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【ドラニュース】

大野奨、よみがえった送球「右肘全然違う」

2019年1月12日 紙面から

ノックを受け、返球する大野奨=沖縄県宮古島市の多目的運動公園で(今泉慶太撮影)

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 中日の大野奨太捕手(31)と谷元圭介投手(33)が11日、沖縄県宮古島市の宮古島市多目的運動公園で行う自主トレを公開した。FAで日本ハムから加入した昨季、期待されながらも満足いく成績を残せなかった大野奨は「チームの中心になれるようにやりたい」と巻き返しを宣言。谷元は決意の丸刈りで「心機一転です」と再出発を誓った。

 まぶしい陽光の下、気持ちよさげに大野奨が投げた。伸びのあるボール。FAで中日に加入したばかりだった1年前とは全然違う。右肘を手術した影響で、失われていた本来の送球がよみがえった。「全然違います。不安がない。去年みたいにウズウズしているのがないんです」。表情は自然にほころんだ。

 昨季はプロ入り最少となる63試合の出場にとどまった。「結果として受け止めないといけない。自分を見つめ直せたとプラスに考えたい。奮起したいと思いますし」。言い訳になると決して口にしないが、右肘の状態が低迷の原因であるのは明らかだった。

 期待が大きかったからこそ、風当たりも強かった。結果が出なければ批判されるのがプロの世界。「気にしないようにはしていました」と言うが実際は無理だった。

 「体が反応してしまう。力が入ったり、普通にできなくなる。脳が動いてしまう」と苦しい胸の内を吐露。ただ、そんな状況は終わり、再スタートの幕が開けた。

 

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