ西地区だけに、今季の対戦が最も多い19試合というのも何かの縁か。ちなみに日本での対戦成績は5打数2安打だった。

 もちろん、大谷はそのことを十分すぎるほど分かっている。その証拠に2年目のイメージを聞かれると、「しっかりいい形で(戦列に)復帰していくこと。その過程を経て、もっとよいシーズンにしたい」と力強く言い切った。 (川越亮太)

 

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